先日とある韓国料理屋にて昼食をとっていた時のこと、このような話を聞きました。
日本に韓国料理屋は数あるが、味が日本人向けになっていて、本場はもっと辛い。だそうです。
そういえば日本のカレーもラーメンも、もはや日本オリジナル料理として海外で人気なのだそうです。カップラーメンに至っては本場中国でも日本のカップ麺はジャパニーズフードとして人気だとか。
もう一つ、タラコスパゲッティもイタリア人は「これはパスタじゃない!」と怒りながら美味しそうに食すのだとか。
とにかく日本の独自のものとして進化(変化?)させる技術と発想力はよくジョークにも使われます。
【製品とは】
_、,_
① (⊂_ ミ ドイツ人が発明し
↓
② ( ´_⊃`) アメリカ人が大量生産ラインを構築し
↓
③ ミ ´_>`) イギリス人が商品化の為に投資し
↓
④ ξ ・_>・) フランス人がデザインを洗練化させ
↓
⑤ ( ´U_,`) イタリア人が宣伝とブランド立ち上げを行い
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⑥ ( ´∀`) 日本人が小型高性能化に成功
これとか有名ですね。
しかしなかなか日本で独自に開発されないのが心理療法。
もちろん、「森田療法」「内観療法」などは日本で生まれたものですが、近年では新しい心理療法は生み出されていません。
理由としてメンタルヘルスの制度面で日本は欧米に遅れているという残念な面もありますが。
そんな中で、海外で提唱されながらも、とても日本人向けの心理療法というものがあります。
それは「交流分析」。
1950年代に提唱された心理療法なのですが、その理論の中に面白いものが。
『裏面的交流』と呼ばれるもので、簡単に言うと「ホンネとタテマエ」。
表面的な言葉の裏にホンネのメッセージを隠して伝える、あまり健全とはいえない交流のパターンです。
「君はイケメンだよね!ただ頭がいいだけの僕なんてとてもかなわないよ。僕は将来はエリートコースだけど今の君の幸せが羨ましいな!」
ちょっと露骨過ぎですが(笑)
表面的には自分を卑下して相手を褒めているようですが、実は自分が優位に立っていることを誇示しようとしています。
こういうコミュニケーション、日本人って得意だと思いませんか?
本音を隠す謙虚さが美徳なんていう価値観さえあったりします。
特に僕は生まれが京都だったりしますので、こういった腹黒さを身にしみて知っています(笑)
だからこそ、この交流分析の理論は日本人のコミュニケーション向上にとても役立ちます。
アメリカで生まれた心理療法でありながら日本人にマッチする。
そんな交流分析で自分の日々のコミュニケーションを見直してみると、うまくいかない人間関係の理由がわかったりするかもしれません。