2015年7月19日日曜日
理想の年のとり方
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という映画はご存知ですよね。
1985年のアメリカSF映画でSF映画。続編の『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』は1989年に、
さらに『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が1990年に公開されました。
当時は日本でも大ブームを巻き起こした、タイムスリップものの代表作でもあります。
その主人公、マーティ・マクフライ役のマイケル・J・フォックス、
友人であり科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)役のクリストファー・ロイド、
そして物語のヒロインであるロレイン役 のリー・トンプソン。
この3人が一堂に会した機会があったそうです。
それがこちらの画像。
30周年記念のブルーレイBOX発売記念のイベントでの様子だそうです。
2015年はこの映画にとって意味のある年で、
物語内でタイムスリップする30年後の『未来』が2015年なんですね。
なので、その物語の中には登場人物たちの『30年後』が登場するわけです。
映画の中ではそれぞれの役者さんが特殊メイクで30年の『老い』を表現しているのですが、
実際に30年という年月が経ってはじめて確かめられる、かつ驚きの結果がさきの画像です。
物語の中ととても近い年のとり方を3人ともしているのです。
特に、当時ドク役のクリストファーは30代前半で老人を演じていたのですが、その時のドクと現在のドクは違いがわからないほど同じような老い方をしています。
特殊メイクってすごいんですね。さすがはハリウッド!
と、果たしてそうなのでしょうか。
確かに当時の特殊メイクも、計算してシワや輪郭の変化などで『老い』を演出していたのでしょうが、これはそれだけでは説明ができない。ましてや偶然などではない気がします。
彼ら出演者は、30年前に30年後の老いた自分という役柄をすることで、
『老いた自分』というイメージがはっきりと自らに印象付けられてしまったのではないでしょうか。
単純にいうなら
「自分は年を取ったらこうなるのか」
そんな暗示を自分に与えてしまったと考えられます。
その結果、実際の年月と共に実現されていく老いに、自分の中の老いのイメージが干渉して自然と似た未来へ収束して行ったのではないかと考えます。
『イメージ』が人の肉体や行動に変化を与えるというのは、スポーツでのイメージトレーニングや自己啓発でも信じられていますし、心理療法でもそのメカニズムを応用したものもあります。
実際私もそういったアプローチを行うことで相談者の『自己実現』をサポートしていくこともあります。
私たちは老いという摂理からは逃れられません。
しかし、自分がどのように老いるのかは自分で決められるかもしれないということ。
「こんなふうに年を重ねたい」
「こんなおじいちゃん(おばあちゃん)になりたい」
そんなイメージを明確に持ち、意識していれば理想とする未来に近づけるのです。
そうすれば『老い』は『理想とする自分』に近づいていくというポジティブな現象となってゆくのではないでしょうか。
バック・トゥ・ザ・フューチャー大好きです。たるみでした。
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