2016年12月14日水曜日
今年の新語について②
さて、前回の記事で『2016年今年の新語』について挙げました。
【辞書の三省堂が選ぶ「今年の新語 2016」】
大賞「ほぼほぼ」
第2位「エモい」
第3位「ゲスい」
第4位「レガシー」
第5位「ヘイト」
という事で今回は3位以降について見てゆきましょう。
「ゲスい」
ゲスな感じだ。下品だ。やりかたが きたない。えげつない。
という意味らしいですが、今年この言葉が多く使われた理由といえば、バンドグループ『ゲスの極み乙女』のヴォーカル川谷 絵音さんのタレントのベッキーさんとの不倫騒動でしょう。
「下衆な行い」という言葉自体は昔からありますものね。
あの騒動に思うんですが、バンド名とはいえ『下衆』を名乗っているのだから行動の方向性としては正しいんだよなぁ、なんて思ったり。
「レガシー」
あるイベントのためにつくった施設が、のちのちまで再利用できること。また、その施設。という意味でのエントリーだそうです。
本来の意味は『遺跡』『先人の遺物』という意味ですものね。
というかこの言葉、自動車メーカースバルのキャッチフレーズと小池百合子都知事くらいしか使ってない気もしますけどね。
これからきっと流行ってゆくのでしょうね。
しかし、小池百合子都知事は横文字(というか和製英語?)を多用しますね。
こういうカタカナ英語って確かに汎用性あって使いやすいんですが、気を付けないと本来の意味が共有できないままになんとなく理解できたような気になってしまうという面もあります。
ですので私は説明をするときには極力カタカナ英語は使用しないように気を付けたりしています。
「ヘイト」
憎しみから来る、差別的・犯罪的な行為。を指すそうです。
所謂『ヘイトスピーチ(憎悪表現)』は特に最近よくニュースなどで見るようになりましたね。
憎しみや恨み、敵対心を表現すること自体は否定はしませんが、ヘイトスピーチはどうもストレートな表現じゃない気がして聞いていてあまり気持ちがいものではないというのが私の感想です。
『アサーション・トレーニング』といって、日本語で言うと『主張訓練法』となるのですが、主張したいことを適切に、かつその場にふさわしい表現ができるようになるためのトレーニングです。
カウンセリングの場で提供することも多いのですが、素直で率直な主張というのは決してヘイトにはならないと私は思います。
という事で5位までを、私の感想と共に紹介してみました。
言葉というのは時代とともに意味も変わり、また新たに作られてゆくものだそうです。
「ヤバい」なんていうのも私の頃は悪い意味が主だったのですが、最近は良い意味でも「ヤバい」と言うそうですね。
カウンセリングは基本的には言葉でのコミュニケーションが主になります。
当然言葉には繊細にならなければならないわけでして、新し言葉には敏感であるようにはしたいものです。
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