2016年8月19日金曜日
一言カウンセリング③~「何を『すべき』ではなくて、あなたは『どうしたい』のですか?」~
「何を『すべき』ではなくて、あなたは『どうしたい』のですか?」
カウンセリングに訪れる方の多くは『問題の解決』を望まれています。
当たり前のことと思われるでしょうが、実はそれがとても大事なことなのです。
悩みや問題というのは、おそらく誰にも等しく課せられるものだと思います。
他人から見れば幸福な人生を歩んでいる方にだって悩みはあるし、
同じような教具にある方たちでも抱える悩みは別だったりします。
悩みは千差万別。一人として同じ悩みを持った人はいません。
それと同じように、『解決』もまた人によって違います。
ですので、本人が望む『解決の姿』が重要なのです。
逆に、本人が望んでいない解決の姿なんて、どれだけ正論であろうが意味がない。
極端に言えばそういうことです。
悩みを聞いて、「こうすればいいよ」とせっかく助言をしたが受け入れられなかった。
よくある話です。
それは多くの場合、悩んでいる本人にとって望んでいる解決策ではなかったため起きるすれ違いです。
「とても辛い状況に陥ってしまい、傷ついた気持ちを癒したい」
そう望んでいる人に対して、
「辛い状況の解決方法」を助言しても、あまり意味はありません。
それがどれだけ正しい解決方法であろうとも、です。
しかし厄介なことに、『心から望む解決の姿』は悩んでいる本人にもわからないことが多くあります。
むしろ、「自分がどうなることを望んでいるのか」がはっきりわかっている人はその解決もある程度は自分で考えつくものです。
どうしても、自分の本当の心が望む『なりたい自分』と
これまでの経験や周囲の期待、常識に縛られた『なるべき自分』が混乱してしまいがちです。
ですからカウンセリングでは、時間がかかることもありますが、
「あなたはどうしたいのか?」
という本心からの答えを相談者と一緒に探し続けます。
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