2020年6月28日日曜日

我慢することに慣れてしまうのは注意


毎日暑いですね。
さらに雨の日も多く湿度も高いので日々の通勤だけで汗びっしょりです。
急に夏日になり、体がまだ暑さに慣れておらず、この時期気を付けたいのが熱中症や脱水症状です。

特に高齢の方は、体温の調節機能が落ちているせいで暑さを自覚しにくく、気が付いた時には熱中症にというケースも多いので気を付けなければなりません。
若い方でも、喉が渇いたと自覚した時にはすでに脱水の初期症状が始まっているので、定期的に水分をとるというのも大事です。

この、自分の体が熱によって負荷を受けていることに自覚できない、というのは今では常識となりましたが、一昔前にはなかった発想です。実際私などの学生時代は部活中は飲水禁止がまかり通っていましたしね。

このような、『自覚なき負荷』というのは体だけでなく心にもあります。
感情というものは、目視不可で数値にも出にくいものですので無自覚のまま置き去られてしまうことがよくあります。

日々の生活で感じるストレス、ショックな出来事、災害や事故などによるトラウマ的な経験など、私たちは日常的に色々な心への負荷を受ける可能性があります。
それらを、きちんと自覚して、必要な対処を必要なタイミングで行っていれば後に引きずってしまったり、自分でも理解不可能な症状が出たりすることを防げるのですが、なかなかそうはいきません。
基本的に嫌な経験からは目を背けたいというのが人間です。
ついつい、目を背けたままで放置してしまい、いつしか自覚できなくなってしまうということが起きます。

簡単に言うと、
我慢しすぎてしまうと我慢が当たり前になってしまい、我慢していることに気づけなくなってしまう。
ということですかね。

わかりやすい例でいうと、
仕事で辛いと感じる→このままでは辛さが邪魔をして仕事に身が入らない→だから辛い気持ちをなかったことにしてしまう。

一見すると、上手く辛さに対処しているようですが、残念ながら感情はそう簡単にはなかったことにはできません。
はじめは意図的に考えないようにしていたことでも、慣れてしまうにつれて本当に自覚できなくなってしまい、溜まりに溜まった辛さがもう自分ではどうしようもなくなって、抑えきれなくなって初めて表に出ています。
身体症状という形で体の不調に出ることもあれば、気分の不調として日々の生活が送れなくなるほどのツケを払うことになる恐れもあります。

ネガティブな感情は、感じることもしんどいですが、無自覚でいても確かに存在して気づいてもらえる時を待っています。
カウンセリングをしていて、相談者さんが自身の不調や日常を語るとき、無自覚に我慢していた気持ちがあふれ出し、
「私はこんなに辛かったのか」
と自身の抑圧していた感情に驚かれることがあります。

目を逸らしてきた感情に向き合うことは勇気がいることですし、気持ちの良いものばかりではありません。
ですが、それも自分の一部として受け入れられた時、本当の自分の気持ちに気付けます。
それが問題解決や症状喪失のはじめの一歩になる場合も少なくありません。

安心してください。それをサポートするのが我々カウンセラーですし、抑圧から解放された感情をきちんと扱えば、前に進む力も与えてくれます。
自分の心に耳を傾けること、それが自分を良い方向へもって行くためのヒントを与えてくれます。


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2020年6月25日木曜日

折り返し


気づけば今年ももう6月が終わろうとしています。
一年の折り返し後半スタートですね。

今年は始まるとほぼ同時に新型コロナウイルスの流行が起きたせいもあり、本当に慌ただしい半年だったように感じます。
様々な出来事や話題があったにもかかわらず、多くが非常事態下に伴ってのものでしたから、日常的な日々の出来事は印象が霞んでしまい、例年とは全く違った半年だったように思います。

少しずつですが世間は日常を取り戻そうとしています。
世界的な状況や第二波など、まだまだ平時とは言えませんが『新しい生活様式』に沿って、今できる範囲での日常を過ごすことが必要なのでしょう。
それは、経済的な側面でもあり、精神的な側面でもある、人生という大きな視点での日常を充実させることの必然性だと言えるのだと思います。

実際に私のカウンセリングルームでも、相談内容のテーマは、その時の時世の影響があるように感じます。
『人生の充足』『自身の生きる意味』『これからの自分の在り方』
そんな、自身の存在認識をテーマとした相談が、以前よりも増えた印象です。
きっとこれまでにない事態は、多くの人の心にとって考えるきっかけとなったのでしょう。
こんな時代だからこそ、『心』を扱わせて頂く者として責任を持ってご対応させて頂くことをお約束させて頂きます。
(もちろん、日常の具体的な困りごともカウンセリングの大切なテーマですので、どのような相談でも気にせずにいらしてくださいね)

ということで、一年も半分が過ぎたところで私の下半期の決意も明確に表明させて頂きました。
お休みしていました一般の方を対象としたセミナーも、そろそろ再開を検討しています。
また新しいテーマで、今の皆さんに役立ててもらえるような、人生をより良くするヒントになるような内容を考えていますので、ご興味があればご参加くださいませ。
セミナーの情報はこのブログでも随時お知らせさせて頂きます。

予想外の始まりとなった2020年。
前半を取り戻すような充実した一年としたいものです。


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2020年5月27日水曜日

これから



発出から約1か月が経ち、半緊急事態宣言も全面解除となり、収束の兆しが見えてきました。
とはいえ再拡大や第二波という懸念もありますし、なにより世界規模で起きていることですから、まだまだ本当の意味での収束とは言えないのでしょうが。

それでも少なくとも日本内では世間は日常に近づいてきたように感じます。
オフィスのある栄も人が日を追うごとに増えてゆき、デパートも再開し始めるなど有事前の風景を取り戻しつつあります。

私に関しましては、クライエントさんの中にも会社からの外出制限により延期やskypeへ変更されていた方たちもいましたが、
当ルームは緊急事態宣言中も制限を加えつつ心理カウンセリングは平常通り提供していましたので、開店休業というわけではなくそれなりに忙しく過ごしていました。

といいますか、新規のクライエントさんが例年のこの時期と比べると倍近く増えたという事実は、コロナ禍による影響という要因は確実にあります。
勿論守秘義務がありますので相談内容は明かせませんが、コロナ禍の直接的な精神的ダメージというよりも、生活様式や環境の強制的な変化によってもたらされた悩みが大半でした。

この世界的な危機は、我々の生活の様々な水面下の危機をも露呈することとなりました。

家族の在り方、ストレスへの脆弱性、自身の存在意義、人間関係、仕事との向き合い方、孤独、集団心理 etc……。

そんな、これまで表面化せずにこれた、だが一たび平時が崩れた時に維持が困難になる。
コロナ禍は、そんな間接的な問題を浮き彫りにしたという側面もあります。

我々はこれから、終息を目指して直接的な戦いを続けるとともに、
そうした露呈した問題とも向き合ってゆかなければならないのかもしれません。


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2020年5月1日金曜日

影響は野生動物にも



切っ掛けはクライエントさんの一言。
「カラスがすごくたくさんいて怖いくらいでした」
言われてみて初めて気づいたのですが、最近栄周辺のカラスの数が増えているように感じます。
最近というのは、緊急事態宣言によって外出自粛が始まってから。

もともと栄周辺は飲食店が多いこともあり、カラスの多い地域ではありました。
それが、皆が外出を減らし街から人が減ってからというもの、反比例するようにカラスが増えました。
理由は色々と考えられます。
人が減ったことでカラスの警戒心が薄れて目に付きやすくなった。
飲食店の休業が増えたことで生ゴミが減り、一所に集まって奪い合いが起きている。

そしてこのような現象は世界規模で起きているのだとか。
アメリカでは七面鳥が、コロラドではピューマが、その他の国でもジャガー、猿、鹿などの野生動物が市街地に姿を現しているという例が多発しているようです。

ほんの数か月、人の脅威が薄れただけで野生動物たちは人間のテリトリーをに足を延ばしてくる。いやもしかしたら、本来その土地は彼らのものだったのかもしれません。
悠然と佇むその姿は、まるで本来の居場所を取り戻したかのように悠々とすら感じます。
他にも人間の外出が減ったことによる変化として、ヴェネチアの運河の水質が綺麗になった。空気が澄んだなどの報告もあるそうです。

これらのニュースを知り、私が個人的に思ったことは、
いかに人間という存在は不自然であるか、ということ。

これまで、人間の森林破壊や乱獲によって絶滅した動物は数百種を超えるそうです。自然に種が絶滅するスピードは数万年に数種類なのだそうで、どれほどの不自然さかは言うまでもありません。
(ずいぶん前の知識なので間違っていたらすみません。専門外ですのでご容赦ください)

などと、環境家のような話になってしまいましたが、勘違いしないでくださいね。
私は決して人間の繁栄が悪であるとか、そういったことを論じるつもりはありません。
だって、生きるってこと自体、自然に抗うってことだと思いますし。
生きている時点で死に抗っているとも言えるのではないかと。

ただ、人間がいなくなることでこんなに自然って力を取り戻すのだな、と自然のたくましさを再確認したという感想です。
そして動物全般が好きな私としては、アフターコロナの世の中で、彼ら野生動物がまた住処を奪い返されてしまうことに一抹の悲しさを感じました。
我々人間だってね、生きているんだし、生存競争と考えれば自然なことなのかもしれないけれど、野生動物と人間がもっと共存できる世界って楽しいだろうな、などといい年して子供の夢のようなことを考えたニュースでした。


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2020年4月21日火曜日

100日後に死ぬワニに我々はなぜ興味を惹かれたのか



さて、今日は少し前に話題になったワニについて。
『100日後に死ぬワニ』をご存じでしょうか。
twitterで公開された日めくり形式の漫画で、「死まであと○日」と明示された作中のワニの100日間を、カウントダウン形式で描かれたたwebコンテンツです。
徐々に話題になり、最終回は30万を超える「いいね」を獲得し、Twitterのトレンドで世界1位となったとか。

最終回後のグッズ展開の速さなどから商売方法についての批判や憶測もあるようですが、どこが絡んでいるのかは真実はわからないですから、そこに関しては特に触れるつもりはありません。

どうしてこの企画はこれほど我々の心をつかんだのでしょうか。
(しつこいようですが、仕組まれた流行という説は確証がないので特に触れません)

『死』にはネガティブなイメージがあり、一般的にはあまり好まれる題材ではないはずです。
ですが、一説では人間は本来『死』に惹かれる一面を持っているとされます。

フロイドは人間の快楽原則を『死の欲動(タナトス)』と『生の欲動(エロス)』の二つがあるとしました。
とはいえフロイドは、一般的な『死』のイメージはあくまで比喩的なものであり、非生命に向かう無意識的な自己破壊・自己処罰傾向が人を神経症に向かわせる要因である、として説明をしたものです。

私なりの解釈と要約をするなら、生と死は表裏一体のものであり、愛もあれば攻撃性もあり、前向きな気持ちもあれば破滅願望も同居している、というような感じですかね。
本当にすごく乱暴に解釈してますが。

写真家のアラーキーこと荒木経惟がよく『タナトスとエロス』をテーマとしていました。
私は当時子供ながらに、何やら混合したリビドーを感じ取っていた気もします。

話を戻しましょう。
100日後に死ぬというある意味衝撃的なタイトルは、我々が本来持ち合わせつつも、無意識のうちに禁忌としている死の欲動が反応してしまう刺激だったのではないでしょうか。
それは決して珍しことではなく、我々は刺激的なものや怖いものを娯楽として認識するという一面があります。
最近はあまり過激的なものは控えられるようになりましたが、『衝撃映像』なる事故や事件を紹介するテレビ番組があります。
きっと怖い結果になるとわかっていても抗えず危険な行動をしてしまう心理もあります。
生と死は表裏一体であり両価値とも言えるのかもしれません。
生きているから死は忌むものであり、死を忌むからこそ生が美しい。

あくまで一例ですが、私のケースの中で自傷行為をする方はこう言っていました。
「死を意識することで生を実感できる」
もちろんそれは正しい生の確かめ方ではないことは勿論ですが、そのような価値観を持つ方は少なくはないという例です。
死に対して興味や執着があること自体は悪いことではありません。
なぜならそれは、同時に生に対しての執着や実感を持っているということですから。

『100日後に死ぬワニ』が我々を惹きつけた理由の一つには、生をもっと感じたいという我々の欲動がもたらしたものなのかもしれません。


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2020年4月16日木曜日

続く非日常、蓄積するストレス



ここ最近、カウンセリングの開始時には、コロナについて話を振ることが習慣のようになっています。
とはいえそんなかしこまってじゃないですよ、
「毎日の報道はコロナ一色ですね、〇〇さんはどうですか?」
そんなリラックスしてお話して頂く目的の軽い世間話程度です。

3月の頃は、時短勤務やテレワーク推奨など、仕事への物理的な影響の話をされる方がほとんどでした。
ところが4月に入ってからは、
「不安」「気持ちの落ち込み」「怒り」「苛立ち」「焦り」「寂しさ」等が語られることが増えたように感じます。

緊急事態宣言は7都道府県から全国に広がるとのこと。(4/16情報です)
長引くこの状況、メンタルに与える影響が表面化してきているように感じます。

『緊急事態宣言』という物々しい言葉の印象の通り、今は『日常』ではない日々が続いています。
非日常というのはそれだけで我々の心身にストレスを与えます。

現在の状況が要因となるストレスをいくつか挙げてみましょう。

①生活環境の変化・制限
まさに非日常ということですが、普段と違う生活を強いられるというのは思いのほかストレスがかかります。
交通手段一つ使うにしてもウイルスへの対策を意識しなければならないですし、いつもと同じことが同じようにできない状況が続くと、一つひとつは些細なことでも蓄積してしまします。

②精神的なストレス
直接的に実感できるストレスがこれですね。感染への恐怖、仕事への影響への不安、制限された生活への窮屈さ。『自粛疲れ』などもこれに含まれるのではないでしょうか。
仕事に影響している場合は生活の不安も大きなストレスとなるでしょう。

③人とのコミュニケーションの不足
実はこれがとても大きいように感じています。
会社や学校、友達付き合いは、自然にコミュニケーションの場として機能しています。
ちょっとした愚痴吐き、楽しかった出来事を聞いてもらう、八つ当たりで怒りをぶつける、親密な会話でリラックスする、それら何気ない日常のコミュニケーションは日々のストレスを思っている以上に解消することに役立っています。
これはストレス要因というよりも、ストレス解消を阻害する要因と言った方がいいかもしれませんね。
孤独は精神疾患のきっかけのリスク要因として挙げられるものです。

④家族間の距離の変化
学校の休校や在宅勤務により、家族が家にいる時間が増えている事での問題も起きているそうです。
『コロナ離婚』という言葉が生まれるほどだそうで、良い意味で距離を保てていた家族の関係性に良くない影響を与えているケースもあるようですね。
実際当ルームにも、家族や子どもとの接し方の相談も増えています。

ざっと思い付くだけでもこれだけのストレス要因が考えられます。
今は物理的な感染収束が最優先なのは間違いないのですが、心のケアも決して疎かにしてよいものではありません。
そもそも、心身相関で心の健康は体の健康にも必要です。
心が弱まることで身体の免疫機能が低下する懸念もあります。

こんな状況ですが、我慢をするにも限界があります。大きなストレスではなくとも、日々の小さな積み重ねが心を弱らせてしまうことは知られています。
羽を伸ばして外出できないなりに、心を癒せるような方法を見つけ、ストレスを溜めてしまわない心がけが大切です。
例えば、家で美味しいものを食べる、友達と長電話をする、自宅で映画や本を堪能する、などなど。
自分が楽しめると思うこと、ちょっとした贅沢、心に栄養をあげられることをしてこの状況を乗り越えてゆきましょう。


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2020年4月14日火曜日

skypeカウンセリングのご紹介


最近、当ルームのお問い合わせに『skypeカウンセリング』についてがとても増えています。
理由はもちろん新型コロナウイルスの影響です。
愛知県にも、県独自ではありますが非常事態宣言が発令され、ますます外出自粛ムードが高まっています。

ちなみに当ルームは、心理カウンセリングは通常通りの対応をさせていただいております。
もちろん3密に該当する一部メニューを除いて、可能な限りの感染拡大予防策を行ったうえで、ですのでご安心くださいませ。

果たして『不要不急』にカウンセリングは含まれるのかどうかを論ずるつもりはありませんが、実際に外出に伴う感染リスクがゼロとは言えない以上、私としても予約を頂いている方や、新規お問い合わせの方に対しては個人の判断に委ねています。

とはいえ、心理カウンセリングを日常生活を送る為に必要とされている方もいらっしゃいますし、特に継続的に心理カウンセリングを受けることで心理面の安定を図っていた場合、意図せず心理カウンセリングが途切れてしまうことは望ましくありません。

そして、収束の見えない状況の中、『自粛疲れ』等のワードが出てくるように、心理的なストレスも高まっているのも現状でしょう。
感染に対する不安や、生活の変化による戸惑い。
非常事態というのはその閉塞感や危機感によって、様々な心理的問題を引き起こす要因となります。
かつての震災の際も、メンタルケアの重要性が見直されました。
今だからこそ必要な心理ケアもあると私は考えます。

そこで、外出せずに受けることができるskypeカウンセリングを改めてご提案します。
本来当ルームでは、よほどの事情がない限りは対面によるカウンセリングをお勧めしていました。
理由は対面の方が効果的だからです。
ですが現状を鑑みて、来談されることに躊躇がある場合はskypeによる心理カウンセリングをお勧めします。

名古屋 栄カウンセリングのHPにもskypeカウンセリングの紹介はあるのですが、改めて実施方法や手順を解説しました。

skypeカウンセリングについて←クリックで飛べます。

このような時ですが、むしろこのような時だからこそ、メンタルケアを怠らないようよろしければご利用くださいませ。

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skypeカウンセリングについて


当ルームでは、実際に来談いただく対面のカウンセリングの他に、skype通話を使ったカウンセリングも行っております。
(電話カウンセリングは行っておりません。)

skypeカウンセリングは、相談者さまがカウンセリングルームを訪れて対面で行うカウンセリングに比べて、長所も短所もあります。
最大の長所としては、簡単・簡便でしょう。実際、カウンセリングルームを訪れる事を大きなハードルと感じる方も少なくありません。
無理もありません。
どんな所でどんなカウンセラーが待ち構えているのかがわからない状態で、悩みを抱えて訪れるわけですから、不安はあるでしょう。
心理的な問題だけでなく、遠方、時間的制約、環境的制約、身体的制約などでも、来談が難しい場合があります。
skypeなら、対面することなく、地球の裏側からでもカウンセリングが可能となります。

ですが短所もあります。
心理カウンセリングは対話で行うものではありますが、対話だけで行うものではありません。無言のコミュニケーションや表情も大事な要素となりますし、心理療法によってはskypeではご提供が難しい場合もあります。
そしてなにより、カウンセリングルームは相談者さまが話しやすい雰囲気を感じて頂けるよう、外界から切り離された特別な空間としてご用意しているものですから、対面のカウンセリングに比べると、同じクオリティでご提供できるとはお約束はできません。

ですが、様々な事情があり対面は難しい、いきなり直接会うのは不安なのでまずはお試しに、などの場合はskypeカウンセリングは一つの選択肢として有効なのではないでしょうか。
もちろん私は対面でもskypeでも、その時にできる最大の努力を持ってご対応させて頂きますのでご安心くださいませ。

ということで、skypeカウンセリングのお申し込み・実施手順をご説明します。

■ スカイプカウンセリングの流れ

① お問い合わせフォームからお申し込みください。
 名古屋 栄カウンセリングお問い合わせフォーム ←クリックで飛べます。 

② ご希望のメニューで『スカイプでのカウンセリング』を選択します。
  ※その他必須項目もご記入ください。
  ※ skypeカウンセリングの料金などはこちらをご覧くださいませ。
   → skypeカウンセリングについて 

③ 当ルームから返信のメールが届きます。
  ※ お問い合わせを頂きましたら、最長でも3日以内にご返信を差し上げております。
    3日経っても返信のない場合は何らかの送受信トラブルの可能性があります。
   その際はお手数ですがお電話にてお問い合わせくださいますようお願い致します。

④ カウンセリングの日時が決定しましたら、料金を指定の口座番号にお振込みください。
  ※ 振り込む際は、必ずお問い合わせいただいたお名前でお振込みください。
    ※ skypeカウンセリングは原則前払いとなります。

⑤ お振込みが完了しましたら、スカイプIDもしくはMicrosoftアカウントをメールにてお伝えください。
  当ルームから確認(申請)のメッセージを送信させていただきます。

⑥ カウンセリングの時間になりましたらスカイプを立ち上げて待機ください。
 
⑦ スカイプカウンセリングの開始です。
  ※ 時間を延長される場合の延長料金は後払いで結構です。
 
※ skypeのダウンロードや設定についてはこちら→ skype(外部リンク) 
※ スカイプをご希望の場合は必要な機器、設定はご自身でご用意ください。
  スカイプの機器・性能についての問題はご了承ください。

いかがでしょうか?
システムはご理解いただけましたでしょうか?

skypeカウンセリングが、皆様にとっての選択肢の一つとなれば幸いです。

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2020年3月31日火曜日

新型コロナウイルス感染症に関する当ルーム対応のお知らせ



カウンセリングをご利用の皆さまからもお問い合わせを頂くこともあり、当ルームでの新型コロナウイルス感染予防の取り組みとスタンスについてをHPトップにも提示をいたしました。

➡ 名古屋 栄カウンセリングHP

現状では、一部メニューを除いては通常業務としておりますが、不安のある方はご自身の判断にお任せしており、予約のキャンセルなども受け付けております。
また、体調に違和感をお持ちの方は自粛をお願いしているといった状況です。

以前にもこのブログでも書きましたが、当ルームのスタンスとしましては、出来得る限りの予防措置を取りつつ、かつ過度に敏感になり過ぎないように、状況に即して冷静に包括的な判断をしてゆきたいと考えております。

一刻も早い収束を願っています。
今後の政府方針によって当ルームも柔軟に対応してゆきますので、また方針に変更があった場合はこのブログやルームHPにてお知らせをしてゆきます。

2020年3月27日金曜日

自分らしく人生を生きる


収束の兆しが見えないコロナウイルスは我々の生活に大きく影響しています。
私も出来るだけ不要不急の外出を避け、感染予防に努めています。
人と関わる仕事ですからね、私が感染しないよう対策をするのは職業的な義務だと思っています。

そんな最近、家にる時間が増えたのもあり、よく映画を観ています。
もともと映画は好きなのですが、配信で観れるのは便利ですね。

最近お気に入りのジャンルは、洋画のヒューマンドラマです。
アメリカでは若者も中年も、みんなアイデンテティを探します。
恋愛、仕事、家族などテーマは様々なのですが、みんな一生懸命『自分らしさ』『自分の生き方』を求めて奮闘します。
私がそういう映画を好んでいるというのはあるのでしょうが、邦画に比べると多いのは確かなのではないかと思います。

邦画では、家族愛や恋愛そのもの、つまり人との繋がりが描かれる作品が多い印象です。
『誰かと愛し合う』『家族の愛を確認する』をゴールとする物語というのでしょうか。
対して洋画では、最終的なゴールが『自分の人生の満足』となる物語が多いのですよね。
この辺り、とても文化的な特徴だと感じます。

欧米は自己観として『相互独立性』、アジアは『相互協調性』という特徴があります。
相互独立性とは、他者からの独立。個性や自律に重きを置きます。
相互協調性とは、他者との協調関係に重きを置きます。
どちらが良い悪いと言うつもりはありません。

ですが、自分の人生を主体的に生きるというのは、やや日本人は苦手としている気はします。
別の言い方をすれば『自分の人生に責任を持つ』と言えるでしょうか。

私はカウンセリングの中で、『責任』という言葉を時折使います。
責任という言葉に対して「厳しい!」と感じる方もいるのですが、それは誤解です。
責任というのは、『自分の人生を自分で決めていいという権利』と同じだとすら思っています。

実際、自己主張の苦手な人へ行うトレーニングである、主張訓練法(アサーショントレーニング)では、我々が持つ権利の中に、『自分の責任を自分で取る権利』があります。
これは奴隷や主従関係の薄くなった現代ではピンと来ないかもしれませんが、自分の責任を取れるというのは、自由や尊厳を認められる権利であるとされています。

確かに責任というのは厳しい一面もあるとは思います。
ですが残念なことに、自分の人生の責任は他人には取れません。
それは親子であれ恋人であれ夫婦であれどもです。

でも安心してください。だからといって一人で全部背負わなければいけないわけではなく、人から助けてもらうことも愛してもらうこともできます。
むしろ、『私』と『あなた』という独立した関係だからこそ、助け・助けられるという関係が成り立ちます。

自分の人生をどのように生きるか
自分という人間はどのような人であるか
自分の幸せとは何か

それを自分で決められた時、自分の可能性や自由は広がり、本当の意味で充実した幸せな『自分の人生』を歩めるのではないでしょうか。


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2020年3月17日火曜日

こだわりの理由②


少し前の記事で、当ルームのティッシュはクリネックスに拘っているという話をしたところ、そういった裏話(?)的な話をもっと聞きたいと、数人の方にリクエストを頂きました。
私としては裏話のつもりはなかったのですが、なるほど確かに、備品のこだわりなどはカウンセリングの中では話題に挙がることではないですしね、こぼれ話として興味深く感じて頂けたのなら幸いです。

さて、そんなこぼれ話と言いますか、私のカウンセリングルームへのこだわりのようなものについて今日も書いてみようかと思います。

今回は相談者さまからもよくお声を頂く、『香り』についてです。
よく、「いい匂いがしますね」など言ってもらえるのですが、
当ルームでは、室内で焚いているアロマの精油は『ラベンダー』に拘っています。
ラベンダー単体だけでなく、カモミールとミックスすることもありますが、ラベンダー要素は外さないようにしています。

ラベンダーの香りには「酢酸リナリル」が含まれており、セロトニンの分泌を増やす効果があります。
自律神経を整えて副交感神経を優位にするので、鎮静効果が高くストレスや不安に対して精神的な安定をもたらせてくれます。
そして精神的なものだけでなく、不眠、頭痛、生理痛なども緩和してくれます。

つまりはリラックス効果がとても高いということですね。
カウンセリングを効果的に行うためには、リラックスして臨んでいただく事も大切です。

カウンセリングに来られる方で、特に初回の方は不安を抱えていることが多くあります。
それは、カウンセリングに至る動機となった悩み事だけでなく、カウンセリングを受けること自体に感じるストレスや不安です。
初めて訪れる場所で、初めて会うカウンセラーなわけですから。

「カウンセラーはどのような人物なのだろう。信用できるのだろうか」
「自分の悩みをちゃんと受け止めてくれるのだろうか」
「自分の悩みは解決することができるのだろうか」
「馬鹿にされたり怒られたりしないだろうか」

そんな様々な不安を抱えつつ、勇気を持って一歩踏み出してカウンセリングに足を運んでくれたのです。
ですので我々カウンセラーは、出来得る限りの安心をご用意して、相談者さまをお迎えする義務があると思っています。

カウンセリングが進む中で、悩みの本質と向き合う時や、乗り越える作業が必要な時、新しい自分の一面を発見する時などは、不安や緊張があってもそれは仕方ないことでしょう。
むしろ、それらが解決の力を生み、改善の土台となる強さを作ってゆくこともあります。
だからこそ、ここ一番で頑張ってもらうためにも、カウンセリングの空間は安心したリラックスのできる空間として環境づくりを心がけています。

他にも、椅子の座り心地、壁紙の色、BGMなど。
リラックス空間を演出するちょっとした工夫は、可能な限り準備しています。
本当にちょっとした工夫なのですが、そんな一つひとつがカウンセラーからの、相談者さまを応援する気持ちだと思って、安心して来て頂ければと思ってます。

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2020年3月16日月曜日

新型コロナウイルスに関すること



新型コロナウイルスのこと。
日々のメディアでは関連話題ばかりですね。

しかも、疫病の蔓延という主問題だけでなく、騒動は消費・経済など国民の生活全般にまで及んでいます。
新型コロナウイルス自体も、終息の兆しは今時点では見えてきません。
この一連の騒動が収束する目途はいつ立つのか、明るい話題が欲しいものです。

当ルームでは、心理カウンセリングメニューについては通用通り実施・ご提供しております。
とはいえ、当方も可能な範囲での予防措置(アルコール消毒・マスク等)は図っておりますが、不安のある方はご自身の判断にお任せしており、予約のキャンセルなども受け付けております。
また、体調に違和感をお持ちの方は自粛をお願いしているといった状況です。

研修やセミナーなど、多人数を対象としたサービスは一部中止を判断しているものもありますが、すでに日程が決まている企業様への研修などは、先方の判断にお任せしております。

当ルームのスタンスとしましては、出来得る限りの予防措置を取りつつ、かつ過度に敏感になり過ぎないように、状況に即して冷静に包括的な判断をしてゆきたいと考えております。

こういった状況は、不安や危機感、閉塞感を引き起こします。
現実的な生活の制限も強いられることもあるでしょうし、伴って仕事面への影響もあるでしょう。
そして、約束された安心・安全が得られない状況は心理面に大きなストレスとなります。
実情が見えないという要因も、ことさら不安を掻き立てられるのでしょう。

物理的な終息が優先ではありますが、心理的なケアも必要でしょうし、疎かにしてよいものではないと思います。
それに、継続的に心理カウンセリングを受けることで心理面の安定を図っていた場合、途切れてしまうことに良い効果はありません。

もし外出や直接対面に心配を感じられる場合は、skypeを使った心理カウンセリングも対応しますので、心のケアを二の次にしないよう、大変な状況ではありますが心のケアも忘れないようにしてあげてください。

最後に、個人でできる対策としては、免疫機能を高めるというのも有効とされています。
ストレス対策だけでなく、心身の管理にいつも以上に意識をして、健康的な生活を心がけることが一番の予防法かもしれません。
過不足のない対策を行い、この状況を乗り越えてゆきましょう。

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2020年3月3日火曜日

セミナー等の休止のお知らせ


名古屋 栄カウンセリングでは、一般の方を対象とした、心理学セミナー・講座を開催しておりましす。
毎回、様々な方にご参加いただいており、心理学を応用した日常に役立つ学びをご提供させていただいておりました。

こちらのページで毎月更新で開催情報をお伝えしています。
名古屋 栄カウンセリング 心理学セミナー・講座情報

毎月、月初に一か月の開催スケジュールをお報せしていたのですが、
3月は、国内での新型コロナウイルスの感染拡大防止とお客様の安全を考慮し、複数名でのセミナー等の開催を休止する決定をさせていただきました。
ご参加を予定されていたお客様には申し訳ございませんが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。

なお、心理学トレーニング・心理カウンセリング・教育分析等への個人様でのお申し込みは、これまで同様に受け付けております。
よろしければごそちらを活用くださいませ。

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現在ご予約いただいております心理カウンセリングの予約や、すでに依頼を頂いております各種研修等に関しましても、相談者様・ご依頼主様からのお申し出がない限りは、変更なく実施を予定しております。

当ルームでは感染拡大予防の為、入室時の手指のアルコール消毒など可能な範囲での対策をしております。
ご利用の皆様も、体調不良など自覚症状のある場合は、無理をなさらずにご予約の延期・中止をご判断下さいますようお願い致します。

今後のセミナー等の再開については、国内の状況の変化に応じて、改めてお知らせをさせて頂きます。

今後とも当ルームをよろしくお願い致します。


2020年2月26日水曜日

カウンセリングの対象は誰なのか


心理相談の枠組みは広く、その領域は様々です。
一対一での面談での相談もあれば、一対多人数で行うこともあります。
そして、相談者が悩みを持つ当人ではない場合もあります。
具体的に言うと、親を対象とした児童支援や、夫婦(パートナー)や家族についての相談、悩んでいる方の知人からの相談などがそれにあたります。

「うちの子どもの不登校を解決したい」
「精神疾患を治療中の家族との関わり方」
「うつで休職中のパートナーの励まし方」

そんな主訴をイメージしてもらえればいいでしょう。
これら相談の特徴は、相談に訪れる人がカウンセリングの対象ではない、ということ。
例えば不登校の子どもの相談の場合、親がカウンセリングに訪れる場合などですね。

そんな時、カウンセラーが気を付けなければならないことは、
誰を対象にカウンセリングを行うのか、を明確に関わることです。
先ほどの例の場合は、親なのか児童なのかとなるでしょう。

不登校なのは子供なのだから、当然子どもを対象としたカウンセリングだろう。
そう思われるかもしれませんし、実際親御さんはそう言って相談に来られます。
しかし、カウンセラーが安易にそう思い込むことは危険です。
不登校の子どもに対して悩んでいる親御さんが、心理援助としてのカウンセリングを必要としている、そんな可能性も考えなければなりません。
むしろ、そちらの方が本質としては多いとさえ思います。

そこに気が向かず、今そこに居ない子どもについて分析したり、親の関わり方を指導したり、対策を提案したりすること。
「あなたの間違った関わり方が、お子さんは不登校にしているのですよ。こう関わりなさい」
そんなアドバイスは、例え正論だとしても子どものことで思い悩む親御さんのSOSのサインをないがしろにして、むしろ追い詰めてしまうことだってあり得ます。

そんな時はまず、親御さんの悩む気持ち、どうしてよいのかわからない辛さを扱うことが効果的となります。
つまり、カウンセリングの対象は親御さん自身ということになります。
そうして親御さんの心が癒されて、初めてテーマが子どもに向かうことができます。

とはいえ、親御さんは自分のことより子どもの改善を優先したい気持ちもあるでしょう。その気持ちも無視してはいけません。
親御さんの気持ちにフォローが必要な段階でも、実践的なアドバイスを求められることもあります。
そんな時は、例え親御さんの関わり方に問題がある場合でも、その伝え方に配慮をする必要があります。
なぜなら、カウンセリングは主体的に受けようとしない場合、その効果は極端に薄れてしまうから

例え、子どものためにまずは親の心理面・行動面の改善が必要だとしても、自分の為にカウンセリングを受けることに抵抗を感じる親御さんも多いですし、そもそもその必要性を感じられない場合も多いでしょう。
ですから、伝え方に配慮しながら、親御さんの心を癒しながら、同時に親御さんが自分自身の心の状態に意識が向けられるように関わる必要があります。

我々カウンセラーは、常に心理援助の対象を明確にしておく必要があり、その対象に適した関りが求められます。
自分のことでなく、家族や友達、恋人など周囲の方の相談を望まれているなら、素直にそう伝えて頂ければ大丈夫です。
しっかりお話を伺ったうえで、誰に何をすることが今最も効果的なのか、ということを納得いただけるよう、カウンセラーはちゃんと説明をします。
むしろ、それを整理することを共に行うのが、カウンセリングの場だと思って安心してご相談ください。


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2020年2月16日日曜日

こだわりの理由


唐突ですが、当ルームのカウンセリングルームに常備してあるティッシュは『クリネックス』を使うようにしています。
数あるティッシュのメーカーの中でなぜクリネックスに拘っているかと言うと、
私の敬愛する臨床心理学者であるカール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers, 1902-1987)が心理面談の際にクリネックスを使っていた、という理由があります。

カール・ロジャーズといえば、人間性心理学の代表的な一人であり、来談者中心療法という現在の対話を主としたカウンセリングの基礎を作ったと言っても過言ではなく、アメリカ心理学会によるアンケート調査「もっとも影響力のある10人の心理療法家」では第一位に選ばれたこともある人物です。

そんなロジャーズが自身の理論をレクチャーしているという貴重な映像があるのですが、その中で彼は、カウンセリングに必要な要素というくだりの中で、その一つに『クリネックス』とはっきりと語っています。

とはいえ、なんでもアメリカでは "Kleenex" という一商品名が商標に関係なく「ティッシュペーパー」を意味するほどに定着しているそうで、『ウォークマン』『ウォシュレット』みたいなものですね。
なので、つまりは涙を拭くためのテッシュがカウンセリングには必要だ、ということなのですがね。
それでもロジャーズを同じ商品を使用することで、少しでもあやかりたいということでクリネックスに拘っているというわけです。

さて、カウンセリングの中で何故にそれほどティッシュが重要なアイテムかと言うと、真意として重要なのはティッシュの問題ではなく、『泣ける環境である』ということ。

とは言え勘違いをしてはいけないのが、カウンセリングは泣かせることが目的ではないということ。
確かに泣くと、何やら達成感らしきものを感じることもあるのですが、実際のカウンセリングの質とはあまり関係ないと言えると思います。
大切なのは、自分の悩みや心の奥深くを語る時に、大きな感情が起きます。そうすると自然に涙が出てくるということをロジャーズは言いたかったのではないでしょうか。

涙というと悲しくて流れるイメージがありますが、実は感情が大きく発露した際には涙を伴います。
悲しくて流す涙もあれば、悔しくても涙を流すし、嬉しくて泣けることもあれば、怒りのあまりに泣けてくるなんていうこともあります。
私が思うに、人は大きな感情を表出する際、言葉や表情・動きなどで出し切れない時に涙が溢れ出すのではないかと考えます。

なので、悲しい気持ちにさせて泣かせることが目的ではなく、大きな情動・感情をカウンセリングの中で扱うということが、有効なカウンセリングに求められる要素の一つであると思っています。

当ルームにもたくさんの方がいらっしゃいます。
男性も女性も、年齢も様々です。もちろん相談内容も一人ひとり違います。
そんな皆さんのどのような感情であっても、カウンセリングの空間の中では決して、軽視したり拒んだりすることなく受け止めることをお約束します。

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2020年2月7日金曜日

自己免疫機能を上げて乗り切りましょう


2020年も2月になりました。
最近の話題はなんといっても新型コロナウイルスによる肺炎。
連日ニュースで注意喚起がされていながらも、実態がなかなか見えないことから不安は高まってしまっているようです。

コロナウイルスの話題に隠れがちですがインフルエンザも流行っているようですし、何かと体調管理が気になるこの時期ですが、皆さんも対策されていると思います。

私も職業柄人と接する機会も多いので、細心の注意を払っています。
基本としては手洗いうがいマスク。
マスクは予防というよりも感染拡大予防の側面が強いものですが、それでもできる対策はするに越したことはないと思っています。

そんな物理的な対策に加え、とても重要なのが
ウイルスに負けない体つくり。
つまり自己免疫機能の強化です。

免疫力を上げることで体の恒常性の維持は、新型肺炎だけでなく健康には欠かせないものです。
そして、免疫を正常に機能させるためには自律神経を整えることが大切です。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、
交感神経は緊張状態や活動時などに活発になり、末梢神経からはノルアドレナリンが放出され、身体機能の活動を高める役割があります。

副交感神経は、リラックス時に働き、末梢神経からはアセチルコリンが放出され、身体を回復させる機能や内臓の機能を高めます。
そして副交感神経が優位であると免疫機能の向上も期待できます。

つまり、免疫機能を上げるには副交感神経を活性化させることが有効であるということ。
もちろん双方のバランスが極端に崩れると自律神経に良くないので適度にではりますが、現代人はストレスや生活習慣により副交感神経が乱れている割合が高いとされています。

少し科学的根拠からは離れますが、
末期のがん患者が自分の好きなことをしていたらがんが消えた、などのレアケースも免疫機能の強化によるとも考えられますし、
宗教的にも『笑い』というのは魔を払う効果があるとされているのも、関係がある気がします。
経験のある方もいるのではないでしょうか。
心配事や落ち込むことがあり元気がない時に風邪をひいて寝込んでしまったり。
高ストレス状態では体の免疫機能が落ちて体調を崩しやすくなるというのは、身近に実感できます。

そんなメンタル的な対策だけでなく身体的な対策としては、体を温めること。
特に内臓を冷やさないことは副交感神経に良い効果を与えます。

心も身体も整えて、この時期を乗り越えたいものです。

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2020年1月16日木曜日

性格を変える


カウンセリングでの相談内容は多種多様あるのですが、表面的なテーマとしては人間関係や自身の生き辛さなどを挙げる方が多く、そういったテーマを通しては、『性格傾向』というものが相談者さんから語られることが少なくありません。
つまり、「自分のこういう性格を変えたい」などが多いですかね。

性格傾向というものは心理学でも研究されてきています。
見た目や先天的特徴で性格傾向をいくつかの典型例に分類する方法(血液型占いとかこれですね)や、
特徴的な行動によって性格傾向を特性として分類する方法などが代表的ですね。

さて、日常的にも「私ってこういう性格だしー」などと当たり前のように言われていますが、その人特有の性格というものはあるのでしょうか、
そしてそれは持って生まれたもので、変えることはできないのでしょうか。

※本来なら『性質』『気質』『人格』などの違いもありますが、ここでは一般的に使用される『性格』全般として語ってゆきます。

まず、生まれ持った性格というものがあるとするなら、それは遺伝子によって決められているということです。
そこで、性格の実験として興味深いものとして、双生児での研究があります。
遺伝子が性格を作っているというのなら、一卵性双生児は同じ性格になるはずです。遺伝子が同一ですからね。
しかし実験の結果、遺伝子の違う二卵性双生児と比べたところ、あまり性格の差は見られなかったそうです。
その実験から、遺伝情報(生まれつき)よりも、育った環境が大きく性格形成には影響を与えるということがわかりました。

やはり性格は『遺伝要因』と『環境要因』が相互的に影響をし合っていると考えられます。
遺伝的要因はあくまで『潜在的な要因』であり、多少の出やすさ・出にくさはあれども、育つ環境によって性格は作られてゆくということですかね。
そう考えると、家庭環境や親の接し方の重大さが改めて実感できます。

もちろん家庭環境以外にも、社会的・文化的な要因だって性格形成には大きく影響を及ぼすでしょう。
幼稚園や小学校など集団生活に参加して以降は、特に友人等周囲の影響を受けての行動が増えますしね。
それら様々な要因がその人の性格傾向を作っているといえるのでしょう。

ではそんな性格傾向を変えることができるのか?ということですが。
ここまでの話で、
性格を作る要因には生まれつきもあるけど、環境の影響だってかなり大きそうだ。
ということがわかりました。

なら、性格を変えることは可能ということでしょう。
環境によって形成されたのなら、環境によって修正・変容が可能ということ。
環境というと抽象的ですが、我々は環境によって与えられるものを体験・経験として受け取ります。
過ぎた経験や足りない経験の結果に得た性格ならば、
新たな経験で塗り替えれば新たな性格も得ることができる、とやや乱暴ですが言えます。

例えば、虐待やいじめの経験で自身の存在や価値を認められない性格傾向ならば、
大切にされたり信頼し合える人間関係を経験することで、新たな性格を得ることができる、ということです。

カウンセリングでは、そのようなアプローチも性格変容の一つとしてご提案することもあります。
あくまでアプローチの一つですし、私の個人的スタンスや解釈なども入っているので、必ず正しい方法!というわけではないので誤解しないでくださいね。
ただ、自分の『性格』というものによって悩んでいることがあるなら、心理学ではちゃんと専門的に扱うことができるのでご安心くださいね、ということです。
性格を変えなくても、捉え方を変えたり、悩みを作っている環境を変える方法を考えたりと、できることはきっとたくさんあります。

解決方法は一つではないし、解決そのものだって一つだけではない場合もあります。
まずは考え過ぎて抱え込んでしまわず、柔軟に取り組むことが解決の近道です。


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2020年1月10日金曜日

それぞれの視点とカウンセラーの役割


相談援助という仕事をしていると、様々な人と関わります。

まず社会的な役割としても、
男性と女性に別れますし(ジェンダーな視点だと単純に二分割はできませんね)、
親と子供、父親と母親、夫と妻、上司と部下、雇用主と就業者、指導する立場の人と指導を受ける立場の人、提供する側と受け取る側、など役割はたくさんあります。

そして、関係性という視点を加えるとさらに多数なものになります。
迷惑をかける人と迷惑を被っている人、いじめる人といじめられる人、犯罪を犯した人と被害に遭った人、悩ませている人と悩んでいる人、好意を持っている人と好意を持たれている人、助けてあげた人と助けてもらった人、
これも人間関係の数だけ関係性はあるのでしょう。

共生関係も対立構造もありますが、社会というのは実に色々な人達で成り立っています。
そんな様々な役割、経緯を持った方たちがカウンセリングに相談に訪れます。

そんな方たちに対し、カウンセラーはその人の立場や役割に関係なく親身になって相談を受けます。
果たしてそんなことが可能なのでしょうか。
対極の立場にある人双方の気持ちに寄り添う事ができるのでしょうか。
個人というレベルで考えたなら、それは不可能でしょう。
なぜなら、私にも社会的な役割や立場、個人的な価値観を持つ人間なのですから、100人いれば100通りあるであろうその人の視点に寄り添う事はできません。

なのでカウンセラーは相談者と関わる際には、個人の思想や価値観を脇に置いて、目前のその人の世界に寄り添います。
その時、カウンセラーは個人ではなくカウンセラーという役割に徹します。
そうすれば、どのような視点に対してもフラットな状態で関わる事が可能となります。
それを専門技術では『共感的理解』などと呼ばれています。
その共感的理解という技術を携え、どのような役割・立場・価値観を持った相談者とも同じ視点で気持ちを共有することが、心理相談援助には不可欠な要素だと考えます。

単純に言うなら、相談者がどのような立場の人で、どのような考え方を持っていて、どのような過去を経てきた方だとしても、
カウンセラーにとっては等しく受け容れる対象であるという事でしょうか。
それはとても難しい事であり、だからカウンセリングは時間などの構造を決めて行われるからこそ可能になるものです。

ですので、相手によってカウンセラーの立ち位置も変化します。
言う事を聞かない我儘な子供に対してイライラする母親に寄り添う時は、そのイライラを受け止めます。
また、うるさい小言ばかりの厳しい母親に対して不満を感じている子供に寄り添う時は、その不満を受け止めます。
どちらが正しくどちらが間違っているのではなく、感じ方や捉え方はその人によって違う訳ですから、立場によってそのどちらもかけがえのない確かなものという事です。

カウンセリンングでご自身の事を話される際は、どうか安心してください。
目の前にいるカウンセラーは、個人的な価値観や社会的規範であなたを評価する役割ではありません。
強いて言うなら、相談者の味方であり続ける事が役割です。
だから、ご自身の思いを、信念を、気持ちを自由に語って下さい。
そんな非日常の特別な空間でお待ちしております。


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2020年1月7日火曜日

退職代行というサービス


少し前から話題にはなっていましたが、年明けに依頼が急増しているそうですね。
年の節目に心機一転環境を変えたいという気持ちはわかりますけどね。

この退職代行というサービス、依頼者の退職の意思を依頼者に代わって会社に伝え、退職を支援するサービス(wikipediaより)ということで、
世間では賛否あるようですが需要がある以上は必要なのでしょう。

私個人の意見としては、必要かそうでないかは場合によるのではないかと思います。
例えば、脅迫・暴力などを用いた在職強要や、違法な金銭要求などがあった際には専門家を挟んでの話し合いは必要であり、その専門業者としてのサービスは必要でしょう。
代表的な専門職は法律関係でしょうね。
しかし、特別な状況ではなく「退職を言い難いから代わりに伝えてほしい」というのは、社会的コミュニケーションの問題なのではなかろうかと思います。

とはいっても、
「言えないなんて甘えだから自分でやれよ」
というのもまた違います。

出来ないには出来ないなりの理由があると考えなければなりません。
「自分の意思を伝える」ということは出来る人にとっては当たり前の簡単なことでしょうが、それはこれまでの人生の中で経験を経て学習されたものでです。
逆に言えば、人生の中でそういった『主張行為』を学ぶ機会が得られなかった人だっているわけです。
それを『経験則』など言いますが、我々は理屈や理論ではなく、そう言ったヒューリスティック的なことはたくさんあります。
あまり経験に固執してしまうと『素朴理論』となって思わぬ失敗を招いてしまったりもしますが、経験は大切な学習機会です。

簡単に言うと、甘えて出来ないわけではなく、経験が足りていないから出来ないということだってあるわけです。
ならば「言えない」というのであれば、そこをフォローする支援だって有効なのでは、ということ。
近年日本でも企業研修やSST(社会技能訓練)などで『アサーショントレーニング(主張訓練法)』というものが積極的に取り入れられています。
それだけ必要とされているということです。
実際私も臨床の現場で求められることも多くあります。

話を戻しましょう。
退職代行というサービスの形として『代行』ではなく、『行動支援』というサービスが場合によっては適切なのではないか、ということです。

言い難いことがあるなら、言い方を考え、学び、練習することだって立派な解決策の一つです。
その経験を持てば、今後同じような問題が起きた時は自分の力で乗り越えることだって出来るようになるのならば、よりその人にとっては有意義なサービスとなるのではないかと思います。

今の世の中、たくさんのサービスがります。
それら多種多様な中から、「自分に何が必要」で「何を選ぶことが適切か」を整理してからサービスを選択することも大切なのではないかと思います。


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2020年1月4日土曜日

1月開催セミナー情報



新しい年が始まりました。
節目のこの時期に、今年をより良くするための自分磨きのご案内です。

名古屋 栄カウンセリングでは、一般の方へ向けての心理学セミナーを定期的に開催しております。

・お悩みの解決に。
・コミュニケーションスキルアップに。
・ビジネスでのスキルアップに。
・心理カウンセリングを検討していて実際にカウンセラーと会ってみたい。

そんな様々なニーズにお応えできるよう、日常に活かせるテーマを、心理学的なアプローチからお伝えする内容となっております。
少人数でのセミナーですので、講師への質問もしやすく学びやすい環境をご用意しております。

2020年1月のセミナー開催情報およびお申し込みは以下のリンクからご覧下さい。

名古屋 栄カウンセリング主催2020年1月開催セミナー情報

各セミナーへは、リンク先のお申し込フォームよりご参加を受け付けております。


2020年1月1日水曜日

新年のご挨拶



昨年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
なにとぞ本年もよろしくご愛顧のほどひとえにお願い申し上げます。

というわけで元旦です。
当ルームは1月3日までお休みを頂いておりますので、今日この日は仕事もなく完全プライベートな一日というわけです。
先月後半は忙しく、このブログで年末っぽい記事が少なかったのでたまには元旦更新でもしてみようかと思う次第です。

2019年を少し振り返ると、とにかく慌ただしくしていた印象です。
去年は本当に忙しかった。いや去年も、かな。
仕事が忙しいのは本当に有り難いことですし、特にこのような仕事で忙しくさせてもらえるというのは幸運なのでしょう。

『このような仕事』、というのは心理相談職を卑下しているわけでは勿論なくて、価値もやりがいもある仕事ではあるのですが、やはり日本では『心理カウンセリング』というのはまだまだニッチな職種だと思うのですよね。
潜在的には必要とされているし、認知度も一昔前に比べれば上がっているとは思うのですが、精神医療でも公的機関でもない、私設の心理カウンセリングルームというのは生業とするにはまだまだ難しい分野だと思います。
大きな原因としてはこの分野が玉石混交、つまり『心理カウンセラー』という肩書に能力の根拠が乏しいということでしょう。
誰でも自称すれば名乗れてしまう現状では、一定のレベルに達せていないカウンセラーに遭遇してしまい、
「心理カウンセリングってこんなものか」
そう落胆してしまうケースも多いと聞きます。

そんな中で、忙しいほど依頼を頂けるのは、私のこれまでの努力を認めてくれるクライエントさん達に恵まれたからこそであり、そんなクライエントさん達と出会わせてもらえた幸運だと思っています。本当に感謝しています。
皆さんの期待に応えられるよう、今後も努力を惜しまず、研鑽を重ねてゆくことをお約束します。

では最後に2020年の私の目標。

「プライベートを充実させる」

結局これです。
生活の比重が仕事に偏り過ぎ、自分の為の時間が作れなかったことに反省しています。
このブログも更新頻度の低さの要因の一つに、
日々業務しかしていないので書くことがない、というのがあります。
別にプライベートな内容を書くつもりはないのですが、フリーにモノを考える時間が取れないと記事にならないんですよ。
業務に関することは守秘義務や職業倫理的にタブーだと私は考えるので、心理に関することでも個人的な発想や視点からのトピックスと決めています。

とはいえ、予約枠を減らすとかは致しませんのでご安心ください。
今よりも要領よく業務をこなせれば、もっと時間は捻出できるはずだと考えています。
なので、自身の能力アップも目標達成に必要になりますね。
ひいてはそれがクライエントさん達の為にもなることだと思いますので、達成に邁進してゆきたいと思います。


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