2015年11月8日日曜日

人に歴史あり


先ほど京都から名古屋に戻ってまいりました。

今日は朝から雨だったので高速も急がずゆっくりとのんびりと。
平日ということもあり空いていたので、山の木々に目移りしながら、
しかし事故らないように、安全運転で。

予想よりも紅葉は進んでおらず、まだ黄色い葉が冷たい外気とアンバランスな印象で、
秋のような景色に冬のような気温、を味わってまいりました。

今回の帰省は、先月なくなった祖母の四十九日法要が目的でした。
そろそろ落ち着いてきた頃で、遺品の整理なども始めているのですが、
出るわ出るわ、古いものが。
今日の画像も発掘された30年物のナポレオンです。

祖母は所謂、なんでも大事にしまっておく人でしたので、大昔の写真や道具がそのまま残されており、これからの整理が大変そうです。

私が生まれる前の時代を感じるものを見ると、『人に歴史あり』という番組が昔ありましたが、その言葉が実感できます。
まだ私は40年ほどの人生ですが、これからのまだ長い人生で、なにか『遺せるもの』があるのかとつくづく生きるという重みを感じました。

それが形あるものなのか、『縁』や『思想』、『思い』なのかは今はまだ定かではありませんが、
漫然と人生を生きるのでなく、何かを『遺す』人生でありたいと願います。

そう意識していることが、人生に目的を、責任を、価値を。そして誇りをもてることに繋がるのだとそう思います。

人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。たるみでした。