今日はカウンセリングの話。
「そうか、結局は自分なんですね」
そんな気付きをされるクライエントは多くいらっしゃいます。
『自分次第』という結論とも受け取れるこの気付きですが、実はとても大きな解決への前進だったりします。
どういうことなのでしょうか。そのヒントは『自律』という言葉にあります。
多くの悩みというものは、その原因は外部に起因します。
つまり、「○○のせいで困ってしまっている」というわけです。
これは甘えでもなんでもなく、おそらくは事実です。
環境が悩みを生むといってもよいでしょう。
だから悩みを抱える方の中には
「○○のせいでうまくいかない」
「○○だから仕方ない」
そんな風に八方ふさがりを感じて諦めてしまう方も少なくはありません。
でも、それで諦められるのならいいのですが、
諦められない、現状が苦しいから相談にいらっしゃるわけです。
ならどうすればいいか。それが問題です。
問題の原因が外部にあるのなら、本人には何もしようがないじゃないか。
そう思ってしまったら本当に八方ふさがりです。
だから、こう考えるのです。
「原因は○○ではあるけれど、それでも自分に何ができるのだろう」
自分が悪いと認めろというわけでもなく、
なら諦めろというわけでもない。
第3の道を検討していくのです。
心理分析の一つ『交流分析』にはこのような考え方があります。
「過去と他人は変えられない。しかし自分と未来は変えることができる」
いくら原因だといっても、外部の要因を自分の意思で変えることは容易ではありませんし、
自分が良いと思う方向へと確実に変えられる保証もありません。
しかし、自分自身のことならば、自分の意思で変えることができます。
そもそも、自分を苦しめている外部の要因は、苦しめるために存在しているわけではありません。
そこにあるのは、純然たる出来事や結果。ただそれだけでしかありません。
なら、それが苦しいと感じるのであれば、
自分が苦しいと感じないように変わるか、
自分が変わることで、外部を自分が苦しくない状態に変える。
それしかないわけです。
ね、『結局は自分』という事なんですよね。
自分が変わることを否定しつつ、外部にだけ変わってほしいというのは無茶な要求です。
自分が変わることによって変わる環境(外部)というなら納得できます。
だから、どのような悩み事であっても、
そこにあるのはただの出来事や結果。
それを悩み事と捉える自分自身に気づかなければ、解決に至ることは難しいということです。
悩み事を『自分事』として捉える。
それが解決の一歩であり、そのような捉え方ができることを、『自律的』に人生を生きているといえます。
では、自律的に人生を生きる為のヒントを、
今日は長くなりましたので明日紹介したいと思います。
悩み事は外からやってくるけど、解決できるのは自分。たるみでした。
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教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。
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