2016年10月13日木曜日
一言カウンセリング⑧ ~ 「誰かのせい、じゃない。自分に起きていることとして捉える」~
「誰かのせい、じゃない。自分に起きていることとして捉える」
カウンセリングをしていると、たくさんの悩み事をお聞きします。
それらの悩み事の多くは、外的な要因で起きることがあります。
外的な要因とは、その方を取り巻く環境、それは職場であったり家庭であったり様々です。
そしてそれは、悩んでいるその方本人に責任がないものも多くあります。
一方的に悪意を向けられたり、癖の強い人に巻き込まれたり、依存的な関係性を求められたりなどは、
「私は悪くないのに困った」
と言ってしまいたくなります。
確かにその通りです。
落ち度なんてないしあなたは全く悪くありません。
しかし、解決するためにはそうも言ってはいられません。
多くの悩みの解決の第一歩は
『自分事として捉えること』
悪くはないけれど、悩んでいるのは本人です。
困っているのも本人。
悪意を向けられて嫌な思いをしているのも、
巻き込まれて迷惑しているのも、
依存的な関係を求められているのも、
全て悩んでいる人本人です。
その時点で無関係ではいられないし、
その状況を変えたいと思っているのもまた本人だけなのです。
ですから、そう願う本人が解決するしかないということです。
他人には解決することはできません。
与えられた解決では本人は満たされません。
『正しい』とか『悪い』を決めることにあまり意味はありません。
まずは、
悩んでいるのは自分、
解決したいのも自分。
それを自覚して悩み事に向き合う必要があります。
その時、解決の糸口が見えてくることもありますし、
周囲の人たちや我々相談援助の役割の人間は、解決に協力することができます。
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