2015年9月6日日曜日

人生はお気に入りの傘を選ぶようなもの



本日のタイトルでもある、
『人生は、お気に入りの傘を選ぶようなもの。納得がいくまで、20本でも30本でも広げてみよう。』
とは作家の中谷彰浩氏の言葉だったでしょうか。

その言葉を初めて読んだ時は、
「大げさな、傘なんてなんでもいいじゃないか」
そんな風に思ったものでしたが、今日それを後悔しました。

まず言っておくと、
私は傘を持ち歩くのがとても嫌いです。
荷物になるし、濡れた傘で自分の服も濡れるし。
なによりすぐ失くします。
出先で、電車で、途中のコンビニで。
もういったい何本の傘を失くしたことでしょうか。

そんな私、今朝は天気予報を確認せず家を出発。
曇っていたにもかかわらず、「まぁ職場までもつだろう」と楽観的に傘を持たずにです。

目的地のバスを降りたら見事な土砂降り。
「春雨じゃ、濡れてまいろう」と風情を気取るにはいささか強すぎます。
事務所に置き傘はあったので勿体ないとは思いましたが傘の購入を決め、
最寄りの建物に入り傘を探してみたところ、
高い傘しかない……。
流石に一時しのぎの買い物に財布から福沢諭吉さんと別れるのは辛い。
松坂屋を侮っていました。

思案していると、ふと思い出しました。
以前に店頭で気に入った傘があったのですが、何せ傘嫌いな私。
すぐに必要でもない傘を買う気にもなれず保留にしていた商品があったことに。
そしてその商品は現在地から地下街を通れば10分ほどもあれば行けるお店。

踵を返して目的のお店へ。
しかし人生とはままならないもの。
到着したはよいが、お目当ての商品はもう販売していないとのこと。
一気に購買意欲は著しく下がりましたが、外は相変わらずの大雨。
背に腹は代えられず、さして気に入ったわけでもない、無難な傘を購入。

今日は朝から傘一つにずいぶん振り回された一日でした。
おそらくは中谷彰浩氏の思惑とは全く関係のない教訓が私に増えました。
お気に入りの傘は大事。

もう失くさないぞ。たるみでした。


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