最近は便利になったものですね。月額定額制の動画配信サイトがたくさんあって。
私は映画が好きなのですが普段はなかなか劇場まで足を運ぶ時間もなく、
そもそも観たい映画と上映時期が上手く重ならなかったりして。
動画配信サイトだと昔の映画も観れますしね。
洋画には、カウンセラーや心理職の登場人物が多く出てきますね。
文化的にも生活に密着しているというか、
優秀なセラピストがついているというのは、社会的な信用にもなるというのも聞きます。
精神状態が安定しているということなのだそうで。
それくらいに日本もセラピー文化が定着すればいいのにな、なんて思ったりします。
さてそんな映画に出てくるカウンセラーたち。
当たり前ですが、映画は創作でありエンターテインメントなので、誇張表現があります。
映画を見ていて、
「こんなカウンセラーいないよ」
「ありえない介入をするなぁ」
そんな感想を持つことがよくあります。
でも、それは私が現場を知っているから思うことであって、
カウンセリングの実際を知らない多くの人たちからすれば、それがカウンセリングというものなのだと思ってしまうわけです。
無理もないことです。心理カウンセリングというのはその特性上、守秘義務が重んじられます。
中で何が行われているのかを当人以外が知る機会はまずありません。
そんな理由で起きる、カウンセリングの『実際』と『イメージ』のズレ。
「まぁ仕方ないよね」
で済ませてしまってはいけません。
だって、来談される相談者さんの中には、創作物の中のイメージを期待して来られる方だっているわけですから。
その通りのものを提供するというのは無理な話ですが、少なくともそのようなイメージを持っておられる、ということは知っておく必要があります。
その上で「実際」と「創作」の違いを説明することも必要です。
これもインフォームド・コンセントの一つと言ってよいでしょう。
どのようなイメージを持ってカウンセリングに来ていただいても大丈夫です。
出来ることは出来ますし、出来ないことは出来ないと、正直にお伝えしますので。
そして、実際の心理カウンセリングとはどのようなものか、を広く知っていただくために私たち臨床家は啓蒙活動も職業的な責務です。
私の場合は、月に数度気軽にご参加いただけるセミナー等を開催し、心理学を応用した内容をお伝えしたり、実際にカウンセラーと接していただく機会を作るようにしています。
私という心理カウンセラーとはどのような人間で、どのようなことがご提供できるのかを知っていただくことが、相談の機会の安心や、効果的なカウンセリングに繋がると思います。
ちなみに4月はこんなことやってますので、ご興味あればご参加お待ちしています。
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