2016年4月4日月曜日
「さようなら」の意味
春は出会いとともに別れのシーズン。
日本語では、別れの言葉として「さようなら」が用いられます。
この言葉について、少し興味深いことを聞きました。
さようならの語源は「左様ならば」。
つまり、「そういうことなら仕方がないですね」という意味で、別れを惜しむ心情が込められているのだそう。
一方英語では「Goodbye」。
これは「God be with ye」の略で、「(あなたが)神と共にありますように」という意味。
また、「Seeyou again」も、「また会いましょう」という意味ですから、
やはりこれも明確な『別れ』を表現はしていません。
つまり、『別れ』というのはそれほどに受け入れ難い、避けたい事柄として捉えられていることが伺えます。
それは、もう会えなくなる、という事に対しての惜しむ心情ともいえるのでしょう。
挨拶として当たり前のように使っていた言葉の真意を知ると、おいそれとは使えなくなってしまう気がしました。
『言霊』の話をするつもりはありませんが、
やはり言葉には心が宿るもの。
別れの意味を込めてその言葉を使うのではなく、
「また会いましょうね」という気持ちを言葉に乗せようと、そうひっそりと思いました。
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