2017年8月14日月曜日

ゴキ〇リを恐れる心理


突然ですが、私が夏という季節があまり好きでない理由の一つに、『虫が多い』というのがあります。
虫の中でも特に、ゴキブリが大の苦手です。
まあ好きな人はあまりいないでしょうが、私はおそらくかなり苦手な部類に入るのではないでしょうか。
今日も出勤途中で2匹ほど遭遇し、朝から嫌な気持ちになった次第です。
職場が栄なのでね、どうしても多いんですよね。
(ちなみに、ルームには出たことないので安心してくださいね)

さて、どうして人はここまでゴキブリを忌み嫌うのでしょうか。
色々と理由が挙げられる中で、一つ面白い理由を見つけました。

それは、
太古の昔、人間は今よりも大きいゴキブリの祖先にあたる昆虫に、捕食される立場にあったため、本能的な恐怖を感じる。
というもの。
まあ、トンデモ説のひとつではあるんですが、面白いなとは思います。

他にも、もう少し信憑性のあるものでは、
親がゴキブリを嫌っている様子を幼心に見ることで、「ゴキブリは恐れるものなのだ」という学習をするという、『学習性行動』で説明するという説もあります。

どちらにせよ、個人の好き嫌いではなく本能的なものや、親から継承される価値観というもので、ゴキブリに対する嫌悪感が湧いているという点では共通するところがあります。

悩み相談の中では、過去の経験、例えば虐待や生死に関わる様な出来事がきっかけで、大きな心の傷を負ってしまう。
そんなそんなケースが語られることは珍しくはありません。

先ほどのゴキブリの件と同列にするのは失礼な話なのですが、
過去の経験や出来事によって、現在の人生に不具合を感じさせられているという点では、同じ仕組みがそこに起きているとも考えられます。

『悩み』というものを扱う時、『今起きている悩み』だけに注目してしまいがちですが、
実は、その悩みが生まれる過程であったり、過去の要因に目を向けて解決に向かって行くというのも、立派な悩み解決の一つのプロセスです。

ちなみに私、ゴキブリ恐怖に関しては、以前に単発ではありますが心理療法で扱ったことがありまして。
個人的には昔に比べると苦手意識は多少軽減しています。
心理療法ってすごいな、と思ったエピソードでした。


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