先日、スマホの機種変更をしました。
今まで使っていた機種とはもう3年以上の付き合い。
別にケチで使い続けていたわけではないんですよ。
愛着があったこともありますが、最大の理由は、
小さかったから。
4インチサイズで、手のひらに丁度良く収まるサイズ。
最近のスマホはどれも大きくて、
「これだったらタブレット持つのも変わらないんじゃ?」
と思うような機種ばかりですよね。
そんな折、4,7インチでデザインもまぁまぁ、という機種の存在を知っての機種変更です。
不思議だなと思うのですが、
私は年代的に、ポケベル→PHS→ケータイ→スマホ
という時代の流れをリアルタイムですべて経験してきました。
かつてケータイ時代は、
各社がこぞって『小型化』を競っていました。
ところが、昨今のスマホは進歩と共に大型化しています。
やはり、スマホの利用の幅が広がったことが理由でしょうか。
スマホでできることはどんどん増え、今やパソコンをも駆逐する勢いです。
そうなると当然、「大きな画面で楽しみたい」という使用目的に合わせた開発になってゆくのでしょう。
ゲームや動画はある程度大きな画面の方が不自由なく楽しめますものね。
こんな風に、
『求められるもの』によって姿を変えてゆくものというものは多くあります。
利便性や品揃えが求められ、通信販売に取って代わられてゆく書店。
健康志向の波によって、味以外のものを求められる食品業界。
道路事情や経済事情に合わせて、軽自動車の需要が増える車。
どの商品も同じ方向性で進みがちになり、少数派の意向が届かないのも寂しい気もしますが、『商品』である以上ニーズに応えるのは当然なのでしょう。
そう考えると、『心理カウンセリング』もまた時代のニーズに沿った変化を求められるのかもしれません。
古いやり方に固執してしまっては、肝心の提供する相手を無視した独りよがりな自己満足になってしまう懸念もあります。
とはいえ、時代のニーズを迎合し過ぎて少数意見を切り捨ててしまっては、多種多様な『心』を扱う専門家としては本末転倒でもあります。
では、どうあるべきか。
私の答えは、
相談者の話をしっかり聞いて、一緒に協力し合って取り組んでゆくこと。
当たり前といえば当たり前の原点であると同時に、意外と軽視されてしまっているのも事実です。
「この心理療法がいいからやりましょう」
「私の言った通りすれば悩みは解決するよ」
そんな関わりをしているカウンセラーも多いと聞きます。
カウンセリングを受けた経験のある方、心当たりあるのではないでしょうか?
悩みは多種多様で、人の性格や人生だって一人として同じ人はいません。
だからこそ、
その人のニーズに対して、その人にマッチした、その人だけの解決方法があるはずです。
そんなオンリーワンな関わりこそが、心理カウンセリングには特に求められるのでしょう。
求められるものによって姿を変える。
それは、時代や流行などという大きなものではなく、
一人ひとり、その人によって柔軟に変化をしてゆくこと。
そんなカウンセラーでありたい、そう私は思います。
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