2021年1月20日水曜日

震災から26年


26年前の1月17日、阪神・淡路大震災が発生した時、私は高校生で関西に住んでいました。
早朝に大きな揺れで一度は目が覚めたものの、被害はなかったので二度寝をして目覚ましで起きてテレビをつけて。ブラウン管に映っていたのは見慣れたはずの街の変わり果てた姿でした。
私の住む地域は大きな影響はなく、通っていた学校の壁にヒビが入って、机の上にコンクリ粉が降っていたくらいでしたね。
まさかあんなに大きな震災だったとは思いもよらず目を疑ったことを覚えています。

あれから26年経ちましたが、大切な人を失った方々、思い出の家や場所を失った方々の気持ちは、どれだけ時が経ってもなかったことにはならず、今でも思いと共に生活されている方も少なくないのだと思います。

そんな中、お笑いトリオ「安田大サーカス」の団長こと安田裕己さんのエピソードが話題になっているようです。
震災に遭い、親友も亡くされているのだとか。

そんな団長さんが、現在のコロナ禍と災害は共通するところがあると感じるところがあるとのことで、このようなことを仰っていました。

「『非常事態やから、みんなで頑張らなあかん』と無理をしたら、すぐに限界がくる」と経験上、知っている。だから、「他人を助けられるのは、自分に余裕があるときだけ。『頑張りすぎたらあかん』」と呼びかけることにしている。

これは本当にその通りだと思います。
他人を助けるのもそうだし、自分自身を助けるにも同じです。
そして、余裕を持つためには『自分を一番大切』にしていることが大切だと私は考えます。

カウンセリングに悩みを持って訪れる方に多いのですが、自分を一番に考えられていないというのはあまり良い傾向とは言えません。
自分を最優先にする、自分にわがままになる、とも言えるでしょうか。
勿論実際にいつも自分中心で物事を判断できない現実はあるでしょう。仕事だったり家族だったり、時には自分を犠牲にしても優先しなければならないことだってあります。

ですが、『何をするべきか』ではなく『何がしたいか』を常に自分に問いかけることは忘れてはいけません。

そう自問自答した末に、自分よりも何かを最優先するのであれば、それはもう自分の決断となります。自分が決断したことは不思議と後悔せずに納得できるものです。

ですので私はカウンセリングの中では常に、相談者様を一番に考えています。当人がそうできないでいる分、カウンセラーである私がその人のことだけを考えるようにしています。
色々な事情や状況もあるでしょう。ですがまずは自分を一番に考えてみる。
「自分はどうしたいのか」
それが明確になって初めて取捨選択が可能になると考えます。

これからカウンセリングを考えている方、
私が「あなたはどうしたいのですか?」と尋ねたら、どうぞご自身のことを一番に考えた、わがままでもいい、自分勝手で自己中心的なお答えを仰ってください。きっとそこが解決のスタートになります。
そしてもし、それがわからないという場合も安心してください。一緒に探していくのもカウンセリングです。


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