恥ずかしい話なのですが、私は35歳を越えた頃から腰痛が持病になっています。
その頃は講師業だったので、授業の間は立ちっぱなしが多かったせいもあるのでしょうし、
運動不足が腰に来たというのもあるでしょう。
なんにしろ腰痛がひどく、よく仕事中に腰をひねっていました。
当事の私が担任をさせていただいていた学生の方には、そんな姿を見たことがある方も少なくないでしょう。
腰痛を治すために整形外科にも通ったのですが、レントゲンを撮っても特に異常もなく、
「すべり症になりかかってるから気をつけて」
程度の助言とシップ、あとは痛み止めの薬を処方されただけでした。
民間のマッサージ屋へも数件行きましたが、どこも施術中は気持ち良いのですが痛みは消えることはなく。
困っていたそんな時、当時住んでいたショッピングモール内にあったチェーン店の接骨院にふと立ち寄ってみました。
そこでは電気治療と施術を半々で行ってくれるようで、腰の痛みを伝えたところ、それまでのどことも違うアプローチでした。
とにかくでん部(お尻)を揉む、押す、ひたすら押す。
とにかく痛い。すごく痛い。めっちゃ痛い。
施術終了後、驚くほどに腰の痛みが消えているではありませんか。
感動でした。ひねることすらできないほど痛かった腰が回るんです。
それからしばらくは週に数回ペースで通いまして。以前に比べるとずいぶんとよくなりました。
そのスタッフとも仲良くなり、どうしてこんなに技術力があるのかを聞いてみたところ、
「うちは場所柄、他の店舗に比べてお客さんが多いので、自然と鍛えられるんですよ」
確かに、大型ショッピングモール内ということもありいつもベッドは満席状態。
しかもそのお店はスタッフさんがイケメン揃いでマダムたちのファンも多いようでした。
やはりこういった技術職というのは経験が必要なのでしょう。
しかし経験がすべてというわけではありません。確かな下地に積み重ねられる技術。
土台がしっかりしていなければ積んだものも上手く活かせはしないでしょう。
そして経験をただ垂れ流すのではなく、日々の研鑽に変える努力。
それらがあっての技術力だと感じます。
カウンセリングだって同じですもの。
知識の勉強も大事です。しかし知識だけでは応用や柔軟性が求められる臨床では足りません。
だからといって『勘』や『センス』だけで成しえるものでもありません。
その両方が求められます。そしてそうして得た技術をより高めるのは『経験』になります。
私はありがたくも恵まれた環境で、この年齢にしては長いキャリアを積ませていただいています。
だからこそ、まだ経験の浅いカウンセラーの方々がキャリアを積むために、指導という責任あるお仕事もさせていただいています。
これからも、この仕事を続けてゆく限り経験は積み重なってゆきます。
私自身もまだまだ上を目指し日々精進です。
今は引っ越してしまいその接骨院にたまにしかいけないのが残念です。たるみでした。
※お知らせ
教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。
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