2019年5月12日日曜日

心の休息


10連休というゴールデンウィークも終わり、日常が始まりましたね。
連休中には元号の変更などもあり、『令和』という名前にも少しずつ馴染みが出てきたこ頃ではないでしょうか。

さて、長期連休は旅行のチャンスなどもあり喜ばれる半面、
連休が長ければ長い程、連休明けには鬱など気分の落ち込みが多くなるという統計もあるようです。

時期的にもいわゆる『五月病』などとも関連してきますが、大きな理由としては、
4月から始まる新生活における環境変化のストレスや、気候の変化による体調のリズムの不調和なども関係して、この時期は気分の落ち込みが起こりやすい時期ではあります。
実際、この時期は心理カウンセリングの問い合わせも増える時期です。

そんな、心や体が不調を起こしがちな時期に大切なことは、
無理をしてしまわないこと。

なので、会社などでも休業の制度や、行政にも様々な社会保障がセーフティネットとして、心身の休息が取りやすい環境は整えられているのですが、なかなか気持ち的にそうはいかない方も多いというのが現状なようです。

特に気持ちが落ち込んでいる時ほど、自責や焦りを感じやすくなってしまうので、
根性論で乗り切ろうとしたり、やる気が出ない自分を責めてしまうなど、
気持ちは理解できるのですが、あまり良くない対策を講じてしまう方は少なくありません。
体や心が不調のサインを出しているのに、無理をしてしまうと後々大きな影響が出てしまったり、不調が長引いたりしやすくなります。

休み方というのも難しいものです。
だからこそ、効果的に休む為にもしっかりとしたプランが必要になります。
ただ休むだけでは逆効果になってしまうこともあるということです。
復帰へのプランを念頭に置いてしっかり休むことは、怠けでもサボりでもなく、立派な改善努力です。

もし今、心身に不調を感じているならば、まずは無理をせず休む事が大事です。
まずはそれが必要なことだという事を自覚することです

そして、一人で考えてしまうと考えもまとまらず、不適当な方法に拘ってしまうこともあります、
ですから、周りの人や専門家などに相談をするようにしてください。

もちろんカウンセリングだってその一つです。
心理カウンセリングでは、今の状態や心身の改善、社会復帰へのプランを、心理学的な根拠をもとに一緒に考えていくことができます。
治し方だけではなく、休み方の相談もカウンセリングの範疇だということを知っておいていただければと思います。

一方的に指示をされて不満を抱えて仕方なく休むのではなく、
自分自身が納得して、未来に前向きな努力としての休息の価値を認めることが第一歩です。

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