2015年8月7日金曜日

音と心



今朝は少し変わったことがありました。
朝からマンションの私の住む階のどこかで警報ブザーがずっと鳴り響き続けていました。
とは言っても、私は眠りが深いのでまったく気づいてなかったのですが、ご近所さんが慌ただしくしており私の部屋にも報せに来てくれたので知った次第ですが。

隣近所数人で原因を探してみると、どうやらある部屋のインターフォンから警報が鳴っているようで。
いったい何を警告するブザーなのかはわからず、その部屋の住人も不在ということ。
もしや火災? いや、なにかの緊急を知らせるものでは?と憶測も飛び交ったのですが、
取り敢えず火災の気配はないし、勝手に入室するわけにも行かず。
管理会社との連携も上手く行かず、結局その後も鳴り続けていました。

私は仕事に行く時間になったので仕方なく原因のわからぬまま、解決もしないままに後ろ髪引かれる思いで出かけたのですが。

あの警報ブザーが鳴り響く中、出かける支度をしていると、いつもより数十分早く支度が完了していました。
『警報』というイメージを想起させる音を聞き続けることによって、きっといつもよりも焦りがあったのでしょうね。

焦り、不安、焦燥感。
色々な感情がないまぜではあったのでしょうが、とにかく落ち着かない気分をブザーによって掻き立てられていました。

かつてヒトラーが演説を行う際に、人の耳では聞こえない程度の重低音(低周波?)の音を流したという話を聞いた覚えがあります。情報源が定かではないので眉唾かもしれませんが、
理由としては、演説を聴く人にストレスを与えて気分を煽っていたということだったと記憶しています。

そのエピソードの真偽は確かではないにしろ、実際に効果的ではあるとは思います。
意識に触れない程度の刺激でも人の心は十分な刺激として働くものです。

それを、私は身をもって体験しました。
外的な刺激により、こうも感情は、そしてそれに伴って行動は影響を受けるものかと。
つくづく心の繊細さを感じる経験でした。

悪用厳禁ですね。たるみでした。


※お知らせ
教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。



垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈