携帯電話やスマホの着信音が鳴った気がしたり、バイブレーションを感じたりした経験、ありませんか?
私は時々あります。
家でのんびりとしている時に、自分の携帯電話が鳴ったような気がしたり、
カウンセリングルームに居る時に、ルームの電話の音が聞こえたような気がしたりして確認することがあります。
実は、この現象には名前があるそうで、ある研究心理学者によると
『ファントム振動』または、『ファントムリング』という現象だそうです。
これは、頻繁に電話を利用している人に見られる強迫観念に近い現象だということで、『強迫性障害』の兆候の一つとして考えられているそうです。
強迫性障害とは、自分でも不合理な行為とわかっていながらも、その思考に反して特定の行動を反復してしまうという、精神疾患の一つです。
イメージしやすいのが、不潔恐怖や確認恐怖などがあります。
もちろん今回紹介したファントム振動は、強迫性障害とは限りませんが、その兆候の1つとして考えられるというものです。
確かにこれだけ携帯電話が我々の日常に密接に関わっていると、常に生活の一部として感じられるのは無理もありません。
連絡ツールとしては便利で手放せないものですが、
その反面、行動の自由やプライベートな時間は制限されている面もあります。
そんなストレス状態は無意識のうちに我々の心に影響を与えているのかもしれませんね。
今更、携帯電話のない生活というのは物理的にも無理でしょうが、日々の生活の中で、携帯電話に縛られない時間を作ることも、心の安定には必要なのかもしれません。
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