2016年6月7日火曜日

孤独感はネットで癒せるのか


 ある心理学者が、
「孤独感を癒すにはネットでのコミュニケーションでは不十分」
という旨の研究結果を発表したそうです。
興味がある方はこちらで記事本文をどうぞ⇒
孤独感をやわらげるにはネットでなくリアルで顔と顔をつきあわせる必要があることが研究で判明

確かに、直接的でない、何かしらを介したコミュニケーションには限界はあるでしょう。
その反面、ここ数年でコミュニケーションツールは随分多様化しているのも事実です。
携帯電話をはじめとして、パソコンでもチャットや各社メッセンジャーソフト、オンラインゲームなんてものもあります。

もう、距離なんて関係なく様々な人と会話ができる時代になりました。
言葉の壁さえ越えれば、地球の裏側の人とだって会話ができるというのは単純に凄いことだと思います。

しかし便利な反面、今回紹介した記事のように、バーチャルな人間関係しか築けなくなってしまう危険性があるのでは……、
そんな意見もよく耳にします。

どうなんでしょうねぇ。
これはあくまでも私個人の意見なのですが、バーチャルな人間関係って、それも一つの「人間関係」のあり方だと思うんですよ。
もちろん、リアルの人間関係よりは不完全な部分は多くあると思います。
しかし、現代社会での人間関係の希薄さは皆さんも承知のこと。
そんな中で、ネットを通じてとはいえ誰かとコミュニケーションをとるというのは決して間違ったことじゃないと思うんです。

以前に、ひきこもりの支援をネットで行っている団体の記事を見たことがあります。
この記事の中でも、ネット媒体に対する依存が危険視されていました。
しかし、リアルの人間関係へのワンステップという位置づけであるなら、バーチャルなコミュニケーションは対人関係のスキルを身につける場や、孤独感を一時的とはいえ解消できる場としては有効だと思います。

コミュニケーションの形に決まりなんてありません。

必用なのは「他者と自分」

大事なのは「他者とかかわろうとする気持ち」

この二つさえ持っていれば、誰とでも、どこでだって繋がりあうことはできるのではないでしょうか。


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