4月も中盤になり、相談に来られる方に新社会人が増えてきました。
入社して半月ほど経ち、学生の頃とは違った環境の中、日々の教育を受け、少しずつ仕事も任されるようになっていきます。
すると、様々な悩みも出てくるものです。
そんなお悩みの多くが
『仕事の能力について』
『人間関係』
この二つに大きく分けられます。
そしてこの二つの悩みに共通するのが、
「みんなは上手く出来ているのに、どうして自分はできないのだろう」
そんな悩みとして顕在してゆきます。
実はこの悩みには、ある共通する発想が解決の方向性として有効となります。
それはとても単純な発想。
『他者に対する過大評価と、自分に対する過小評価』
どういう事でしょう。
もう少しわかりやすく砕いて説明してみましょう。
自分が思うほど、できていないわけではないし、
自分が思うほど、みんなができているわけではない。
つまり、自分の悪い所や失敗はよくわかるものです。
そりゃそうでしょう、だって自分のことですから。
周囲は気付かない程度の失敗でも、当の本人である自分には誤魔化せずに失敗と認識されてしまいます。
そして、気付かなかった他人の失敗は、なかったものとして認識されてしまいます。
そうなると、自分の悪い所ばかりが目立ち、人の良い所ばかりが目立つ。
結果、他者に対して大きな劣等感を感じてしまうという事です。
劣等感は、『苦手意識』『緊張』『恐怖』『無力感』などを生み出してしまいます。
劣等感をバネにして努力するという発想もありますが、
それができるのは、根本に自己肯定感を備えているからこそ。
新社会人の慣れない会社勤めで打ちのめされたショックは、それまでの自己肯定感を見失わせてしまうには十分なダメージとなることもあります。
なので、このように考えることが出来れば世界は変わってゆきます。
「自分は完璧ではなく失敗することもあるが、できていることだってあるじゃないか」
「周りのみんなも、失敗することもあるし完璧ではないじゃないか」
失敗ばかりだと思っている日常も、探せば成功だって見つかるはずです。
劣等感を感じてしまっている中で一人で成功を探すのは難しいですが、
信頼できる周囲の人と一緒に、自分のことを丁寧に振り返ってゆけば、きっと気づいていなかった成功が見つかるはずです。
その積み重ねが、明日の自信となり、明日の成功へと繋がってゆくわけです。
自信だけつけても駄目ですよ。
その自信をエネルギーにして、新しことを覚え、上達し、誇れる自分になることが目的です。
今日は、種類の違うお悩みの共通のポイントをお話ししましたが、
勿論それだけでは解決に繋がらないお悩みだってたくさんあります。
ですが、きっと自分では気づかなかった解決の道はあるはずです。
楽しい明日の為に今できることはなにか。
そう考えることで、可能性は開けることを信じてください。
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