2016年3月22日火曜日
心にぐっとくる名言⑮ ~ブルース・リー編~
「考えるな。感じろ」
ブルース・リー(燃えよドラゴンより)
名言シリーズ2度目の登場、ブルース・リー師匠。
あまりに有名な、映画『燃えよドラゴン』からの台詞です。
この台詞、クライマックスとかでなく、序盤で武術修行をしている少年に主人公リーが指導をするワンシーンです。
そしてこの台詞には続きがあります。
「考えるな。感じろ。それは月を指差すようなものだ。指を見てちゃ栄光はつかめないぞ」
この言葉、私なりの解釈をするなら、
月を指さす指にばかり気持ちを向けていたら、真の目的地である月を目指すなら、些末な事象にとらわれずに、もっと大局を見なければならないよ。
そんな意味なのではないでしょうか。
そしてそれを、
『考える』と『感じる』
という言葉に置き換えている。
カウンセリングの中でも、考えること(思考)にとらわれてしまうと、
もっと深いところにある本当の感じ(気持ち)を見失ってしまうことがあります。
ある出来事に対して、
「どのような気持ちになった?」
そう尋ねた時に
「うーん、そうだなぁ……悲しかった……のかな……うん、多分」
そんな風に言葉を探し出した時、それはもう『感情』ではなく『概念』になってしまいます。
概念はあくまで、大まかにわかりやすい形にした記号のようなもの。
感情はもっと、その人のオリジナルなものです。
なので、「どんな気持ちになった?」
との問いに対して、
「いーーーー!って感じ!」
そんなシンプルな表現のほうが的を射ていることが多くあります。
そして、シンプルな感情に気づけたとき、カウンセリングは驚くほどの気付きを起こしたりもします。
考えるのではなく、感じる。
もしかしたらそれが、心の健康の真理なのかもしれません。
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