2016年2月22日月曜日

人とパソコンの違い


今、ノートPCの買い替えを検討中です。
今まで使っていたものもあるのですが、古いもので動作に不安もあり。

元々デスクトップ派でノートにはさほど興味がなかった私。
しかし最近仕事で必要な場面が増えたので思い切って買い換えようかと。

ということで物色中。
買い物って選んでいる時が一番楽しいんじゃないかと思います。
想像が膨らむというか、自分の求めるものを途方もない数の商品から探し出すというのは、
宝探しにも似たワクワク感があります。

ところがなかなか難しいもので。
やはり用途が主に仕事用なので、それに適したスペックを探していくと、
どの商品にも『良いところ』と『悪いところ』があります。
一長一短、帯に短し襷に長し。

「こっちはココがいいけど、アレはないんだよなぁ」
「逆にコレは魅力だけど、ソレは必要ないなぁ」

なんて、選り好みをしています。
もういっそ自分で組んじゃったほうが早いのでは、
なんて知識もないのに思ってみたり。
なかなか完璧なものというのは見つかりません。

それは人でも一緒。
『いい人』『悪い人』と分けてしまいがちですが。
その一面しかない人というのは逆に稀でしょう。
どんな人にだって、
『良いところ』もあれば『悪いところ』もあります。
そもそも『良い』『悪い』という判断基準すら人それぞれですしね。

何にしろ、人は一側面だけでは判断できない多面的な存在です。
私のカウンセリングの根っこにあるのは
『ヒューマニスティック心理学』という主義です。
『人間性心理学』と訳されますが、その主張は

人の持つ主体性や個別性を尊重し、自己実現の力を持つと信じる。

というものです。(私の意訳ですけどね)
簡単にいえば、
「人はみんな違ってみんないい。個性やその人らしさを大事にしよう。」
といった感じでしょうか。

そんな価値観を持って、
私はカウンセラーとして全ての相談者の方に接しています。
だから、どのような相談でも受けられるのです。
だって、主役は相談者その人なのだから。
その人の力を信じているから、私はサポート役に徹することができるのです。

と、カウンセリングではとても素晴らしい主義なのですが、
パソコン選びには向きませんね……。
だって、やはり私が求める目的に適ってくれるパソコンを探すということは、
私が求める道具を探して、私の価値観で選別するということですからね。

ここが大きな違いです。
人は道具ではないのだから、他人が勝手に評価や選別をしていいものではないのですから。
人は人。
一人ひとりが主役です。

その第一歩は、自分を尊重すること。たるみでした。


   垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈