2016年9月13日火曜日
カウンセリングの成功と失敗
日々カウンセリングをしていますが、自分の技能に満足はありません。
「よし、今日のケースは良かったぞ」
そう思うこともあれば
「今日のケースはいまいち冴えなかったな」
そう思うこともあったりします。
当たり前ですが、クライエントさんは毎回違う人ですし、
違う内容が語られ、
求められるものも違うわけで。
毎回同じものを提供すればよいというわけでないので、
どうしても差異は出てしまいます。
毎回ベストなカウンセリングができるように、と日々トレーニングは欠かさないようにはしているのですが。
そんな努力はもちろん大事だと思うのですが、
実はもっと大切なことがカウンセリングにはあります。
それは、
良いカウンセリングだったかどうかは、クライエントさんが決めること。
我々カウンセラーが「良かった」「いまいちだった」を決めることはあまり意味がないどころか、
「良い」を押し付けようとしてしまう危険性すらあります。
「カウンセリングで大きな変化が起きることが良いカウンセリングの証拠だ」
そんな風に考えて、クライエントさんが望んでもいない変化を押し付けてしまっては、
それはただの独りよがりです。
もしかしたら、大きな変化でなくのんびりとした雑談で心を休ませることを求めているのかもしれません。
カウンセリングが有意義なものだったか、
それを決めるのはカウンセラーではなく、クライエントさんであるということ。
それを忘れないように、
何を求められても、高いクオリティで応えられること。
それが我々に求められる、カウンセリングの技能だと思っています。
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