正月ぶりの更新です。
今年ももう2ヵ月が経とうとしていますね。
今私は出張で他県にいるのですが、山を一つ越えたくらいでも結構気温が違うものですね。
皆さんのお住まいの地域は今どのような気候なのでしょうか。
さて、最近あるクライエントさんが興味深いことを言ってくれました。
「私にとってカウンセリングに来るのって、美術館に行くのと似た感覚なんですよ」
そんな表現が面白いなと感じて、その方の許可をもらって他のクライエントさんにも、雑談の機会でそんな表現をする方もいたことを伝えたところ、数人の方から
「あ、わかる気がする」
そんな予想外の感想をいただきました。
共感された方たちの意見を要約すると、
・美術館で作品を見ていると、自分の新たな一面を発見できる
・作品を通して、自分との対話をしている
・この作品を見ていると、自分はこんな気持ちになるんだ、と気持ちを再確認できる
・日常ではできない自分の感情を、じっくり味わえるのが美術館
・美術館は自分の素直な気持ちを感じられる特別な場所
そんな、美術館で得られる感覚が、カウンセリングでも感じられることがあるということです。
そしてそれらは、カウンセラーである私がクライエントさんに提供できることを意識していることでもあります。
ああ、私の求めているものはちゃんと伝わっていたのだな、と嬉しく感じさせていただきました。
もちろんカウンセリングの受け方や捉え方は、それだけが正解というわけではありませんし、私自身も常にそれを求めているというわけではありません。
しかし、カウンセリングという場を『自分の気持ちを扱う非日常の特別な場所』として在りたいというのは、私の根底にある土台ではあります。
美術品のように美しいカウンセラーに会える場所、という意味ではなかったのが残念ですが(笑)
冗談はさておき
心理カウンセリングというものは、実態が見えにくく、人によっては敷居の高さを感じる方も少なくない領域です。
もし興味があったり検討されている方が、少しでも空気感を知れるきっかけになればと紹介させていただきました。
ちょっと自分を見つめたいと思った時に、気軽に立ち寄れる場所。
カウンセリングが多くの人にとってそんな場所になればいいな、と思います。
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