2014年12月16日火曜日

傾聴の大切さ

今日も食レポからスタートです。
愛知県は高浜市にある、お豆腐専門店。
木造作りのアットホームな店内で食べられるのは絶品の豆腐料理。


季節のお野菜とともに素材の味を活かしたランチは、ヘルシーであり疲れた体にも優しい。
それなのにお腹いっぱいのボリューム。文句なしです。

隣に工房があるので出来立てのお豆腐は勿論のこと、
ドーナツや焼き菓子、ソフトクリームなどの販売もしています。

そんな豆腐ですが、最近では「豆腐メンタル」なる言葉があるようです。
メンタルが豆腐のように脆い。つまりは精神的に弱いことを指しているのだそうですが。

具体的には、プレッシャーに弱かったり、他人に何か指摘されるとすぐ落ち込んでしまったり。
誰しもそんな部分はあるのでしょうが、そんな性格のせいで生き辛さを感じている人もまた多いでしょうね。
実際カウンセリングではそういった相談も少なくありません。

そんな時、どのような対応が適切なのでしょう。
「気にしちゃダメだよ」
そんなふうに励ましたくなる人も多いのでは?
正論かもしれません。
実際、他人に少し怒られたくらいでは気にせずに図太く生きている人のほうが人生を楽しめているかもしれませんし、周りの人はさほど考えなしに人を傷つけるようなことを言ってしまうものです。

しかし、それが頭でわかっていても、心が納得出来ないから困っているからこそ、悩みとして打ち明けてくれているのではないでしょうか。
なら、適切な対応としてまずは、その人の想い、考え、気持ち、そしてどれほど辛く困っているのかを丁寧に聞いていくことでしょう。
「まだるっこしい、聞いてられるか」と短気な人ならいらいらしてしまうかもしれません。
しかし、相手の話を聞かずに自分の意見をぶつけるだけなら誰でもできることです。
心の専門家であるカウンセラーは、ともすれば遠回りかもしれませんが、その人に一番適切な方法を見つけるためにまずその人を知ることから初めます。

カウンセリングのアプローチには色々なやり方があります。
その中には、考え方のクセを議論して論破することでそのクセを変えるという方法もあります。
しかしそれでも、頭ごなしに否定して言い負かすのではなくて、やはりまずは話を聞いていくことが必要なのです。
『聞く』『傾聴』
基本中の基本ですが、それができるかできないかでカウンセラーとしての技量は大きく変わっていきます。