2014年8月22日金曜日

カウンセリングはとても効果的で有用なのに

更新ご不沙汰していました。

さてみなさん、お盆はどのように過ごしましたか?
僕は例年通り実家に帰省したりと忙しく過ごしていましたよ。

さて、今日の話題は
『カウンセラーという存在は一般にどのように認識されているのか』
ということなんです。

というのも、過去にカウンセリングを受けた経験のある方と話していると、こんな感想が多いことに気づきました。

「カウンセリングって話聞いてくれるだけでしょ」

「心理テストや病名ばっかり言われてもね、結局解決には繋がらないもの」

大きく分けるとこのどちらかの感想が多いですね。

ここで言いたい。

僕のところに来てくれたら、絶対そんな感想は持たせないのに!

大きく出ましたが、事実です。実際そんなこと言われたことないですもの。
そもそも、話を聞いてくれるだけなんていう感想をクライエントさんに持たせるなんて、
それはカウンセラーの技量不足でしかありません。
診断まがいのことや上から目線の心理テストでお茶を濁すだけの自称カウンセラーも同じです。

だいたい、『話を聞く(聴く)』というのは確かに来談者中心療法のカウンセリングでは基本の関わりです。
そう、あくまで基本ですよ。
本当のカウンセリングは、『話を聞く』だけで終わったりしません。
敢えて言うなら、第三者から見ると、話を聞いているだけに見えるかもしれませんが、
カウンセリングを受けている本人にとってはそれだけではない得るものがあるはずです。
そして、その得たものを気づかせてあげれないのもカウンセラーの技量不足です。

現在日本では、心理カウンセラーというものにオフィシャルな(国家)資格が無い現状。
結果、『自称』カウンセラーが多くはびこっています。
若しくは、本来心理カウンセリングが専門でない領域の方がカウンセリングを行っているというのもまた現状です。
それら『自称』カウンセラーや技術不足のカウンセラーによって心理カウンセリングの価値が低くみられてしまうのは本当に憤慨です。

今僕は、カウンセラー養成学校で講師をさせていただいています。
啓蒙という意味でも重要な事であり、僕の生徒さんが一人でも多く優秀なカウンセラーとなってくれることを切に祈ります。