2015年8月31日月曜日

矛盾を受け入れる



昨日の記事で、『バンドワゴン効果』という心理効果について書きましたが、
実は逆の効果もあります。

『アンダードッグ効果』 というもので、
不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなる人間の心理の表れです。

特に日本人はこのアンダードッグ効果が顕著であるという説もあり、日本には『判官贔屓』という言葉もありますね。判官贔屓は、源義経の生い立ちに対する日本人の心情をさす言葉で、
「弱い立場に置かれている者に対して同情を寄せてしまう」
そんな心理現象として、同情や哀惜の心情ともいえます。

確かにスポーツや勝負事では、劣勢や苦しい状況の方を応援してしまう、
そんな覚えがある方も多いのでは?

この『バンドワゴン効果』と『アンダードッグ効果』はまったく逆のことを言っているわけです。
優勢な側に与したくなる心理と、劣勢側の味方をしたくなる心理。

どちらが本当なのでしょうか?

答えは、どちらも本当、でしょう。
そもそも、人の心の働きはこれという一つの答えが出せるほど単純なものではありません。
時には、自分でも理解のできない判断をしてしまうことだってあります。
無意識の領域では、矛盾や相反するものが同時に存在しており、
本人にすら意味のわからない部分がたくさんあります。

だからこそ『無意識』という言葉がしっくりくるわけですが。
そんな無意識という概念を取り入れたことで、心理学というのは大きな発展をしました。

しかし、その無意識というのは実際に存在するのかは確かめることはできないものです。
そんな不確かなもので心の働きを理解してもよいのか、という批判も多いのですが、
実際の人の心は、やはりどうしようもなく不確かで理解不能な部分がたくさんあります。
理屈で説明することは到底できないと感じます。

だからこそ、理論はあくまで知識の目安として持っておくのは当たり前のこと。
その上で、目の前にいる人の心に先入観や決め付けをせずに関わっていくことが、
心の専門家としては求められるのでしょう。

一人ひとりに個別のカウンセリングを。たるみでした。

 
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バンドワゴン効果 ~勝ち馬に乗る心理とは~



今日は『ど真ん中祭り』通称『どまつり』なるものが行われていました。
名古屋は位置的に日本の中心ということで『ど真ん中』なのだそうです。
日本最大級の踊りの祭典で、出場チームは200組にもなるそうで、栄の街には各チームの揃いの衣装を着た人たちがたくさん居て、普段よりも栄の街が華やかに賑わっていました。

私は個人的には人混みは苦手なので、お祭りやイベント会場は敬遠しがちなのですが、
お祭りで楽しむ人たちの雰囲気や熱気を眺めるのは好きです。
特にお祭りでのパレードは無条件で楽しめてしまいます。
お祭りとは離れますが、実は私遊園地も苦手なんですよ。遊園地というか絶叫マシーン系が駄目なので、あまり楽しめないんですね。
そんな私でもパレードなどは眺めることで参加して楽しめます。

パレードといえば先頭の楽隊車を『バンドワゴン』と呼ばれますが、
心理学には『バンドワゴン効果』というものがあります。
経済学や政治学、マーケティング用語などでも使われているので聞いたことがある方もいるかも知れません。

どういった効果かというと、
ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。
(wikipediaより抜粋)

簡単に言えば、
人気のある物や人は、それを知られることでますます人気が出るということ。
「あんなに人気があるんだな」と思われることで更に価値や満足度が上がる効果をいいます。

人は流行や多数の意見には魅力を感じやすくなります。
最近テレビで指摘されがちな『ゴリ押し』などはまさにバンドワゴン効果を狙った戦略といえます。

その心理の背景には、
「個人の判断よりも集団の判断が正しい」という思い込みがあります。
自分の個人的な判断よりも周囲の常識に従うことに安心を感じるというわけですね。
確かに多数派は安心感がありますが、自分という個人を否定しているとも言えます。

私の好きな言葉でこのようなものがあります。

「どっちでも構わない事は流行りに従えばいい。だが、大切な事はルールに従おう。そして、燃えるべき事は、自分に従おう」

自分の意思を持つというのは自由と責任を同時にを手にするということ。たるみでした。


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2015年8月30日日曜日

好きな香りとその傾向



私は日頃、身だしなみの一つとして香水をつけています。
そろそろ残り少なくなったので新しいものを購入しようと選んでいたのですが、一つ気付いたことがあります。

私は、これまで使ってきた香水の空瓶を棚に飾ってあるんですね。
香水ってビンが綺麗なのでインテリア的な目的で。

そしていくつかお気に入りの香水があり、それらを不規則にローテーションしているのですが、
棚の香水ビンを見ていると色々な人生の思い出が湧き上がってくる。

「ああ、そういえばこの香水を使っていた時はあんなことがあったなぁ」


 そこで気付いたのですよ。
人生が好調な時に選択している香水があり、
または、悩みを抱えていた時に選んでいた香水があり、
更には、人生の岐路に立って重大な選択を迫られていた時に選んだ香水があると。

そしてそれらの『人生の状況』と『香水の選択』に関連性があることに。
どうも、その時の精神状態や意識の方向によって好む香りがあるようです。

無意識な選択に法則性があることに驚きました。

そういえば、経済の景気と女性のスカート丈に反映されるという俗説もあります。
それに関しては諸説云々で俗説の域を超えないのですが、
それでも我々は、自身の状態を無意識に服や装飾品に反映しているというのは間違いなくあると思われます。
自身の好みや趣味の傾向をよく観察してみると、精神状態やバイオリズムの気付きに役に立つ時が来るかもしれませんね。

ちなみに今回私が選んだ香水は人生が好調な時に選ぶ傾向にあるものでした。たるみでした。


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2015年8月29日土曜日

習慣を継続することの本質



 というわけで名古屋に戻ってまいりました。

二日間外泊をしていたわけですが、その間もこのブログは更新していました。
別段、厳格なルールを自分に強いているというわけでもないのですが、習慣化している一日一記事更新という自分ルールを破ることなく継続できて満足です。

というよりも、もはや習慣になっているので更新しないとどうも落ち着かなかったんですよね。

『習慣』というのは生活のリズムを整えたり、目標達成の為には有効なものですが、時には自分を縛り自由を奪ってしまうものにもなりかねません。

「習慣だから無理を押してもやらなければ!」

そんな風に自分を苦しめる為の制約になってしまって本末転倒な気もします。
そしてそれが行き過ぎてしまい、症状とみなされる場合もあります。

『強迫神経症』と呼ばれる精神疾患なのですが、最近は『強迫性障害』『不安障害』という名前で診断されることが多いです。

強迫観念と強迫行為という症状からなる疾患でして、わかりやすく説明すると、
自分の意思では制御できない不安や恐怖に見舞われてしまい、その不安や恐怖を打ち消す為に特定の行動を繰り返してしまう、というものです。

一般的にも知られるものとして、不潔であるという想いが頭から離れず手洗いを繰り返してしまう所謂『潔癖症』や、
ガスの元栓や鍵・窓を閉めたかどうかが気になって何度も確認せずにおられず外出できない『確認行為』
などが挙げられます。

この強迫神経症ですが特徴としては、
その強迫観念や強迫行為が『不条理』『非合理』的であることを本人も自覚している
というのがあります。
つまり、
「そんなわけないんだけど……」
「やらなくても大丈夫だってわかってはいるんだけど……」
なのに、その観念がとまらない、行為がやめられないということなんですね。

むしろ、本人が納得していてその行為を繰り返すのであれば、そこに苦痛はあまり伴わないかも知れません。
自分自身でも、こんな考えはばかげていると思いながらもやめられない、そこにこの疾患の葛藤と苦しみがあるのかもしれません。
たとえ、良い習慣だとしてもその習慣に縛られることで人生が生き辛くなるのなら、

その習慣は何の為に行っていて、その本質はどこにあるのか。

それをしっかり見極めて、そこに柔軟性を持たせることも必要な場合もあるのでしょうね。

これからも出張や海外研修も予定していますが私の習慣はどのように対応するのでしょうか。たるみでした。


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2015年8月27日木曜日

懐かしき土地

今日は神戸へ行っていました。
早朝からの移動で、一日仕事になる予定だったので車は置いて電車移動。

乗ったのは、関西ではお馴染みの阪急電車。
こちらに住んでいた頃は、大阪の梅田に遊びに行く時によく乗っていたので、久々の乗車を楽しみました。

車窓からの風景を見ていると、変わってない景色と新しい景色の両方が混在していました。
当たり前ですね、私が関西を離れてもう20年近くが経つのですものね。

そんな車窓の景色に、新鮮だったり寂しい気持ちになったり。
そして思い出したのが『阪急電車』という小説。映画化もされたので知っている方も多いのでは。
今日の電車でのルートがまさにその小説の舞台となる路線でしたので、映画の思い出も相まってただの電車移動がいつの間にか思い出を懐かしむ小旅行のようになっていました。

こんな思いがけぬ発見も、普段とは違う土地ならではです。

明日は名古屋へ。たるみでした。

2015年8月26日水曜日

帰省ラッシュを避けて

実は私、今関西へ向かって車を走らせています。

仕事ついでの里帰りです。
盆はカウンセリングのご希望も多く通常営業をしておりましたので、少し遅い盆休もかねての帰省です。
ですので、ホームページでも告知はしておりますが、27日・28日はご予約お取りいただけません。

会社勤めをしている時は、盆と正月の所謂帰省ラッシュの真っ最中の里帰りでしたので、比べると快適な高速道路の旅。ちょっとしたドライブ気分です。

カウンセラーという職業柄、仕事中は相談者様の人生や悩みに全力で寄り添っています。そんな時は自分ごとは意識に上りません。そして仕事が終わると難しいことは考えたくないのでボーっと脳を休ませています。普段は私かなり間抜け面です。
そんな毎日だと、なかなか自分のことに向き合うという時間をとることが難しくなってくるんですね。

なので我々カウンセラーは、定期的に自分自身がカウンセリングを受け、『自分に何が起きているのか』を見つめ直すことが必要になります。
そこで気付くことは様々です。
無自覚にストレスを感じていたことに気付いたり。
知らず知らず偏った思考になっていることに気付いたり。
肉体的に疲れが溜まっていることに気づいたりもします。

他人の相談にフラットな状態で関わるというのは思った以上に難しいんです。
そんなカウンセリングを受けることと同じように、日常から少し離れて自分だけの時間を作るというのも有効です。

今回のこの旅では、どのような発見があるか、今から楽しみです。

体も休められたらいいな。たるみでした。

ご迷惑をおかけしております


 

『名古屋 栄カウンセリング』の入居しているビルですが、ルームのある階の上の階で工事を行っています。
どうしても工事の音が聞こえてきてしまい、カウンセリング中にご迷惑をおかけすることもあり、大変ご迷惑おかけしております。

更に、9月4日(金)には当ルームにも立ち入りが必要な室内工事だそうで、その日はご予約可能時間を16時からとさせていただきますことご理解くださいますようお願い申し上げます。

9月初旬までの工事だそうですので、もう少しの間ご迷惑をおかけします。

ところで、私の住むマンションも数年に一度行われる大規模改修工事なるものが始まります。
そういえば、私の小学校と高校は私が在校時にやはり改修工事が行われました。
特に高校は、木造の築年数うん十年という校舎が、我々が卒業した後にえらく近代的な建物になっていたのは複雑な気分でした。

いっつも工事中の不便は経験するんですが、工事の後の快適は経験できないんですよねぇ。
今回はルームも自宅も改修後の綺麗になる姿になっても利用し続けますので楽しみです。

工事の音って意識しだしたらすごく気になっちゃう。たるみでした。

2015年8月25日火曜日

精神疾患という言葉とイメージ



最近嫌な事件が多いですね。
事故や自然災害の脅威、国同士のきな臭い話も残念ながら多いですが、やはりワイドショーなどを見ていると人間の起こす事件は視聴者の関心も高いのか耳に目に入る機会は多いです。

事件が起きると、加害者の心理面や精神状態などについての話題も以前に比べるとずいぶん多くなった気がします。
『心の問題』というのに対する関心が高まるのは決して悪いことではないのですが、どうもネガティブな話題の時ばかりに集中する傾向を感じます。

そしてそれら報道が、一例や特殊な場合に偏っているのも気になるんですよね。
特に加害者が精神疾患を患っている場合などは十把一絡げで、
「その疾患をもている人は危険ですよ」
と受け取ってしまいかねないような報道を見るたびに悲し気持ちになります。

私は仕事柄、精神疾患を持ち、通院している方と関わる機会も多いです。
そんな方たちの中には、報道によって自身の存在に対して劣等感を感じたり、心のバランスを崩される方もいらっしゃいました。
そもそも、精神疾患と一口に言うことはできないほど、その症状は多岐にわたっており、更にそれがきっかけで犯罪に走る方などは本当にごく一部です。
そもそも、犯罪(特に世間の興味を引くような猟奇的、ショッキングなもの)は社会的、環境的なものも複雑に絡み合って起こることが多く、精神疾患だって一つの要因として考えられる、程度のことなのですが。

人というのは、『怖いもの』や『理解できないもの』は怖いものですから、何とかして納得して安心しようとするんですね。その時のスケープゴート(生贄)として、「よくわからないけれど聞いたことがあるぞ」という言葉は都合がいいのかもしれません。

そのような極端な考えで偏見をもつ方は決して多くはいらっしゃらないと思います、しかし精神疾患を持つ方たち当人にしてみると、一部の心無い人の言葉であっても繊細になっている心には深く傷をつけてしまうこともあります。

ちなみに、法務省が発行する『犯罪白書』では検挙された一般刑法犯の中での精神障害者の比率は0.9%となっています。この数字、決して多いといえる数字ではないはずなのですけどね。

やはり、より社会の中での精神疾患や『心の健康』に関する知識を正しく持つことや、偏見をなくすことが望まれます。そうすると、精神疾患を持った人たちにとっても感じなくてもよいプレッシャーを減らすことに繋がり、結果的に治療や社会復帰の促進にも繋がるのではないかと思います。

我々のような職業の者たちもそのための啓蒙は必要なのだ責任感を持っています。たるみでした。


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2015年8月24日月曜日

プロフェッショナルは如何にして成るか


 恥ずかしい話なのですが、私は35歳を越えた頃から腰痛が持病になっています。
その頃は講師業だったので、授業の間は立ちっぱなしが多かったせいもあるのでしょうし、
運動不足が腰に来たというのもあるでしょう。

なんにしろ腰痛がひどく、よく仕事中に腰をひねっていました。
当事の私が担任をさせていただいていた学生の方には、そんな姿を見たことがある方も少なくないでしょう。

腰痛を治すために整形外科にも通ったのですが、レントゲンを撮っても特に異常もなく、
「すべり症になりかかってるから気をつけて」
程度の助言とシップ、あとは痛み止めの薬を処方されただけでした。
民間のマッサージ屋へも数件行きましたが、どこも施術中は気持ち良いのですが痛みは消えることはなく。

困っていたそんな時、当時住んでいたショッピングモール内にあったチェーン店の接骨院にふと立ち寄ってみました。
そこでは電気治療と施術を半々で行ってくれるようで、腰の痛みを伝えたところ、それまでのどことも違うアプローチでした。

とにかくでん部(お尻)を揉む、押す、ひたすら押す。
とにかく痛い。すごく痛い。めっちゃ痛い。


施術終了後、驚くほどに腰の痛みが消えているではありませんか。
感動でした。ひねることすらできないほど痛かった腰が回るんです。

それからしばらくは週に数回ペースで通いまして。以前に比べるとずいぶんとよくなりました。
そのスタッフとも仲良くなり、どうしてこんなに技術力があるのかを聞いてみたところ、

「うちは場所柄、他の店舗に比べてお客さんが多いので、自然と鍛えられるんですよ」

確かに、大型ショッピングモール内ということもありいつもベッドは満席状態。
しかもそのお店はスタッフさんがイケメン揃いでマダムたちのファンも多いようでした。

やはりこういった技術職というのは経験が必要なのでしょう。
しかし経験がすべてというわけではありません。確かな下地に積み重ねられる技術。
土台がしっかりしていなければ積んだものも上手く活かせはしないでしょう。
そして経験をただ垂れ流すのではなく、日々の研鑽に変える努力。
それらがあっての技術力だと感じます。

カウンセリングだって同じですもの。
知識の勉強も大事です。しかし知識だけでは応用や柔軟性が求められる臨床では足りません。
だからといって『勘』や『センス』だけで成しえるものでもありません。
その両方が求められます。そしてそうして得た技術をより高めるのは『経験』になります。

私はありがたくも恵まれた環境で、この年齢にしては長いキャリアを積ませていただいています。
だからこそ、まだ経験の浅いカウンセラーの方々がキャリアを積むために、指導という責任あるお仕事もさせていただいています。
これからも、この仕事を続けてゆく限り経験は積み重なってゆきます。
私自身もまだまだ上を目指し日々精進です。

今は引っ越してしまいその接骨院にたまにしかいけないのが残念です。たるみでした。


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2015年8月22日土曜日

24時間テレビ 愛は地球を救う?

 
今日明日と日本テレビで『24時間テレビ 愛は地球を救う』やっているのですね。
子供の頃はこういった特番は楽しみにして眠い目をこすりながら徹夜して観ていたものですが、さすがにそんな元気はもうなく、空いた時簡に時折見るくらいですね。

こういったチャリティー番組は時に批判の対象にもなりやすいようで、
出演者のギャラの問題や、偏った内容を指摘されることもしばしばあるようです。

そうした批判の中には、番組の存在自体を否定する声も少なくはないようです。
その理由としては
「どうせテレビ局のためのお祭り騒ぎなんだろう。偽善じゃないか!」
という意見もあります。

確かにそんな一面もあるのかもしれません。
海外のチャリティー番組は出演者にギャラはなく、スポンサー料は全て寄付に廻されてCMは一本も流れないという話も聞いたこともあります。

それに比べると若干の疑問は残るのも理解はできますが、
寄付やボランティアの文化が根付き辛いといわれる日本という国では、こういったチャリティー番組は必要なのかもしれないとも感じます。
少なくとも、多数の人気の芸能人によってイベントを盛り上げることで、啓蒙としての効果は高いとも思いますし。
それがどの程度の価値があり、どのような対象にされているのかは別としても、多額の寄付金も集まっているのは事実のです。

もともと、寄付にたいする文化や社会的な位置づけが違う諸外国と比べても、というところもありますしね。

こんな言葉があります。

「しない善よりする偽善」

ネット発祥の言葉ではあるのですが、ボランティア活動に否定的な意見に対しての痛烈な返しですね。
偽善だ欺瞞だ自己満足だと批判しかしないよりも、偽善でも誰かの為の善行となっているのならそちらの方が価値ある行動なのではないか?という意味として捉えられます。

勿論行動は個人の自由。強制した時点でそれはもう別の何かになってしまいます。
今回のようなチャリティーイベントに乗っかる必要はないですが、こういった意識を再確認する機会にはなるのかもしれません。

明日は私も栄に行くので、募金でも参加しようと思います。たるみでした。


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悩みが解決するということ

 
ここ数実、朝晩が少し涼しく感じるようになりました。
7月後半から8月の頭は本当に真夏日が続き、こんな暑い日がどれだけ続くのだろうとうんざりしたものです。

悩みごとの励まし言葉としてよく引用される言葉として、
「明けない夜はない」、「終わらないトンネルはない」などありますが、
「終わらない夏もない」というのもまた同じですね。

確かに、悩み事に直面されている方には、「この悩みがずっと続くのではないか」という不安を抱えている方も多くいらっしゃいますし、そのような思考になってしまうのも無理はないと思います。
しかし実は、悩みごとや問題というのは、ずっと同じ状態で続き続けるということはほとんどありません。
「時間が解決してくれる」というのは、実はそれほど無責任な励まし言葉ではないのです。

どのような悩み事や問題も、いつかはその形を変えます。
その変化にかかる時間は様々ではありますし、その変化した状態が望んだ解決の姿なのかどうかはまた別の話にはなりますが。

だとすれば、問題解決を目的とするカウンセリングは一体何のためにあるのでしょうか。
その答えも一つではなく様々です。

問題をよりよい形で解決させる方法をさがす為であったり、
もしくは、問題が解決するまでの時間を縮める為であったり、
もしくは、その問題が時間と共に変化するまでの間、ダメージを受ける心を守る為であったり。

カウンセリングには、直接的な問題解決だけでなく多様な利用の仕方があります。
抱えている問題に対して、「今すぐに解決するしか道がない!」というのは逆に自分の選択肢を減らして追い詰めてしまう発想なのかも知れません。

解決の姿は様々です。その方の状態や状況にあった変化を探し出すことも、カウンセリングの一つの関わり方なのではないかと思います。
今抱えている問題がどのように変化する可能性があるのか。
そしてその変化の形は望むものなのか。
そのために何が出来るのか。
そういったことを共に考えていく、それがカウンセリングの無限の可能性を秘めた関わり方なのだと信じています。

なので私は、自信をもってこう言います。
「どのような悩みでもご相談ください」 と。

解決の姿もその方法も一つではない。たるみでした。


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2015年8月21日金曜日

簡単なストレス対処法



普段出かける時は音楽を聴いています。
それこそ通勤からちょっとした旅行まで、交通手段に限らず常に携帯プレーヤーを常備しています。
中身は自分の趣味の曲ばかりで、わりと丁寧にフォルダ分けとかもしています。
特定のアーティストの曲だけのフォルダや、お気に入り曲だけを集めたフォルダ、ドライブ用、テンションを上げたい時用フォルダや気持ちを落ち着けたい時用のフォルダなんてものまで。

音楽というのはダイレクトに精神状態に影響を与える刺激です。
そして、『条件付け』もしやすい刺激です。

悲しい出来事があった時に流れていた曲は、後に聞いてもその時の悲しい気持ちが思い出されます。
その逆もまた同じく。

そこで、その条件付けを使って気分をコントロールすることで、短時間でお手軽にストレス解消にも利用してしまいましょう。
やり方は簡単。
事前準備はたった2つ。

step①
かつて経験した楽しい思い出を見つけてみましょう。幸せだった、自信に溢れた経験でも何でもかまいません。ポジティブな気分になった出来事を思い出します。

step②
その出来事を思い出しながら、その時の心情に合った、自分が好きだと感じる曲を聴きます。

step③
①と②をひたすら繰り返します。そうすると、その曲を聴いただけで自然と気分が思い出されてるようになります。

たったこれだけ。
あとは、気分が落ち込んだ時や元気になりたい時にその曲を聴くと、条件反射で気持ちが湧き上がってきます。

なんて、たいそうに紹介しましたが、きっと誰しもが日常的にやっていることですよね。
でもこれは、ちゃんとした心理学の理論に則った行動なんですよ。

心の働きを理論的に体系立てたものが心理学です。何気なく行ってる心を守る機能も心理学を知るとより効果的に利用することもできますよ。

あくまで一時的なストレス解消法です。ちゃんとカウンセリングなどを利用して正しく対処することをお勧めします。たるみでした。


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2015年8月19日水曜日

現代本屋事情

チェコ国立図書館(プラハ)

 私は本屋が好きです。
勿論本も好きなのですが、『本屋』が好きなんですね。
なんといえばよいのでしょうか、あの本屋特有の雰囲気が好きです。

特に大型書店の、端から端まで本で埋まった棚が何列もあるあの空間。
無条件でワクワクしてしまいます。
だって、とてもじゃないけど読みきれないような本の山から自分が読みたい本を探すんですよ。
それはもう宝探しといっても過言ではない冒険です。

なので、買うことを決まった本を買いに行くよりも、
目的もなくふらっと立ち寄り、自分で面白い本を探し当てるような探索が特に好みですね。

これまでは幸運にも私の活動範囲内に大型書店があったのですが、
今の活動範囲内には残念ながら大きな書店はありません。
おかげで通勤のたびに本が増えていくという、お財布に優しくない悪癖は抑えられているともいえるのですが。

名古屋は本屋が少ないのかな?
とも思ったのですが、どうやら全国的に書店は減少傾向にあるようですね。
1999年は全国に2万2296軒あった書店数は、2014年の11月には1万3736軒にまで減少しているそうです。
昨年と比較すると298店減と、なんと1日1店近くの書店が店を閉めているというから驚きです。

理由としては、
読書人口の減少や趣味の多様化なども挙げられますが、
やはり最大の原因はインターネット通販の登場でしょう。

実際私もネット通販を活用しています。
専門書などはよほど大きな書店に行かないと見つかりませんし、取り寄せるとなると時間もかかるので、ついついネットに頼ってしまう気持ちは理解できます。

しかし本屋好きとしてはやはり寂しいですね。
表紙買いやタイトル買いで出会った面白い本というのは嬉しさもひとしおなのですが。

そんな状況に、最近は書店も趣向を凝らしているようで、
書店内に喫茶スペースを設けたり、
ギャラリーを併設したりと、本を含めての空間作りで差別化を図っているようです。
名古屋にもそういった、新しい試みの感じられる書店があれば是非行ってみたいですね。

本屋のワクワク感は、子供の頃のおもちゃ屋に行ったときのそれと似ている気がします。

本屋に行くとなぜか便意をもよす現象を『青木まりこ現象』と呼びます。たるみでした。


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欲求は大切



カウンセリングでは『欲求』というのはとても重要です。
相談者の目的を設定することが大切であるというのは以前にこのブログでも書いたと思います。

「○○ができるようになりたい」
「○○な自分でありたい」
「○○ではなくなりたい」


最後のはやや後ろ向きな欲求ですので、まだもう少し整理して真の欲求を見つける余地ありですが。
なににしろカウンセリングでは相談者の「なりたい」「ありたい」に寄り添いその実現を目指します。

仏教では『欲』を、概ね生理的(本能的)なレベルのものと指しており、精神にとって心をよくしていくもの、愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれています。

またアメリカの心理学者アブラハム・マズローは、人間の欲求は「生理的欲求」「安全への欲求」「社会的欲求」「自我欲求」「自己実現欲求」の、低次元から高次元までの、5つの階層をなしている、とし、低次元の欲求が満たされて初めて高次元の欲求へと移行する、としています。

『欲求』や『欲望』というと、イメージ的に『欲張り』『強欲』などのネガティブなイメージを連想する方も多く、自身の欲求に対して無自覚に蓋をしてしまうことも珍しくはありません。

しかし、人が生きていくうえで生活体に生理的・心理的な欠乏や不足が生じたとき、それを満たすための行動を起こそうとするのが欲求の原動力ですので、決して無駄なものでも卑しいものでもなく、モチベーションの源ともいえるわけですね。

そして、それを満たそうとするのは、現状をよりよくしたいという向上や変化を求める前向きな気持ちの表れですので、可能な限り否定せずに自らに生まれた欲求は受け止めてあげたいものです。

欲にまみれるのも考え物ですが、基本的には自分を満たしてくれる大事なものです。たるみでした。


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2015年8月17日月曜日

信頼関係を築く



妻の実家には犬がいます。
私は無類の犬好きでして、街を歩いていても散歩中の犬とすれ違うだけで自然と笑顔になってしまうほどです。
そんな私ですから、妻の実家の犬とも仲良くしたいという気持ちは大いにあるのですが、
残念ながらその犬は私には懐いてくれていません。

というのも、実はその犬は愛護センターから引き取られて来た子でして。
まだ子犬の頃に野良をしている時によほど怖い思いしたのでしょう、とても臆病な性格なのです。
人間に対してだけでなく音にも敏感で、この時期は遠くで聞こえる花火の音にも戦々恐々な毎日だそうです。

そんな臆病な性格ですので、これまで馴染みのない私が急に家族面をしてもなかなか心を許してはくれません。
妻の家族や妻に対しては、臆病な様子は垣間見えるものの、特に義父には全幅の信頼を寄せているようです。
ですから、いくら私が犬好きだとしてもまだまだ出会ってからの積み重ねによる信頼が足りないのでしょう。

ラポールという言葉があります。
これは臨床心理学の用語で、カウンセラーと相談者の間の信頼関係の事を指します。

カウンセリングを行ううえで、まず始めに行うべきことがラポールの形成です。
要するに、カウンセラーのことを信頼してもらい、安心して話してもらうための環境づくりと考えていただければいいでしょう。

カウンセリングは表面的な理解や信頼関係だけでは成り立ちません。
相談者からすると、自分の重大な悩みや、心の奥底を語るには、深い信頼の置ける相手でないと難しいでしょう。
そして本音で語れない関係性ではカウンセリングを効果的に進めることもまた難しくなるでしょう。

ですから、どれだけ卓越した技術や知識があっても、相談者と信頼関係を築くことに無頓着なカウンセラーは本当の意味で相談者の求めるカウンセリングを提供することはできません。
相談者の本音に寄り添える存在となることがスタートラインといえます。

妻の実家の犬とも着々と信頼関係は築きつつあります。
ファーストコンタクトの時は、小屋の中から出てくることもせずただただ吠えられました。

二度目はやはり吠えられましたが、お土産に持っていった犬用のおやつを食べてくれました。ただし、小屋からは出てきてくれなかったので、近くに置いて私が離れると、小屋から出て食べてすぐに小屋に戻ってしまいました。

三度目は近寄らなければ吠えずに、警戒した表情で私を見張っていました。はじめておやつを手から直接食べてくれました。

四度目は義父の助けもありはじめて触れられました。しかしやはり近寄ると逃げて小屋にこもってしまいます。

そして先日は、吠えなくなり、近づいても小屋に逃げ込まず、ある程度の距離をとって近くに座ってくれました。それ以上近づくと逃げてしまうんですけどね。

不信感や恐怖があって警戒するのは当然でしょう。
これからも急がず焦らず、少しずつ信用してもらおうと持っています。
方法はただ一つ。相手を愛しく思う気持ちを伴い、それを正直に伝える。
私は君の敵じゃないよ、仲良くしたいんだ。
ただその気持ちを、飾らずまっすぐに伝えるだけです。
いつか私の気持ちが伝わり、彼が望んで私に懐いてくれる日を願っています。

言葉が通じない分気持ちが大事。たるみでした。


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2015年8月16日日曜日

マスコットキャラ初登場


私たちが所属するカウンセリングルームである『名古屋 栄カウンセリング』
様々な方から日々、お問い合わせやご来談をいただいております。

心理カウンセリングは日本でのその歴史の短さから、職業として安定して確立しているとはいえない状況です。
そんな中、たくさんの方々が私どものルームに訪問してくださる事は光栄であると共に、提供させていただいている技術の自信の礎にもなります。

初めてカウンセリングを受けられる方も多く、
「初めてなのでとても緊張していました」
「カウンセリングの仕組みもわからず来ました……」
とおっしゃられる方も少なくありません。

そんなことからこの度、ホームページにこのような試みを。
『イラストでわかる カウンセリング』と題して、
初めてカウンセリングを経験される方でも安心して受けていただけるよう How to 的なページを作ってみました。

 
(クリックで飛べます)



(クリックで飛べます)

イラストを担当したのは、当ルームに所属する江坂カウンセラー。

マスコットキャラの「りす」が初めてのカウンセリングをご紹介しています。
これからも当ルームからのお知らせやキャンペーンなどもアップ予定です。

カウンセリングが多くの人にとって身近なものとなるよう、これからも色々と試みてゆきたいと思います。

たくさんの人がカウンセリングに興味を持ってくれますように。たるみでした。


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2015年8月15日土曜日

流行の歌も歌えなくて



今日は歌の仕事をされている方と関わる機会があり、
それに影響を受けたのか無性に歌いたくなりカラオケに行きました。

楽しく歌い満足したのですが、気づいてみると最近はいつも同じ歌ばかり歌っているなぁと。
しかもその歌はもう20年ほど前の歌ばかり。
ここ最近の歌、特に流行歌をぜんぜん知らない自分がいるんですよ。

流行っているのは知っているんですよ。
ニュースとかそういった情報は仕事柄知っておく必要もありますので、名前は知っている。
カーラジオを聞いていると流れてくるので聞いたこともある。

でも、記憶に残らないんですよ。
しかも、どれを聞いても同じに聞こえる。

誤解しないでくださいね。流行の曲を馬鹿にしているわけではないんですよ。
おそらく、私の興味が新しい音楽から薄れてしまっているんですよ。

音楽ストリーミング配信サービスのSpotifyが、アメリカ人のユーザーを対象におこなった調査によると、
人は33歳を迎えると、新しい音楽に興味がなくなってしまう傾向にあるという結果がでたそうです。

確かに年齢的にはその頃でしょうか。
仕事も忙しくなった頃でしたので、正直新譜を探す暇もなかったと思います。

そしてなにより大きいのが、カラオケに行かなくなった。
学生時代は週に3回はカラオケに行き、新しい曲が出るたびにTUTAYAでレンタルして、歌詞カードのコピーを熟読して次のカラオケに備えていたものです。
もはや、歌が好きというよりもカラオケで披露するために聞いていたという感じでした。
ある意味、流行の歌は社交の為のツールだったといってもよいのでしょうね。

今の年齢になると、社交の為のツールはもっと多様化しており、自分の趣味の範囲だけでしか歌を求めなくなったという側面もあるのかもしれませんね。

でも最近はアイドルの顔も皆同じに見えるんだよなぁ。年かな?たるみでした。


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ストレスの対処法



世間はお盆ですね。
私は今年のお盆は実家に帰省せずにカウンセリングルームを通常営業です。

普段は仕事でなかなか来られないという人が連休や年末年始はいらっしゃるので、カレンダー通りの連休を取るわけにはいきません。こういう時こそ開けていることが大事かな、と。

そんな私もカウンセラー養成学校で講師という勤め人をしていた時は、カレンダー通りの休日でしたので、盆や正月は毎回帰省ラッシュど真ん中に実家に帰っていました。

今年の帰省ラッシュは8月13日が下りのピーク、8月15日が上りのピークだそうです。

渋滞というのはとかくストレスフルなものですが、以前にもこのブログで渋滞のストレス対処法を取り上げたことがあります(→こちらの記事です)。

とはいえ、ストレスを受ける場面というのは日常でもそこかしこにあるわけでして。
日々蓄積してゆくストレスを解消するというのは現代人にとって大きな課題となっています。

ストレスというと、ネガティブな出来事に対して感じると思いがちですが、実はそうではないんですよ。
嬉しいことでも楽しいことでも、何かしらの変化や刺激が与えられる状態というのはストレスになり得ます。

例えば、気になるあの人との初デート。
もちろん嬉しいし幸せな気持ちになることでしょう。
しかし同時に、緊張もするでしょうし、失敗したらどうしようと不安も感じることでしょう。
もっと直接的なものでは、人ごみや行楽地などに出かけることでかかる環境的なストレスだって侮れません。

旅行から帰ってきたらこう言いますよね。
「旅行は楽しかったけどやっぱり家が一番だね」
まさに、外界からの慣れない土地という刺激のストレスにさらされた状態から、慣れ親しんだ自宅に戻ったことでストレスから解放された素直な言葉なのでしょう。

つまり、ストレスを感じない生活などというのはどだい無理なわけでして。
ストレスを感じないようにしよう!と気張っていてはその姿勢こそがストレスとなってしまいます。
必要なのはそのストレスとどう上手く付き合ってゆくかということになるのですね。

そのストレス対処法も、絶対的な方法があるわけでもなく、自分なりの方法を探してゆくことが求められます。
自分にとって、落ち着く場所、リラックスを感じられる条件。
そういったものを自覚することである程度のストレスコントロールは可能になります。

自分なりのストレスコントロールを見つけたい。
そういった相談もカウンセリングでは扱っていますよ。

オーダーメイドのカウンセリングを。たるみでした。


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2015年8月14日金曜日

シャベルとスコップ、どっちがどっち?



知っていましたか?
『シャベル』と『スコップ』の呼び方が東西で違うことを。

西日本では小型のモノをスコップ、大型のモノはシャベルと呼ぶ方が多いそうで、また逆に東日本では大型のモノをスコップ、小型のモノをシャベルと呼ぶ方が多いそうです。

確かに関西出身の私は、家庭菜園で使うような小型のものをスコップ。工事などで使う大型のものをシャベル(もしくはショベル)と呼びます。

言語の壁というのは外国間でなくとも、小さな差異はあるものです。
私が名古屋に来てしばらくは、若干の言葉の壁に悩んだものです。
例えば

『しゃこう』
意味:自動車学校。私は『教習所』と呼んでいました。

『ほうか』
意味:休み時間。『放課後』のことかと思いました。

『しゃびしゃび』
意味:(水分が増えて)うすまる、うすくなる。普通に『薄まる』と言っていましたね。

『ときんときん』
意味:とがらせる。これも普通に『尖る』ですね。

『めいえき』
意味:名古屋駅。「名古屋駅ですね」と言ったら「うん、めいえきね」と訂正されたことあります。

などが地域を感じましたね。

かつて、地球上のすべて人々は、『同じ言語を話す、ひとつの民族』でした。
そして人々は神に近づこうとして、天国へ続く塔を建設しようとしました。
しかしその行為は神の怒りを買い、その団結力の源である『共通の言語』を奪われてしまいました。
互いが理解できなくなった人々は混乱し、バベルの塔の建設も叶わなくなりました。

創世記に登場する『バベルの塔』の部分をかいつまむとこのような話です。
言葉が通じなくなることで、互いの理解ができなくなる。

しかし、たとえ共通の言語を用いていても、相手の気持ちが理解できないこともあります。
『言葉』はただの『言葉』でしかなく、自身の感情や想いを表現するためのツールの一つに過ぎません。
真に必要なのは、互いの理解しようとする気持ちを持った歩み寄り。

その気持ちさえあれば、誰とでも理解し合えると私は信じていますし、実感しています。

英語の勉強をサボる言い訳ではありませんよ。たるみでした。


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2015年8月13日木曜日

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?


帰宅途中のバスの中。
普段はスマホをいじりながら暇を潰しているのですが、
今日は何とはなしに窓の外を見ていました。

すると、一瞬空の向こうがパッと明るくなるような気が。
目を凝らして見ていると、またも『パッ!』。

どうやらどこかで花火が上がっているようで、高いところで上がった花火が見えるのです。
思わぬ遭遇に心踊り、バスの方向が変わり見えなくなるまで一瞬の輝きを探していました。

あとで花火大会の情報を探してみましたが、思っていたよりも遠くの地域の花火大会が見えていたようです。
今年は花火大会に行く予定は作れなかったので、ご相伴に与れて小さな幸運といったところでしょうか。

花火を見ていてふと思いました。
花火と心って似てるな、と。

大きな爆発のエネルギーを内包しているところ。
一瞬一瞬形を変えて、ひと時も同じ姿を保たないところ。
周囲の人の気持ちを感動させるところ。
見て楽しんでいるとても綺麗で単純そうだけど、実はとても複雑で繊細なところ。
そして、
近いと思っていたら実は想像していたよりずっと遠い所にあるところ。

心に携わる仕事をしていると、心というものの深さを思い知らされる機会は数知れずあります。
しかし不思議と、面倒に感じたり嫌になったりすることはないんですよね。
触れるたびに感動に打ち震えます。

そんなところも花火と似ているのかもしれません。

人の心も、見る角度によって見え方は違うのでしょうか。たるみでした。


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2015年8月11日火曜日

サービス業としてのカウンセリング



移動の途中に時間に余裕があったので、洗車をしてもらいました。
このカー用品量販店さんには以前にも洗車をお願いしたのですが、その時の対応がとても気持ちよいものだったでリピート利用です。

作業の間はコーヒーもサービスしてくれるので、待ち時間もちょっとしたティーブレイク気分です。
画像の傍らに置いてある携帯電話は、作業が完了したら電話で教えてくれる用のものです。
こういうちょっとした心遣いやサービスって嬉しいものですよね。

私はこれまでの人生で、就いてきた仕事は人と関わるものばかりでした。
それも、モノでなく技術や施術を提供するものばかりでした。モノを売る仕事は服屋くらいかな。

モノを売るという場合、その満足度はモノの価値に比重が置かれます。
もちろん接客によってその価値も変わってはくるのですが、手元に残るモノがある場合はその価値はある程度一定ではあります。

しかし、手元に残らないモノを提供する場合、その価値は提供する側次第で大きく変動するでしょう。

カウンセリングも同じく、カタチのないものを提供するサービスです。
求めるものも一人として同じものを求める人はいません。
そう考えると、これほど柔軟な対応が求められる職業もないかしれません。

あるクライエントが言います。
「幸せになりたい」
『幸せ』には形もなければ定義もありません。
そして私にとっての幸せがクライエントにとっての幸せである保証もありません。

だからこそ、一方的に提供することはできません。
クライエントが求めるものを明確にしないと満足度は得られないからです。

あなたは何を求めますか?

それがカウンセリングのスタートラインです。


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イクメンと父親



最近、このようなツイートが多くの反響を呼んでいるそうです。

"育児をする男を「イクメン」と言うのではなく「父親」と言うんです" 心にすーっと入っていく言葉を目にした。その通りだ。子にとって自分はイクメンではなく父親だ。イクメンって言葉、ホントもうやめませんか。

なるほど一理あるとも思います。
とはいえ、社会人の男性が育児を母親に任せっきりになることも珍しくない風潮の中で、それでも積極的に育児に参加しようとする男性、というある意味風刺的な言葉としては必要な気もしますし。

結局は、気まぐれに育児を手伝っただけで「俺ってイクメンだよな!」などという男性に対する皮肉なのかもしれませんしね。

このツイートの正否についてどうこう、というわけではないのですが。
『イクメン』のように新しく造られた言葉というのは気をつけなければなりませんね。

ここ数年で目立って使われているのが、
『○○系男子(女子)』。
有名なところでは『草食系男子』『肉食系女子』ですかね。
他にも『若者の○○離れ』、
というのも『車離れ』から『タバコ離れ』『パチンコ離れ』など、
それは悪いことではないのでは……? とも思うものまで色々あるそうです。

『言葉』というのは『概念』です。
『概念』とは、事象に対して抽象化・ 普遍化して言語化したものです。

我々人が、頭の中にある考えを他者に伝える時にも、主に言葉で伝えます。
つまり、形のない思考や感情も、言葉を使って概念化することで表現することができるということです。

これはとても便利なこと。人って素晴らしい!
と手放しでは喜べなかったりします。

思考や感情などの、元々形のないものを言葉で表現する際にはその人のフィルターが通されてしまっいますし、
最適な言葉が見つからず、近い言葉で表現してしまうことなどがあります。
それは、100パーセントそのままの真意を表現できていないということ。
特に感情などは、言葉にしてしまったらそれはもう概念になってしまいかねません。

概念化するというのは、
形のないものに形を与える
という作業であると同時に
そのものではない近いものに変えてしまう
ということでもある、ということですね。

巷にあふれる言葉。新しいものから昔から使われているものまで。
それら言葉を駆使して我々は意思の疎通を図っていますが、言葉の意味に囚われ過ぎると、本当に伝えたい本質を見誤ってしまうこともあるのかもしれませんね。

特に感情を表現することの困難さは職業柄よく理解しています。たるみでした。


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2015年8月10日月曜日

継続してゆくということ



また猛暑の話題からはいります。
もうこのブログでも3つめぐらいじゃないですかね、今年の猛暑の話題。
東京都心では連続猛暑日の記録が8日で途切れたらしいですが、今日も名古屋はでら暑かったです。暑いというよりも湿度が高く、服が体に張り付くのが最高に気持ち悪かったです。

さて、私は体を鍛えるのが好きなんですね。
別段秘密にしているわけではないので知ってる方も多いとは思いますが、
知らない人からすると、
「えー、あんなにヒョロッヒョロなのに?」
と失笑されてしまいそうですが。大丈夫です。もう慣れてますので……。

どうもね、体質なのか鍛えても筋肉があまり大きくならないようでして。
鍛えれば鍛えるほど細く締まってゆくばかりなんですよね。

確かにそれほどハードトレーニングをしているわけではないですし、
そもそも体を大きくすることが目的ではないので構わないのですが、
やっぱり、「細いねー!」と言われるとなんとも微妙な気分です。
そんな私の目標は画像の人物。いわずと知れたブルース・リーです。

そんな私ですが、今年の夏は(も?)あまりの暑さにバテ気味でここ最近はすっかりトレーニングをサボってしまっています。
毎日が忙しいと言うのもあるのですが、通っているジムもあまり行けておらず、暑くなる前は結構続いていたジョギングも開店休業中です。

そのせいか、ただでさえ少ない筋肉が更に減少してしまい、今日も「横から見たらぺったんこですね」と反論の余地もないお言葉をいただいてしまいました。

トレーニングというものは積み重ねが大事。
カウンセリングでもそれは同じことです。
カウンセリングは仕事でもありますので、これまで研鑽を怠ったという自覚は余りありません。
おかげで、「鈍ったなぁ」とはあまり感じずにこれまでやってこられました。

その証拠か、昔の自分が担当したカウンセリングの記録を読み返すと、
「今ならもっと良い関わりができるだろうな」
そんな成長すら感じられることが、私の数少ない自慢かもしれません。

今日も、カウンセリングオフィス+αで行わせていただいた『プロカウンセラーになるための実践WS』。
参加者の方のなかには、「カウンセラーの資格をとったものの、活動ができていない」という方もいらっしゃいます。そして皆さんおっしゃいます。
「練習の場所や機会がない」
確かに、カウンセリングというのは日常の生活で役に立つものではありつつも、しっかりした構造で練習しようと思うとなかなかにそのチャンスを作るのは難しいものかもしれません。

トレーニングは継続して行えば行うほど効果が期待できる。
そう自身の経験でも感じているからこそ、このような練習の場という機会をこれからも作り続けてゆきたいと思います。

ご興味がある方はメールいただければ情報をお伝えさせていただきます。
一緒に練習しましょう。

筋トレももっと効果を感じたい。たるみでした。


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2015年8月8日土曜日

想い描いたことを実現させる



これまでもこのブログで何度か話題に出しましたが、私の大好きな映画である『バックトゥ
ザフューチャー』。その第2作目である『バックトゥーザフューチャー2』に登場する『ホ
バーボード』という乗り物。
『バックトゥーザフューチャー』を知らない人でも、空飛ぶスケボーといえば大体の方がイ
メージできるのではないでしょうか。
今年は、作中の未来にあたる2015年ということで、色々と『バックトゥーザフューチャー』
のイベントや発表が続いているのですが、またもそれ関連の話題です。

 
なんと『ホバーボード』を実際に作ったということです。
TOYOTAのレクサスがリニアに似た技術を使ってホバーボードを走らせている映像です。
まさにバックトゥーザフューチャーの未来です。
元々技術的には可能だったらしいですが、それを作ってしまおうという気持ちが凄いです。
 
フィクションで描いた未来の描写を実現させるために発展する科学技術って面白い進化の仕
方ですね。
ゴールが先にあってそれを現状が追いかけるという感じ。
 
カウンセリングでもまず先にゴールを設定して、そしてそこから遡って達成方法を探すとい
うアプローチはとても有効です。
 
フランスの作家でありSFの父と呼ばれるジュール・ヴェルヌが残した名言。
 
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
 
強く想い描けば実現できるというのは、人の持つ意志の強さを実によく表していると思いま
す。
 
「なりたい」自分は、「なれる」自分。たるみでした。
 
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2015年8月7日金曜日

何事もバランスが大事






我が家では米を配達してもらっているのですが
野菜をサービスでつけてくれるという太っ腹。
ほうれん草、玉ねぎ、茄子、きゅうりが小さめのダンボール箱に結構な量が入っていました。

最近野菜の、特に葉物の値段が高いんですよね。
そのせいで、あらかじめメニューを決めて買い物にでも行かない限り、食卓に並ぶ野菜がやや偏っていたところにこの嬉しいサービス。

早速いただいたお野菜を使って、今日の夕飯メニューは野菜たっぷりクリームシチュー。
久しぶりに食べたほうれん草は自然の甘みが美味しかったです。

野菜というとこんな思い出があります。
数年前ですが、肉中心の食生活を改めようと、野菜中心の生活に切り替えたことがあります。
わりとストイックに、たんぱく質は穀物のみで補うようにしていました。

結果、疲労でダウンしました。

やはり動物性たんぱくも必要でした。
ベジタリアン(特にヴィーガン)の人たちはよほど栄養バランスに気をつけているのでしょうね。

何が言いたいかというと、なにごとも極端でなく中庸が大切なのだなぁ、と。

今は肉も野菜もバランスよく取るようにしています。たるみでした。

 

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音と心



今朝は少し変わったことがありました。
朝からマンションの私の住む階のどこかで警報ブザーがずっと鳴り響き続けていました。
とは言っても、私は眠りが深いのでまったく気づいてなかったのですが、ご近所さんが慌ただしくしており私の部屋にも報せに来てくれたので知った次第ですが。

隣近所数人で原因を探してみると、どうやらある部屋のインターフォンから警報が鳴っているようで。
いったい何を警告するブザーなのかはわからず、その部屋の住人も不在ということ。
もしや火災? いや、なにかの緊急を知らせるものでは?と憶測も飛び交ったのですが、
取り敢えず火災の気配はないし、勝手に入室するわけにも行かず。
管理会社との連携も上手く行かず、結局その後も鳴り続けていました。

私は仕事に行く時間になったので仕方なく原因のわからぬまま、解決もしないままに後ろ髪引かれる思いで出かけたのですが。

あの警報ブザーが鳴り響く中、出かける支度をしていると、いつもより数十分早く支度が完了していました。
『警報』というイメージを想起させる音を聞き続けることによって、きっといつもよりも焦りがあったのでしょうね。

焦り、不安、焦燥感。
色々な感情がないまぜではあったのでしょうが、とにかく落ち着かない気分をブザーによって掻き立てられていました。

かつてヒトラーが演説を行う際に、人の耳では聞こえない程度の重低音(低周波?)の音を流したという話を聞いた覚えがあります。情報源が定かではないので眉唾かもしれませんが、
理由としては、演説を聴く人にストレスを与えて気分を煽っていたということだったと記憶しています。

そのエピソードの真偽は確かではないにしろ、実際に効果的ではあるとは思います。
意識に触れない程度の刺激でも人の心は十分な刺激として働くものです。

それを、私は身をもって体験しました。
外的な刺激により、こうも感情は、そしてそれに伴って行動は影響を受けるものかと。
つくづく心の繊細さを感じる経験でした。

悪用厳禁ですね。たるみでした。


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2015年8月6日木曜日

今そこにある恐怖



 
私は夏が好きではありません。
確かに夏には楽しいこともたくさんありますけどね、海は好きですし。
それでも好きな季節と問われれば迷わず冬と答えます。

何故夏が嫌いなのか。
理由はいくつかあります。
まず暑いのが苦手。
汗をかいてべたべたするのが嫌。
食べ物が腐りやすいのが嫌。

そして最も大きな理由が
虫が嫌い!というのがダントツです。

夏は虫がたくさん出ます。
特に私の最も苦手な、例のアイツも。
黒くてツヤツヤしてて、銅線状のものを頭から生やしたヤツです。通称Gの活動も活発になります。
名前も出せないアイツが筆頭ではありますが、虫全般が苦手です。

でも、不思議なんですよね。
子供の頃はりと平気で虫に触れていたのに。
むしろ自分から捕まえていました。
カマキリとかバッタとかセミとか。
カブトムシやチョウチョを幼虫から孵えしたこともあります。
それなのに、大人になるにつれて苦手になってしまいました。

苦手でなかったはずのものがいつの間にか苦手になる。
その境界線は覚えていません。
気づいた時には触れなくなっていました。

大人になると変わるものは他にもあります。例えば味覚。
子供の頃は食べられなかったものが、年を取ると美味しく感じる。
そういうことってありますよね。しかし味覚とはわけが違います。

虫に対する内的な変化は、感情が変化しているんですよ。
きっと、虫に接する機会が減ったとか、知識が増えたとかそういった理由は要因としてあると考えられます。
しかしこうも顕著に嫌悪 ─いや恐怖といってよいでしょう─ を感じるようになる、というのはなんとも納得がいきません。

皆さんにもなにかあるでしょうか。
昔は平気だったのに、いつの間にかネガティブな感情を感じるようになっているものって。
そしてその変化には、なにか明確なきっかけはあったのでしょうか。

こんな風に意識して思い出してみると。思いがけない発見があるかもしれませんね。

虫は原始的な恐怖を感じます。たるみでした。


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2015年8月4日火曜日

もしも電車に乗ってて停電が起きて閉じ込められたらどうしよう……。~不安の仕組み~




今日、架線断線の影響で東海道本線や横須賀線など多くの路線で運転見合わせが起きたようですね。
乗り合わせた方たちは体調など大丈夫でしたでしょうか?

私などはニュースの映像で、停電の影響で空調も利かなくなった車内に閉じ込められたと聞いただけで、ちょっと憂鬱な気持ちになってしまいました。

東京に住んでいる時は何度も巻き込まれたものですが、
実は私は狭い車内や空気の淀んだ空間、そもそも人がたくさんいる場所は苦手でして、小さい頃はよく車やバスに酔っていたものです。
今でも得意なわけではありませんが日常的に利用する程度には克服しました。
それでも今回のニュースのような状況は、もし自分が乗っていたら……と思うだけでも不安になってしまいます。

そう、「もし……だったらどうしよう」というのは実は何気に厄介な思考でして。

「もし○○になったらどうしよう」
とまだ起きてもいない未来の出来事に過剰に反応してしまい、行動に制限がかかるというのは決して珍しいことではありません。

『君子危うきに近寄らず』と申しましょうか、危険が予想できる場面に近づかないというのは安全を求める思考としては至極健全なのですが、それが行き過ぎてしまい日常生活にも支障を来たしてしまうということもあります。

未来の予想に対して過度に不安に感じる、
「○○になってしまうのではないか」
そんな『予期不安』に囚われてしまい、存在しない事態に大きな不安を感じる。
「もしも……」「きっと……」は良くない未来を避ける為の必要な予測能力ですが、行き過ぎてしまうと自らの行動を制限もしてしまうということですね。

ではそのような場合、どのような対処ができるのでしょうか。

その予期不安を構築している根っこの部分の信念に注目します。
例えば、
新しい職場やクラスで誰にも話しかけられない。
そんな場面があったとします。その人はこう考えます。
「自分は嫌われてしまうのではないか」「誰とも仲良くできないのではないか」
そう思うと不安が大きくなり、どんどん話しかけることが難しくなってしまいます。

その不安の奥には
「自分は誰からも好かれない」
「これまでもずっと皆に嫌われてきた」
などの極端な信念があり、しかも無自覚に湧き上がってきます。
つまり、自分でも無自覚な信念が不安を掻き立てる妄想の根っこにあるということです。

しかしその信念は、よくよく冷静に、客観的に考えてみると、
「いやいや、さすがにそれはないけど」
と絶対的な信念ではない事に気づけます。

すると、その信念から生まれた不安も軽減していく。
そんな風に不安に囚われる心を開放する方法があります。

カウンセリングの中では。様々な『不安』『恐怖』が語られます。
人付き合い、電車やバス、人が大勢いる場所、自分の能力が試される場面、etc

そんな様々な場面でこのアプローチは有効に働きます。
自分に苦手場面や大きすぎる不安がある方、是非一度試してみてください。

今日はカウンセリングの一つの手法を紹介してみました。たるみ。


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2015年8月3日月曜日

涼を求めて



数日前に城山八幡宮へ寄る機会がありました。
ここ数日の猛暑続きです。その日も外気に触れるだけで汗が噴出すような暑さでした。
車内もエアコンの送風口から冷たい風は出ているんですけどね、窓越しの日光が容赦なく室温を上げて、一向にその役割を果たしてくれず、快適なはずの車内はサウナと化していました。
それでも外に比べると遥かに快適だったのでしょうが。

ところがもっと快適な場所がありました。
それが城山八幡宮。

境内に続く階段の半ばから、背の高い樹木が影を落とし始めます。
すると驚くほどに涼しい。
単純に強い日の光が遮られているというだけでなく、風が冷たいんですね。
体にまとわりつくようなねっとりとした熱気が一転、汗をぬぐってくれるように冷気を持った風が参拝者を迎えてくれます。

森林の涼しさには多くの根拠があります。
太陽エネルギーを植物が消費しますし、蒸散や蒸発による気化熱の作用、土も熱を保ちにくい効果があります。
それに加え神社という場所の神聖さ。
身体的なものだけでなく精神的にも気持ちが落ち着き、心を冷ややかに保ってくれます。

私は生まれも育ちも京都です。
地元に住んでいる時にはたいしてありがたみを感じなかった神社仏閣ですが、
社会人になってからは関東、東海と様々な土地に住むようになり、
そうしてはじめてそのありがたみを感じているところです。

日常で生活するには物理的に絶対に必要な場所ではなくとも、
心を安寧に保つに必要な場所もあるのだな、とそうつくづく思わされます。

猛暑は連日の記録更新。もうその話題を聞いただけで暑いですね。たるみでした。

 

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魔女の秘密展 魔女は幻想?



面白い展示を見に行ってきました。
名古屋市博物館で開催している『魔女の秘密展』
(公式サイトはこちら)

この「魔女の秘密展」では、魔女の起源やその社会的な存在を、時代背景とともに紹介してゆくというとても興味深く楽しめる催し物でした。

魔女というと「悪魔と契約を結んで得た力をもって災いをなす存在」という概念が一般的ですが、社会背景で見ると、社会が不安定になると魔女に対する畏怖や信仰が高まったという傾向があるようです。

その史実から読み取れることは、
人は個人では解決の難しい大きな『災い』に対して、その原因や理由を求めたと考えられます。
簡単に言えば、悪いことは悪い人によってもたらされたと信じたい、というところでしょうか。

日本ではかつてそういった存在として『鬼』がありました。
御伽噺などでおなじみの鬼ですが、もとは飢饉や疫病、作物の不作などの所謂『災い』の象徴として鬼の仕業と考えられていました。

大きな『災い』を象徴的なもの(魔女や鬼)の仕業として理由をつけるのは、その不条理を受け止める為の精神的な安全装置的な考えであると考えられます。
ある意味それら忌み嫌われる存在は、哀れなスケープゴートなのかもしれません。

それは『魔女』や『鬼』でなくとも、『悪霊』『運命』『神の裁き』また時と場合によっては『社会』『時代』などでも代用可能でしょう。
「俺が悪いのではない、時代が悪いのだ!」ってやつですね。

言い方は悪いですが、不運や災害を『なにか』のせいにすることで、ある種の安心を得れるのでしょう。

そしてそれは、我々も日常的に行っています。
どうにもならないイライラを『誰か』のせいにして発散する。
達成できなかった目標を『なにか』のせいにして諦める。

カウンセリングの中でも、自身の後悔や喪失、悲しみなどに対して、『悪者』を設定して気持ちの整理をすることもあります。
そしてそれは決して悪いことではないと思います。
そうすることで、自身が望む解決の形になるのであれば、その方法に善悪も正誤も評価する必要はないと。

ただ気をつけなければいけないのは、本当にそれは解決になるのか、ということ。
一時しのぎの逃避や他力本願、責任転嫁で誤魔化してしまい、結局は本質的な解決になっていないのでは万全とはいえませんものね。
誰のせいでもなく、自分ごととしてしっかり正面から取り組むことも必要になります。

カウンセリングがただのお悩み相談や気晴らしではないと自信を持って言えるのは、そういった関わりを意識していることの専門性ゆえだと思います。

でも時には魔女に押し付けて気持ちを軽くすることが必要な時だってあると思いますよ。たるみでした。

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2015年8月2日日曜日

陽光型と月光型 あなたはどっち?


昨日の話題ですが、7月31日は『ブルームーン』という現象だったらしいですね、恥ずかしながら初耳だったのですが、この『ブルームーン』にはいくつか定義があり、今回のブルームーンは「ひと月に2回満月がやってくる」というものだそうです。

月の満ち欠けは約29.5日周期。基本的に1カ月に1回しか満月にはなりませんが、誤差による月の周期のずれにより、数年に1度ブルームーンという現象が起こるということなんですね、なるほど確かに珍しい現象なようです。

ところで私は、『月』が好きなんですよ。
『月』のなにが、というわけでなくその存在が好きなのです。
なので、アクセサリーで石の入ったものは『ムーンストーン』にこだわります。

好きになった理由はもう20年ほど前になるのでしょうか、高校生だった当事に読んだ本に書いてあったことでした。

人間には『陽光型』と『月光型』があり、
陽光型は自分で光を発せて他人まで照らすことができるタイプ
対して月光型は陽光がいてはじめて自分も光ることができるタイプ


確かそんな内容だったと思います。
高校生だった自分は、その言葉から『月』を自分に重ねたことを覚えています。
あまり、集団の中心になって皆を引っ張るということが得意でなかったし、そもそも好きでもなかった自分に対してどこか短所として感じていたのでしょう。
逆に太陽のように皆を惹きつけ照らすようなタイプの人に対して妬みのような感情もあったのだと思います。

しかし、その言葉を知った時に

そうか、自分では光り輝いて周囲を照らすことはできなくても、大きな光を受けてそれを反射することで誰かに光を届けることはできるのではないか。

そう思えました。
そして私は今、カウンセラーという職業に就いています。
私にとってカウンセラーという存在は『月』なんですよね。

自分が光って相手を照らすのでなく、
相手の光や周囲の光を自分が受けて照らし返すことでその人自らの持つ光に気づかせられるような。
カウンセラーが与えるのではなく、その人が元々持ち合わせているものに気づいてもらえるような。

そんな関わりが私の理想です。たるみでした。
 

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2015年8月1日土曜日

長生きするコツ




シンガポールの新聞『聯合早報』で、日本の著名な医学博士が指摘する「早死にする人の10大特徴」について紹介する記事が掲載されたそうです。
その内容がこちら。

【その1】孤独
孤独な人は社会からのサポートが不足してストレスが大きくなり、負の感情を抱きやすい。

【その2】笑わない
よく笑う人は人間関係を構築しやすいからだ。また、笑いにはアドレナリンのレベルを下げる、疲労を和らげる、血圧を下げるといった効果があるという。

【その3】ポジティブすぎる
ポジティブすぎる人は往々にして競争を好み、ストイックになるため早死にしやすい。

【その4】低学歴
低学歴者は社会的地位や経済的収入が低いことで、生きるうえでのプレッシャーが強くなり、寿命に影響するという。

【その5】肥満の友人が多い
米国での調査では、体重が7.7キロ増加した人は、その友人の体重も2.3キロ増加することが明らかに。

【その6】長時間座っている
WHOは以前、世界では毎年200万人あまりが長時間座っていたことが原因で死亡していると指摘している。

【その7】趣味がない
定年退職したお年寄りで、趣味がない人の認知症リスクはは、趣味が2つある人の6.3倍高いという。

【その8】素行が悪い
善い行いをするとリスペクトや賞賛を受け、心が愉快になり、ストレスが軽減されるという。

【その9】隣人との関係が悪い
良い隣人を持つことで心臓病の発病リスクが50%低下することがしめされている。安定した生活環境は、生活への満足度に加えて寿命にまで影響を及ぼす。

【その10】退廃的な生活
退廃的な生活を送っている人は、心が漠然としていて、目標を持たない。

以上10大特徴ということです。
どちらの医学博士がどういった根拠で指摘したのかは明確にされていないので、真偽のほどは確かではないですし、あくまでちょっとしたい雑学程度に受け取っていただきたいのですが。

興味深いのが、その根拠に精神的な影響が関係しているということなんですね。
身体的な疾患へのリスクに繋がる要因として、心因的なストレスの大きさは知るところではありますが、こうして改めて列挙されると人は心の生き物だということを再認識させられます。

少し前のブログでも『プラセボ効果』について触れましたが(心頭滅却すれば猛暑も涼し?)、
人の心と体の繋がりはもっと重視されるべきだとつくづく感じます。

私は心理カウンセラーという職業を『命のそばに在る役割』だと認識して相談者さんに関わるようにしています。
そして、そんな役割としての重要性をより多くの方に共有できる事もまた大切な指名だと、意識し続けようと思います。

この10大特徴って要は「心が健康であることが長生きの秘訣だよ」で済んじゃう気もします。たるみでした。


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