2022年12月31日土曜日

2022年を振り返る



12月31日。大晦日ですね。

皆様は如何お過ごしでしょうか。

タイトルの通り今年を振り返ってみると、相変わらず仕事ばかりしていた印象ですね。
自粛や制限も随分緩和され、かつての日常に近くなったと感じますが、やはり去年に続いて一般の方のカウンセリングの依頼が多かった一年でした。

もちろん全てのケースが当てはまるわけではないものの、リモートワークの増加や人との接点の減少により、メンタルの調子を崩した方からの依頼は多かったですね。
つまり普段我々はそれほど他者との交流によって心の安定を図っているものなんだな、と再確認させられます。

そもそも我々人間に限らず生き物は全般的に『平穏』を好みます。逆に『変化』にはストレスを感じます。
これまでの常識や生活様式が変化した負荷は、意識無意識にかかわらず我々の心に影響を与えているのでしょう。

とはいえ、全く変化がないというのも退屈を感じてそれも精神衛生上よろしくないわけで、ほどほどに振り回されない程度の変化の刺激がありつつ、というのがベストなのでしょうがね。それもわがままな話ですけどね。

わがままでいいんですよ。生き物なんて本来わがままに自分の欲求に素直に生きることが一番いいわけですから。
でも社会で生きてゆく以上は好き勝手もしていられない。だから『ほどほど』なんていう曖昧な表現になってしまうのでしょうね。

この『ほどほど』が難しいわけでして。
特に真面目な方や完璧主義の方などは、物事を0か100か、善か悪かで捉えてしまいがちです。
これは所謂、認知の歪みの一つともされていて、ストレスを感じやすく自責・他責に陥りやすいとされます。
そもそも物事には表裏があり、時と場所によって正誤も変わってくるものです。100人いれば100通りの考え方があるわけですから。だからあまりこだわり過ぎてしまうと、どうしても矛盾に突き当たってしまい答えが出せなくなってしまう。

ということで、2022年はどんな年だった?と聞かれれば、

「色々なことがあったよ。良いことも悪いこともね。おおむねいい年だったかな」

ということにしておきましょう。
少なくとも、今こうして一年を振り返った時に気持ちが沈むこともなくいられているのならそれに越したことはないでしょうし。

良いも悪いも、善も悪も、楽しいも辛いも、退屈も変化も、清濁併せ吞んだ柔軟な心でいられることがなにより有難いなと、そう感じます。
※ちなみに「退屈」の対義語は「没頭」、「変化」の対義語は「不変」ですが文脈的にこっちのほうがしっくりきたので、まぁ柔軟に(笑)

では今年が終わるまであと数時間、久しぶりに自分の時間を過ごしたいと思います。
皆さまもよい大晦日をお過ごしください。



※名古屋 栄カウンセリングは、2022年12月31日(土)~2023年1月3日(火)の期間でお正月休みを頂きます。

お問い合わせフォームは稼働しておりますが、ご対応は1月4日からとなります。

ご理解頂けますようお願い申し上げます。