2016年9月15日木曜日

月のうさぎ


今日は中秋の名月ですね。
仕事帰りの8時頃に空を仰ぐと、澄んだ秋空に昇るほぼ丸い月が綺麗に浮かんでいました。

さて、月には兎が住むという伝承があります。
この伝承は日本や中国をはじめ色々な国で古くから伝えられているそうで、
日本では、『餅をつく兎』、
中国では、『薬を作る兎』、
とされているそうで、やはりどちらも、臼を杵でついてる姿に見えるのだそうです。

今夜の月も、少なくとも私には兎の餅つきに見えました。

さてこのような現象、心理学では
『シミュラクラ現象』と呼ばれます。

どのような現象かというと、
「3つの点が集まった図形を見ると、人の顔と見るように脳が認識する」
つまり

(∵)

 ↑が顔に見えたらそれがシミュラクラ現象です。

それっぽい模様に何か意味を求めてしまう脳の機能ということですね。
心霊写真で「顔に見える!」なんていうのはだいたいこれですね。

そういってしまうと味気ないですが、逆に人間の想像力の豊かさをほほえましくも感じます。

星の並びを見て、「白鳥だ」「大熊だ」「サソリだ」と星座の物語を紡いだり、
風に揺れる柳の木を見て、「幽霊だ」と怖がったり、

人の想像力は実にたくましいですね。
その想像力が、ネガティブな方向に働けば、『不安』や『恐怖』といった苦しい感情に囚われてしまいます。
逆に、ポジティブな方向に働けば、『ツイてる』『奇跡だ』と嬉しい気持ちに満たされるでしょう。

想像力を武器にして、人生を楽しんでいきたいものです。

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