カウンセリングをしていると様々な相談を受けます。
もちろん一人一人詳しく聞いていくと、相談の内容は違うのですが、大きく分けた時の相談の種類のなかに『恋愛相談』というジャンルがあります。
恋愛に悩む人は多いんですよね。
そこで、ちょっと似合わない気もしますが、『恋愛感情』というものについて少し今日は扱ってみようかと思います。
よく聞くお悩みとして、
「人としては好きなのだけど恋人として見れない」
そんな風に言われる、というケースがあります。
所謂、『like』と『love』の違いというのでしょうか。
この二つの『好き』、いったい何が違うのでしょうか。
これはあくまで、私がこれまで色々な形の相談を受けてきた上での経験的な分析なのですが、
「人として好き」な相手というものは、自分に似た部分を持っていたり、親近感を感じる、そういった相手に対して感じることが多いようです。
逆に、「恋愛感情の対象として好き」は、自分とは違うタイプ、自分の持っていないものを持っている人に対して感じることが多いようです。
それはもっと深掘りしていくと、自信のコンプレックスが関係していったりするのですが、今日はそこまで深堀はしません。あくまで恋愛というカテゴリでのお話です。
人は自分に無いものを求める傾向というものが確かにあります。
ですが、同時に自分には無いものを、相容れないものとして拒否する場合もあり、そんな二律背反な性質があります。
これらの性質を上手く利用して、恋愛感情を抱いてもらいやすくすることも可能かもしれません。
初めに挙げた例のように、
「人として好きなだけで恋愛に発展できない」
という場合ならどうでしょう。
ただ人として人として好きなだけでは終わらず、恋愛対象として見れる相手というのは、
ある程度、自分と似た部分を持ちつつも、自分とは違う側面も同時に持っている。
そんな安心感と意外性の両立に人は恋愛感情を抱くのではないでしょうか。
もし今、意中の人がいるならば、
まずはその人と共通部分を見つけて、親近感を相手に感じてもらえるとまずは人としての距離が縮まりやすくなるでしょう。
その上で、相手には無い自分だけの個性を見せる。
それが、相手と正反対な特徴であればあるほどギャップとなり、その意外性は特別な対象として見る目が変わってくるのかもしれません。
もちろん、その見せ方や伝え方にも工夫は必要でしょうが、
「相手との関係性をより親密にしたい」
「特別な関係になりたい」
そんな時の有効な方法の一つとして試してみてください。
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