年末ムードが高まるとともに寒さも一段と強くなりました。
防寒対策しっかりしてますか?
ということで年末の行事といえば、時期的に直近はクリスマスですが、
(クリスマスを年末行事といっていいのかは微妙ですが)
今日は『大掃除』をテーマにしてみましょう。
大掃除とは、一年分のアカをそっと洗い流す そんなちょっぴりセンチな行事でやんす。
この台詞がわかる方はきっと私と同年代で漫画好きの方でしょう。
そんな大掃除。実は私ちょっと苦手だったりします。
掃除自体は嫌いじゃないんですよ。部屋を綺麗に保つのは気持ちがいいものですし、埃を溜めないのは健康にもよいですし。
しかし大掃除となると話は別。
普段の掃除は、『散らかったものを片付ける』という作業が主ですが、
大掃除など気合の入った掃除となると、『要らなくなったものを捨てる』
そんな要素も求められてきます。
私、捨てるの苦手なんですよ。
所謂、『捨てられない症候群』的と言っても過言ではないほどに。
自分でもわかっています。
置いてあっても使わないものや、くだらないものを置いておくことの無意味さを。
しかし、くだらないものでも一つ一つに思い出があるもので、
むしろ、くだらないものこそ思い出が付随していたりして、
それを捨てることに抵抗を感じてしまいます。
最近では『断捨離』なる思想も持て囃されているようで、
『捨てられない』というのはもはや一種の悪のような風潮すら感じてしまいます。
この『捨てられない』という心理にはどのような真相が潜んでいるのでしょうか。
いくつか挙げることはできます。
例えば、『収集癖』と言い換えるのであれば、それは人間の原始としての狩猟心理であったり、
「完璧に集めなければならない」という強迫的な思考であったり、
または、コレクションという特性的に、他者に対する優越感を感じるための方法であったり、
もしくは、他者と同じものを集めるという仲間意識を求めていたり。
他にも、モノ自体に依存することで自身の足りないものを埋めようとする行動だったり。
思い出や経験を、モノを依り代にして保つことで安心しようとする心理だったり。
つまり自分のアイデンティティに自信が持てないため物質的なもので補完しようとしているという解釈もできます。
とまあ色々と考えてみればいくらでも解釈はできるものです。
しかし問題なのは、結局のところその『捨てられない』という悪癖(?)によってその人自身が困っているかどうか、ですよね。
ゴミ屋敷と疎ましがられるか、
コレクターと称賛されるか、
世間的にどちらと見なされても、本人がその癖を楽しむか苦しむかだと思います。
(この場合は他者への迷惑というのは別問題として考えていますのでご了承くださいね)
もし、捨てられない自分を良しとするなら、それなりの対策を講じるべきでしょう。
倉庫を借りるとか、コレクションの形態を変えるとか。
しかし、捨てられない自分が嫌ならば、そんな自分とは決別して捨てられる自分となることでしょう。
その為に、上でしたような分析的な解釈が役に立つかもしれません。
『捨てられない』という結果を無条件に責めるのではなく、
まずは自分がどうしたいのかを明確にする。
それから、対策を講じてもいいのではないでしょうか。
という、壮大な自己弁護でした。
さて、どうやって場所取らないように仕舞おうかな。たるみでした。
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教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。
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