2015年6月1日月曜日

超能力ってなんだろう

先日テレビを見ていたら、透視能力で病気がわかるという能力を持つという女性が紹介されていました。見た人もいるのでは?
検証VTRでも科学者立ち会いのもとで実験を行ったところ、100%とはいかないまでも過去の腕の怪我や性転換の手術、妊娠などを言い当てていました。
検証VTRからすると、『病気』というよりも『体の状態』がわかるといった感じでしょうか。

バラエティ番組による検証ですので、その論点は「ホントか嘘か」というところが色濃く、私としてはもっとその能力についてを詳しく知りたかったところです。

例えば、病気が視えると言っても、どのような形で視えているのでしょうか。『透視』という言葉が使われていましたが、まるでレントゲンのように透けて見えるのか。
もし透視しているのだとしたら、実際に肉眼で見えているのか、頭のなかにイメージが浮かんでくるのか。

もし透視という言葉が便宜上使用されていただけで、実際には見えているのではなく他の感覚で感じているのか。オーラのようなものを感じ取っているのか。その部分が何かを発しているのか。

などなど、こういった『未知の能力』には疑問が尽きません。

私はもとから、こういったものにはとても興味があります。
昔、『超能力ブーム』なるものがあり、その時には自称超能力者が様々な超能力をあの手この手で披露しており、夢中になったものです。

そんな私の気持ちもいつしか冷めて、今は気が向いたら見る程度の興味ですが、明確ではないまでも覚めるきっかけというのはありました。
それは、気づいてしまった時。

いろいろな種類の超能力がありましたが、それらは主に
スプーンを曲げる、封筒の中を透視する、手を触れずに物を動かす、鉄が磁石のように体にくっつく。
そういったものが多かったように記憶しています。
確かに不思議な能力です。
しかし、超能力使わなくても出来ますよね。

スプーンは手で曲げればいいし、封筒の中身は開ければ見える、物だって手の届く範囲なら手で動かせます。体に鉄がくっつくのは……特に必要ないのでは?
と、超能力を使わなくてもできることが多いんですよね。

勿論それを発展させて、『我々ではどう工夫しても不可能なことを可能にする』ならば『超』能力なのですが、そういったものは極一部だったように思います。
例えば、行方不明者を探すなどは文句のない活用だと思います。

そもそものスタンスかもしれないですね。
超能力があるかないか、は実はあまり意味がなくて、常識では不可能なことを可能にする能力であればそれは、本当かトリックかを論じる必要もないのかもしれません、私にとっては。

最後に私は超能力に対してこんな解釈が好きです。
今の科学では解明できないので超能力と呼ばれているが、科学がより進んだ時には説明できない不思議なものでなくなる。

古代では雨が降るという現象も神のなせる業でした。
いつかは超能力も解明され、真偽を確かめるというだけのものでなくなればいいですね。

心だってまだまだ不思議だらけ。たるみでした。


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