今年の9月に関東地方に大きな被害を及ぼした台風15号による家屋の補修も最中だというのに、またしても猛烈な強さの台風19号が近づいています。
今回は東海地方にも影響があるそうなので、12日の予約は全て延期とさせていただきました。
幸い皆様にご理解いただき、別の日程への変更も無事に進んでおります。
ご利用者の皆さま、ご協力頂き有難うございます。
事業者としましてはご利用者様の安全配慮は義務であり責任です。
利用者さまの中には、予約日時の変更に不安を感じる方もおられるのは心苦しいですが、まずは安全確保が優先と判断させていただきました。
関東や東海では、被災を想定した買占めも起きているようですし、鉄道はじめ交通機関も運休を告知しているようで、仕事都合の方たちによる混乱はもう今日から始まっているようですね。
変更が難しい仕事の都合はやむを得ない場合もあるのでしょう。ですがどうか安全を第一に移動似はお気を付け下さい。
しかし、こういった自然災害に対してはいつも無力感を覚えてしまいます。
大きな力の前では、どこまで対策をしても我々の想像を超えることは少なくありません。
それは自然災害だけでなく『時間の流れ』『老い』『世界の動き』『現象の理』など我々に抗えないものはたくさんあります。
それらに対して『恐怖』『不安』を感じるのは自然な事なのでしょう。
精神疾患の中には『恐怖』『不安』を中核としたものがあります。
『不安障害』『恐怖症』などと診断されます。
それらの定義には以下のような項目があります。
自分でも過度で非合理的だと理解していながらも不安や恐怖によって行動が阻害される。
(わかりやすいようにやや意訳してあります)
つまり、
「そこまで怖がるものではないし、現実になることはないと頭では分かっているのに怖さが頭から離れない」
といった感じでしょうか。
ですが『恐怖』『不安』は生物が生きるうえで必要な感情です。
怖いから危ないものから逃げる。
不安だから実現しないように避ける。
実際、過度な不安を抱える方に心理療法を施す際に、
「怖いという認知」を軽減するために「怖くないという認知」を強化する、という方法があります。
とはいえ、完全に怖さを消してしまうことは不可能ですし、正しことだとも思えません。
生きている限り、リスクがなくなることはないのですから。
『怖がる』ことは『危機回避』や『安全確保』に繋がる大切な機能でもあるわけです。
なので、目指すべきものは『適切に怖がる』事なのではないでしょうか。
恐怖を無くしてしまうのではなく、過度にならない程度に、日々の生活に不具合が起きない程度に恐怖を動機づけとする。
恐怖と折り合いをつけるという事が、一つの答えなのではないかと思います。
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