2016年11月30日水曜日

よかった探しをしよう


ここ数日はすっかり冬の寒さになってきてますね。
明日から12月に入るともっと寒くなるのでしょう。私は本当に冬というのが苦手でして、寒いとダイレクトに体調が悪くなってしまいます。
なので、この時期は体が冷えないように色々と対策をしているのですが、これからの本格的な冬を思うと少し気が重くなってしまいます。

寒さ対策として、心理に携わる者としてはそちら方面からのアプローチにも興味はあります。
いわゆる、『心頭滅却すれば火もまた涼し』の逆と申しましょうか。
無念無想の境地に至れば、どのような苦難でもしのげるという意味です。

これは決して気休めではなく、実際に人の体というのは心の持ちようで良くも悪くも影響を受けます。
火箸が熱いことを理解している幼児に、熱くない火箸を手に触れさせたところ、火傷をしたと勘違いした幼児は本気で熱がって、軽い火傷の症状すら出たという実験もあるそうです。
(この実験、詳しく知っているわけではないので信憑性は各自でご判断ください)

『思い込みの力』ということですね。
『プラシーボ効果』といった方が馴染みがあるかもしれません。

これは、悩みの解決にも効果的です。
「人生が不幸だ」と思い込んでいる人の人生は本当に不幸になります。
なぜなら、自分が不幸だと思い込んでしまっているから、『不幸』にアンテナが向いてしまっているのです。

結果、『不幸』を証明するような出来事ばかり印象に残ってしまい、
更には自分に起きた出来事を『不幸』というフィルターを通して解釈してしまう。
わかりやすく言うなら、『不幸探し』をしてしまうということですね。

ですので、幸せな人生を望むのでしたら『幸せ探し』をおすすめします。
自分に起きる出来事から、『良かったこと』『嬉しこと』を探していくのです。
するといつか無意識で『幸せ』にアンテナが向き、幸せフィルターが人生にかかります。

現実はどうだっていのです。
『幸せ』とか『不幸』は他人でなく自分が感じることだから。

愛少女ポリアンナ物語でも言っていました。
「どれだけ苦し状況でもよかった探しをするんだよ」と。

そうは言っても、
「自分の人生に幸せなんて見つけられない」
と感じてしまうことがあっても心配ありません。

カウンセリングでは、あなたの『よかった探し』のお手伝いもできます。
むしろ、本人でないからこそ柔軟によかった探しができる役割とも言えます。

自分の人生を幸せなものとするか不幸なものとするか。
自分で決めることができるのです。


 垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月29日火曜日

欲求と理性のせめぎ合い


先日お呼ばれしてきた食事会なのですが、その食事会はビュッフェスタイルでした。
味はとても美味しく満足だったのですが、私はいつもビュッフェスタイルで後悔をしてしまうことがあります。

それは、「欲求に勝てない」。
ついね、美味しそうなお肉や好物のカレーに手が伸びてしまい、せっかくたくさん種類がある品目なのに食べきれないんですね。
もっと普段は食べる機会がないようなものを食べれるチャンスなのに、どうしても好物の欲求に負けてしまう。

頭では分かっているんだけど、心が言うことをきいてくれない。
ということです。

『頭』と『心』とは繋がっているようで実は別々に働きつつ影響を与え合っている関係性です。
よく言いますよね。
「わかっちゃいるけどやめられない」

そして、その頭と心のズレというのは悩みの素でもあります。
ダイエットでもそうですし、
やらなきゃいけないことなのに取り掛かれないとか、
不安に感じなくてもいいことなのに体が震えてしまうとか。

いくら理屈で理解していても、心が拒否することは抵抗してしまうんですね。
人はまず心で反応します。そしてその反応を理解するのが頭です。

なので、心の反応を都合よく解釈して納得してしまうことがあります。
自分で自分に言い訳をするようなことが起きるうわけですね。
それが、「しょうがないよ、わかっちゃいるけどやめられないんだもの」の心理だったりもします。

でも逆に、頭(理屈)で心(気持ち)をねじ伏せて本心とは違った行動をとることもあります。
「欲求に勝った」と喜ぶこともできますが、その時はねじ伏せられた心が抑圧されてしまい、『ストレス』となってしまいます。
ストレスが溜まってしまうと色々と不具合が起きるのはご存じだと思います。

じゃあ『心』と『頭』のどっちに従うのがいのか?
となるかもしれませんが、それは適度なバランスとしか言えないところでしょう。

適度に欲求や気持ちの赴くままに行動し、
適度に理性や合理性を優先させる。
そのバランスのとり方が、人生をストレスなく生きるコツといえるのだと思います。

しかし注意点もあります。
確かに社会で生きてゆくためには、適度に心から生まれる欲求を理性で我慢することも必要なのですが、その時でも『自分の本当の欲求や気持ち』自体をなかったことにするのはよくありません。

「そんなことしたくなかったからいいもんね!」
と自分に嘘をついて、本心を無自覚に否定してしまうのではなく、
「本当はしたかったんだけど我慢することを自分で決めた」
そんな風に満たされなかった欲求も認めてあげることが、心の健康には必要です。

「自分に正直に」
シンプルな言葉ですがとても大切なことなのですね。

 垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月28日月曜日

日本カウンセラー学院 卒業生の集い


昨日、私が講師を務めているカウンセラー養成学校の卒業生の皆さんのクラス会にお呼ばれしてきました。
誘ってくれたみなさん、ありがとうございました。とっても楽しかったですよ。

いいものですね、いわゆる社会人学校なので、学生さんの年齢も様々で、比喩でなく親子ほど年齢の離れた方たちが一つのクラスに所属するというのは、普通の学校とは違った連帯感や交流の輪というものが生まれます。

しかも学んでいる内容が心理なわけで、心理を学ぶためには自らの心に目を向ける必要があります。
それは時には辛さを感じることもありますが、そういった学びを共に歩んできたクラスだからこそ『繋がり』を強く感じられるというものあるのでしょう。

さて、そんな日本カウンセラー学院の卒業生の皆さんにお知らせがあります。
学院の卒業生有志による『卒業生交流会』の第2回開催の情報です。

このイベントは、『カウンセリングオフィス+α』さんが企画主催として『 日本カウンセラー学院 』の卒業生・在校生を対象とした交流会となります。

卒業期も違う皆さんが顔を合わせる機会というのは少なく、前回の開催でも現職としてカウンセラーをされている方から、これから活動を考えている方まで幅広くお集まり頂き情報交換などが行われました。

今回の交流会では、名古屋校の卒業生の方たちにはおなじみの『あの方』も、ゲストとしてご参加していただけることになっていますのでお楽しみに。

交流会の情報は以下となります。

主催:カウンセリングオフィス+α
   ※ 日本カウンセラー学院による主催ではありません。

開催日時:2017年 1月15日(日) 15:00 ~ 17:00 ( 14:30 受付開始、17:30 最終撤収 )

場所:PRONTO 名古屋丸の内店
   愛知県名古屋市中区丸ノ内2-20-19 東京海上日動ビル1F
   ※ お店に専用駐車場はありませんので、お車でお越しの方はお近くのコインパーキングをご     利用下さい。

参加費:3,500円( 税込 )
    ※ 軽食、ドリンク( ソフトドリンク or アルコールをお選び頂けます )付き。
    ※ 参加費は当日の受付の際にお支払い下さい。

参加資格:日本カウンセラー学院の卒業生・在校生

参加を希望される方は、12月10日までに下記のメールアドレスに
【お名前】【卒業期】を明記のうえ「交流会参加希望」とご連絡下さい。
※PCからのメールが受け取れるアドレスでお願いします。
内容・詳細のご案内をメールにてお伝えさせて頂きます。

カウンセリングオフィス+α
mail:counselingofficeplus.a@gmail.com

前回の交流会の様子などをご紹介した特設ページもあります。

カウンセリングオフィス+α 2017年 「 交流会 」特設ページ

皆さんとお会いできるのを、主催者一同楽しみにしています。

2016年11月25日金曜日

やっぱりもうおっさんなんだなぁ



今日は私的にとても悲しかった出来事について。

今日は仕事終わってからカラオケ行ったんですよ。
家の近所のね、たまに仕事が立て込んでストレスが溜まった時に
「ちょっと歌いに行くか」なんて気軽に行くんですが。

なんですがね、どうも不完全燃焼で終わってしまいました。
なぜなら、
歌いたい歌が全然歌えなかったからです。

別に機械の故障とかではなく、どちらかといえば私の故障です。

今日は特に目当ての歌もなかったので、適当にカラオケの歌を調べる機械(デンモクっていうんですか?)を見ていたんですね。
「あ、これ最近いいなと思ってた歌だ」
と好きな歌を見つけて予約する。
そして流れるイントロ。

「……?……っ!?」

歌えないんですよね。
曲の雰囲気は何となく頭の中で再生できていたのに、
いざ歌おうとするとフワフワしちゃってどうも合わない。

あれ?音痴になったのかな?

そう思ってたのですが、
若い時に歌った曲を入れたみたらすごく気持ちよく歌える。
もう何年も聞いてさえいない歌なのに、細かいところまでちゃんと覚えてる。

気を取り直して最近気にっている曲で、いつも通勤の時にミュージックプレーヤーで聞いている曲を入れてみると、
やっぱり歌えない。

これってつまり、
新しい曲が覚えられなくなっているということなんですかね。
年配の方が言う、「若い人の曲はみんな同じに聞こえるよ」的な現象なのでしょうか。

仕方ないので80~90年代の私の青春時代の曲をたくさん歌いましたが、どうも切なさが残る今日のカラオケでした。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月24日木曜日

この季節の感覚


今日は関東では雪が降ったそうですね。
冬を実感することが日々増えてきます。
街にクリスマスイルミネーションも増えてきましたしね。
私のカウンセリングルームの近くの久屋大通沿いの道も、広小路通りも街路樹が電飾で飾られています。
先日も名古屋駅の日本郵便の施設『KITTE|キッテ』や『名古屋ビルヂング』でクリスマスツリーがお目見えというニュースを見ました。
栄もデパートが多いですからね、これからどんどんクリスマスの色に街が埋め尽くされてゆくのでしょう。

毎年のことですがこの時期はなんだか不思議な気持ちになります。
季節が寒くなるにつれ、一年の終わりを意識しつつ、
クリスマスや正月といったイベントに少しわくわくする。

私自身で言うなら特にイベントで大きな計画があるわけでもないのですが、
師走が近づき慌ただしくなる街並みや、電飾の増えてゆく街並みに刺激されているのでしょう。

そしてカウンセリングの仕事でいうなら、
年末年始は忙しい時期の一つです。

一年の終わり、新しい年の始まり、それは人生の中でわかりやすい節目の一つということなのか、自分の人生を振り返ったり、新しい目標に向けて進もうとする人たちが相談に来ることが増える時期です。

あとは冬はどうしても気持ちが落ち込みやすい季節ではあるので、そういった意味でもカウンセリングの需要が増える季節でもありますね。

そして私ごとに話を戻すと、寒さにあまり強くない私は体調管理に気を付けなければならない季節でもあります。

カウンセリングが忙しくもあり、体調を崩しやすい季節でもあるということで、
この時期の私は、気持ちと体調の両面を強くしっかりと保つぞ!
そんな気合を入れている今日この頃です。
 
 
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年11月22日火曜日

経験の記憶


11月22日に福島県で震度5弱の地震が観測されました。
津波注意報も広い地域で発令されたようで、近郊の人々は大変だったのではないかと思います。

福島の地震といえば、2011年の東日本大震災が思い出されます。
今回の地震では幸いにも甚大な被害が出た地域はないようですが、今後も余震など含め今後も油断はできない思いです。

報道を見ていると、
「3・11の時の経験が活かされた」
とインタビューに答えている方がいらっしゃいました。
それ自体はとても素晴らしいことです。

しかし、気持ちとしては、2011年の経験は記憶として根深く残っているのではないかと思います。
今回の地震で大きな被害はなかったとしても、2011年での経験の記憶が蘇ったという方も少なくないのではないでしょうか。

トラウマ体験は直接関係が無かったり、危機的状況ではないと頭では理解していても、何かしらの刺激で呼び起されてしまいます。
今回の地震で2011年のトラウマが再び刺激されてしまい、また当時の恐怖の経験を身近に感じてしまう方も出てくるのではないかと危惧しています。

現実としては大きな被害は出なかった今回ですが、
心の問題としては、やはりケアが必要になってくるのではないかと思います。

私も心を扱う立場として、
震災のトラウマを持つ方たちと関わらせていただいた経験がある者として、
心のケアに努めてゆきたいと思います。

 
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月20日日曜日

祝・450記事達成


ということでキリがいいのか悪いのか、前回で450記事を達成していました。
ずいぶん前に、『祝・200記事達成』という内容の記事を上げた気がするのですが、あれから300、400は見事にスルーでした。

スルーに特に理由があったわけではありません。
ただわざわざ記事数を数えていないので、気が付いたら過ぎてしまっていたというだけのことです。
なんでしょうね、私のズボラな性格をそのまま表しているような間抜けさですね。

今回はたまたま気づいたので、キリのいいところで450という節目で祝ってみました。
このブログも2014年の秋から始めてずいぶん経ちます。
読み返してみると、
「あれ?こんな記事書いた覚えが全くないなぁ」
なんていうトランス状態で書いていた記事もちらほら。

飽き性の私にしてはよく続いているものです。
自分で自分を褒めてあげましょう。

とはいえ、ここ最近は仕事が立て込んでいて更新頻度が落ちています。
仕方ないとはいえ、忙しい中でも毎日しっかり更新されている人もいるわけで。
私の「忙しい」などと言うのは言い訳になってしまうのでしょう。

でもね、結構書く内容にも気を配っているんですよね。
カウンセラーとして書けることとなると、どうしても守秘義務があり制限があります。
カウンセリングの中で起きること、
時に驚きがあり、感動があり、反省があり、喜びがたくさんある。

ブログを読んでくれている方たちから、そんな現場のカウンセリングの内容をもっと知りたいというお声も頂きます。
ですがね、カウンセリングの中で起きることは基本的にシークレットです。
それこそが、カウンセリングを受ける人が安心できる『守られた空間』であることの約束でもあるわけですしね。

でも、そんなカウンセリングを通して、私個人が感じたことや気づいたことはこれからもこのブログを始め、色々な形で発信していきたいと思っています。

これからも書きたいことやお知らせがあれば細々と更新していく予定ですので、どうかよければたまに読んでやってください。

宜しくお願いします。

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈


2016年11月18日金曜日

幸せなねずみは笑う


くすぐられて笑うネズミの脳の観察に成功

くすぐりに対するネズミの反応を調べた科学者たちは、脳がこの感覚をどのように処理し、反応するかを明らかにした。くすぐるのをやめるとネズミは人の手を探し回り、やがては手を遊び相手と認識して、くすぐられなくても笑い声を上げながら手を追いかけるようになった。ただし、人間の耳に聞こえるように声の周波数を下げられている。もとの周波数は50kHz前後。

ねずみが『くすぐったさ』を感じている脳の領域について研究しているドイツの生物学者の記事です。

ねずみの笑い声というのは聞いた事がなかったのですが、
確かに「キャキャキャキャ!」と楽しそうに笑っていますね。
(動画は人間の耳に聞こえるように周波数を下げているそうです)

そしてこの研究記事を読むとさらに興味深い事が書かれています。
それは、気分によってねずみの反応が変わるという事。

ストレスを感じる環境、明るい場所や高いところで実験すると、くすぐっても笑い声を上げない。
しかし、研究員が優しくなでたりと安心させると、キャッキャと嬉しそうにくすぐられて笑うのだそうです。
更には、くすぐってくれる研究員の手を追いかけて
「もっと遊んで!」
と言わんばかりにはしゃぎます。

これは人にも同じことが起きますよね。

幸せを感じたり安心している時には、ポジティブな気持ちが湧いてくる。
逆にストレスを感じている状態だと、嬉しい出来事でもネガティブに受け止めてしまいがち。

更に、くすぐられるという『触れ合い』に対して喜びを感じるという事。
幼児期の安定した精神と発達に重要な『アタッチメント(乳幼児期に形成される『愛着=情緒的な深い結びつき』)』にも身体的なスキンシップは不可欠とされています。

安心できる環境で、愛情を持って触れ合う事。
これは人もねずみも変わらない喜びなのでしょう。

ちなみに私の持論ですが、
犬は幸せだと笑う、というのがあります。
可愛がられている犬は実際に口角が上がって笑顔を作っています。
これはきっと、主人が笑顔を見せているとその表情を真似るのではないか、
と考えていたのですが、
その笑顔はただ真似ているわけではなく『幸せ』を表現する方法をご主人を参考にしているとも考えられますね。
つまり笑っている犬もねずみも幸せを感じている、ということで。

動物好きな私には嬉しいニュースでした。

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈


2016年11月17日木曜日

高齢ドライバーの事故の多発 ②


さて、昨日の続きです。
高齢者の自動車事故の話題が多い昨今、本当に色々と難しい問題ですよね。
という話で前回は、免許証返納の制度を決めたところで、それにより起きる不便へのフォローがなければまた別の問題が起きるだけなのでは、というお話でした。

そして今回は、高齢者の方たちへの気持ちへ目を向けてみます。

凄く単純にいうなら、法的に定められた免許証の返納というのは、

「あなたはもう年寄りだから車を運転する能力がないのでダメだよ」

ということになります。
これってなかなかショックな宣告だと思います。

「できない」とうのは人の気持ち、自尊心に対して大きなダメージです。
それが「以前は出来ていたことができなくなる」となるとそのダメージもさらに大きくなります。

『老年の悲劇は老いているところにはなく、まだ若いと思うところにある。』

これはオスカー・ワイルドの言葉ですが、老いると認知機能や運動機能など、様々な機能が衰えます。
しかしそれを受け入れるというのはとても困難なことなのだと思います。
実際、私の祖母も老いが進むにつれて、『できなくなっていく』という現実に対して自尊心を痛めていたのを身近で見ていました。
周囲からすれば、「仕方ないよ」と思えても、本人からすると、
以前の自分と現在の自分のギャップというのは大きなダメージと感じられるのではないでしょうか。

『ギャップ』こそが心の苦しみや悩みの正体ともいえます。
これは年齢に関係なく、若者だって同じです。

『自分の理想や欲求』と『現状や事実』
この二つにギャプがあるからこそ人は苦しみ、悩みます。

だからこそカウンセリングでの一つの目的は、
『自分の素直な欲求からくる理想の姿』

『社会的・倫理的に許される範囲の実現』
その二つを調節してゆくことにあります。

おっと、つい本題からズレてしまいました。
なんでもカウンセリングに話を繋げてしまう悪いクセです。

しかし、本質は同じなのでしょう。
『老化による運転技術の不安』
これは変えられない事実です。
事故を減らすために考慮しないわけにはいきません。
そして、
『生活の利便性のフォロー』
これも考慮する必要があります。
そしてその二つに加えて、
『心理的なフォロー』
見落とされがちですが、考慮する必要のあることだと考えます。

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

高齢ドライバーの事故の多発


最近、高齢者の自動車事故の話題が多いですね。
とはいえここ数日で急に増えたというわけではないでしょうし、これまでも多かったものが取り沙汰されている、と言ったところでしょうか。

これ、とても難しい問題だと思います。
特に私は今愛知県在住です。
そう、交通死亡事故ワーストナンバー1という不名誉で有名な愛知県です。実際、車で走っていて危ない目に遭ったこともありました。

高齢者の自動車事故軽減のため、年齢の上限で免許証の返納を求めたり、高齢者は短期で定期的な認知機能の検査の必要性を訴えたりと、対策は行われているようですが、またそれはそれで別の問題が生まれるのだと思います。

愛知県は車社会ですので、高齢の方も自動車を運転をされている方は多いように感じます。
その方たちから、免許証を取り上げた時、生活に支障が出てしまうこともあるでしょう。無料の巡回バスなどで対応とはいっても、自家用車に比べると利便性は比べられないでしょうしね。
結局、免許証を取り上げる為の制度を作ったところで、その対応が用意されていなければ高齢者に不便を強いるだけになってしまいます。

制度的なところも難しい問題ですし、
また同時に高齢者の方への気持ちの配慮もまた考える必要があります。

と、思うままに記事を書いていたら思ったより長くなってしまったので、続きはまた後日に分けたいと思います。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈


2016年11月15日火曜日

プロカウンセラーになるための実践WS11月開催


少し前の開催ですが、11月7日に毎月恒例のプロカウンセラーを対象とした実践トレーニングワークショップを開催しました。

今回の11月と来月12月は同じテーマで『実践練習SP』と銘打ってひたすら実践練習を行いました。
とはいえただやみくもに練習するだけでは得るものも少なくなります。
今回の練習のポイントは

①フリースタイルのカウンセリング。
決められたやり方ではなく、効果的だと思う自分なりのカウンセリングを行ってもらいます。自分の得意な分野や経験を活かした自分だけのカウンセリングが練習できます。

②クライエント役の人から感想を聞き、更に講師からもアドバイスを。
実際のクライエントから感想を聞くことはあまりできません。
「ここが良かった」「ここが嫌だった」そんな意見を聞ける貴重な機会です。

③初回のカウンセリングだけではなく2回目のカウンセリングの練習。
カウンセリングの練習はどうしても初回の練習ばかりになってしまいがちです。
しかし実際はカウンセリングは継続して進めてゆくもの。
2回目だからこその注意点などもあります。

カウンセリングの実力を上げるには経験を積むことが必要です。
そして、失敗を知り研鑽を積むことも必要です。
練習の場とは言い方を変えるなら、『失敗が許される場』でもあります。

たくさん練習をして
たくさん失敗をして
たくさんのことを学んでください。

次回開催は12月3日(土)13:00~16:30
参加料:5,000円
お申し込みは↓
カウンセリングオフィス+αお問合せフォーム(クリックでリンク先へ)
※ご希望のメニューに「各種イベント」
お問い合わせ内容に「12月の実践WS参加希望」
とご記入ください。

2016年11月14日月曜日

スーパームーン


今日はスーパームーンだそうですね。
68年に一度の大きさで月が観測できるのだとか。

とはいえこの天気。
残念ながら今夜は拝むことはできないようですが、明日も満月ではないもののスーパームーンに近い月が観測できるそうです。
明日の仕事からの帰路は空を眺めてみようと思います。

さて、私は『月』が好きなんですね。
以前にもこのブログで描いたことがあるかもしれませんし、
人にも良くこの話をするのですが『月』というのはどこか神秘的で惹きつけられる魅力を感じます。

そんな『月』に関して面白い考え方を聞いたことがあります。

人は太陽タイプと月タイプに分けられる。
太陽型は自らが光り周囲を照らすことができる。
月タイプは太陽の光を反射して周囲に光を届けることができる。


私は自分の職業であるカウンセラーという存在とこの『月』の捉え方が似ていると感じます。
カウンセラーは人を助けることはしません。
その人が助かろうとするのを援助します。
むしろ、人は本当の意味で人を救うことはできないと考えています。

だからカウンセラーは『月』でいいのだと思うんですよね。
自分の光に気づいていない、そんな相手の光を照らし返すことで、自らの光に気づいてもらう。

現場で、自らの悩みと向き合い、自らで解決して立ち直ろうとしてゆく人を見ていると、本当にまぶしいくらいの輝きを感じます。
人の力の大きさ、強さ、美しさを感じる瞬間です。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月8日火曜日

一言カウンセリング⑨ ~「今あなたに何が起きていますか?」 ~


「今あなたに何が起きていますか?」

これは本来は『フォーカシング』などの、感覚を重視するカウンセリングスタイルでよく使用されるフレーズでもあります。
自分の体の感覚や感情に目を向けてもらう時に我々カウンセラーがかける言葉です。

人は、自分が体験した出来事を語る時、自身では気づいていない感覚を経験していることがあります。
例えば、小学生の頃のいじめの経験を大人になった今語ったとします。

「もう昔の話だからね、とっくに吹っ切れたんだけどね」

そんな風に言いながらいじめの経験を語る。
しかし客観的に見ていると、手をそわそわと動かしたり、落ち着かない様子で足を揺らしたりしたり。
どうも言うほど、吹っ切れているようには見えない。
そんなことがあります。

かといってその人が嘘をついているわけではありません……少なくとも意識的には。
無意識では嘘をついているのかもしれません。
誰に対して? 
自分自身に対してです。

人は、自分で思うよりも自分に起きていること、自分が感じていることを正確に認識できていません。

こんな経験あるのではないかと思います。
緊張する場面で、自覚はないのに足が震えてしまったり。
怒っているつもりはないのに眉間にしわが寄ってしまっていたり。

そんな、自分の本当の感覚と、自分で自覚している状態のスレが大きくなると、心は負担を感じてしまいます。
なのでカウンセリングでは、その人が自分の本当の状態に気付いてもらうために、言葉をかける時があります。

「あなたは本当は何を感じているの?」
「強がったり無理をしたりせずもっと自分に素直になっていいのですよ」

いつも自分に素直でいることは、実は難しいことだったりします。

 
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月3日木曜日

自分で決めたこと


今日は祝日、文化の日でしたね。
普段はあまり機会のない文化に触れようと、美術館や博物館にでも行きたいなと考えてはいたのですが……。
気が付けば普通に仕事をしていました。

どうしてもね、平日は休みが取れないクライエントさんも多いので、土日祝はカウンセリングの予約が増えます。
むしろ、せっかくの貴重なお休みをカウンセリングに費やそうとして頂けるわけですから、その気持ちにはお応えしたいものです。

そういえば私はこれまでの人生で、学生時代のアルバイトも含めて土日休みの仕事というものをしたことがありません。
と言っても、社会人になってからはずっと心理関係の仕事をしているので、様々な職種を経験しているわけでもないんですけどね(笑)

土日休みでないということは当然平日休みなわけで、それはそれで趣があるものです。
休日は混むお店でも平日は空いているので満喫できたり、
テーマパークなどはその傾向はさらに強いですね。今日のような祝日だと美術館などはさぞ混み合ったのではないでしょうか。

ちなみに私は、平日の日中に都心の喫茶店で、忙しそうに働くビジネスマン達の街を眺めるのが好きだったりします。や、別に悪趣味な意図はなく、日常を少し離れた所から眺める非日常感が好きなんですよ。

逆に、平日休みだと人と予定が合わないのが悲しいですね。
金曜や土曜の夜のお酒の誘いはあまり受けられないのが残念でなりません。

まぁね、良いところと悪いところを比較し出したらどんなものにも両面はあるわけで、要はそれを享受できるか否かというものだと思います。

そもそも、自分で選んだ道なのですから極端な話、嫌ならやめちゃえばいいわけで。
極論ではありますがそれが大事なんですよね。

悩み相談の中には、環境に依る悩みというのも多く語られます。
「辛いけどやめるわけにはいかない」
「苦しいけど逃げらえない」
そう考えてしまうと『とても辛い状況に耐える』という状況になってしまいます。
しかし、実はほとんど全てのことは、投げ出そうと決断すれば投げ出せることなんですよ。

勿論投げ出すにはそれ相応の覚悟や代償が必要です。
だが、選択肢としては常に持っている。

つまり我々は、自分で選択してその環境に身を置いているということ。
だから我慢をしろとか、頑張れとか言っているわけではありませんよ。

"自分が選択している"という意識を持つこと。

それだけでも、現状に対する捉え方は少し視野が広くなるものです。
今の自分の環境に苦を感じているなら、改善することも享受することも自分で決めてよいのです。
その発想を持つことがきっかけとなり、思いがけない解決策が見つかることもあります。

カウンセリングでは、そんなクライエントさんの選択のお手伝いをすることも多くあります。

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年11月1日火曜日

まだまだ勉強が足りないなぁ


先日、企業コンサルなどを手掛けていらっしゃるカリスマセミナー講師の方とお話をする機会に恵まれました。

喫茶店での短い時間ではありましたが、話を聞いていると、目から鱗の連続でした。
私が普段行っている心理カウンセリングとは少し方向性の違うアプローチの数々。

提供する対象が違えば、同じ理論や技術でもその使い方にこうも違いが出るのかと。
提供側である我々の背景にある分野の違いによって、同じ目的のものを提供していても、その伝え方の印象ががらりと変わることを再認識しました。

例えば、相手から『目的意識』『やる気』を引き出す方法ひとつをとっても、そのアプローチの工夫は私の発想にはなかったもので、時にはタブーと考えていた手法が有効である場合もあるのだという気づきも。

心理カウンセリングの世界に身を置いて18年。
これまでの経験の蓄積からなる現在のスタイルに不安や迷いはありませんが、また新しい幅の広がりを感じた有意義な一日でした。
この出会いを設けていただけた人脈にも感謝。

学ぶことは尽きないなぁと、改めて思い知りました。
 

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈