2016年5月3日火曜日
能面で心理テスト
近所の図書館へ用事があり赴いた時のこと。
展示コーナーに飾られていた『能面』に引き込まれました。
能面は能楽や神楽で用いられる仮面で、大きく分けると5つの種類があることくらいしか知識になく、
そこで展示されていた馴染みのない能面の一つがやけに気になりました。
それは、『中将(ちゅうじょう) 公達』という武人の面で、画像がその中将です。
平安の歌人、在原業平の表情を写した面だそうで、教養人としての優雅さや気品、憂いを表しているそうなのですが……。
(私は全く疎いので、もっと深い意味があるのでしょうが、浅い知識ですみません)
私はこの表情に、優雅や気品に隠されて、『蔑み』や『高慢ちき』さを感じ取ってしまいました。
これは私の無学の故の浅はかさなのかとも思いますが、
さて皆さんにはこの表情に何を見ますか?
心理テストには『投影法』というものがあります。
意味の分からないものや曖昧な絵などの刺激に対してどのような解釈をするか、その傾向を分析して心の内面や性格を診断する方法です。
つまり、明確な答えがあるわけではないものが『どう見えるか』にその人の心の内面が表れる、という事です。
私もカウンセリングの中で行うこともありますが、本当にその結果は千差万別です。
そしてこの能面、ある意味これも投影法に近い印象を持つと思ったわけですね。
見る者によって印象の違う表情。
きっとその表情は、自分の中の何かが反応してそう解釈させたのではないかと。
そう考えてみると、心理学的な興味でもこれから能面にはまってしまいそうです。
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