2014年12月30日火曜日

帰省中。15年前と今

今日は一日、年越しの準備でした。
まず朝から掃除を。普段は手を付けないような家電や台所周りを中心に。一年分の汚れを落としました。

そして買い物へ。年末年始は親戚が来たりもするので食材を買い込みます。重いものや嵩張るものも今日は車なので気にせず買えます。
こういう小さなことですが、普段は離れたところに住んでいる僕からすると親孝行になればいいなと。

ところで実家近くのスーパー(イオン)は年末だというのに空いていました。
数年前に少し離れたところに大きなスーパーが新しく出来たんですよね。まぁ、それもイオンなんですが、イオンモールなわけで。
どうやらお客さんはそっちに流れてしまっているのかなぁ……なんて。
僕が子供の頃は年末なんてすごい人混みだったのになぁ、と少し寂しく感じました。

人も変わるし時代も変わる。
わかってはいるし悪いことばかりではないのですが、やはり切なくもありますね。

あ、明日名古屋に帰りますね。





2014年12月29日月曜日

帰省中。庭掃除

実家の庭周りの掃除をしていました。
無駄に庭が広く、雑草を放っておくと数ヶ月でジャングル状態に。
庭木を刈り込んで雑草を抜いて、プロには及ばないまでもスッキリしました。

慣れない作業で腰が痛い……。
作業半ばで竹箒が折れるというハプニング。

車も洗車して、気持ちよく新年を迎える準備が整ってきました。

2014年12月28日日曜日

帰省中

昨日は高校時代からの友人と、毎年恒例になっている忘年会&新年会でした。
飲んで、食べて、喋って。
気がつけばもう終電もない時間。
もういい大人なのに羽目をはずして楽しみました。

面白いもので、何年経っても高校の頃の友人と会うと、高校生の頃の自分に戻ってはしゃいでしまいます。
でも、話している内容は仕事の話や家庭、子供の事などすっかり大人の話題です。

高校生みたいにはしゃいでいるおじさん。
本人にとっては年に一度の楽しいイベントです。

ちなみに今日の京都は一日雨でした。

2014年12月27日土曜日

仕事納め

今日は講師の仕事の今年の仕事納めでした。
普段お世話になっている講義室の掃除をしていると、
まだ移転して数ヶ月にもかかわらず、もう沢山の思い出があることに気付かされます。

思い出は一日一日作られていきますが、振り返る機会がないとなかなかそれを実感できないもの。
これから年末にかけて、少しのんびりしつつ
今年一年を振り返ろうかと思います。

明日から京都の実家に帰省します。
親孝行してきますね。


2014年12月24日水曜日

いつもとちょっと違う街

今日はクリスマス・イブ。
仕事の帰りに少し名古屋の街を歩くと、

幸せそうに手をつないで歩くカップル
仲間たちとサンタのコスプレで盛り上がる若者たち
子供が大きなトイザらスの袋を持ってはしゃいでいる親子
急いで閉店間際のお店に(おそらく)プレゼントを買いに走る人

いろんな人のいろんな人生のワンシーンに遭遇しました。
こんなふうに特別な日でなくても、みんな一人ひとりに人生があり
その瞬間を紡いで生きているのでしょうが、
なんだか今日はいろいろな人の人生に思いを馳せてしまいました。



街頭のクリスマスイルミネーションも本番ということでいつもより気合が入っている気がします。



2014年12月23日火曜日

理不尽な悩み -正直者は馬鹿を見る?- 

先日、東京駅が100周年ということでその記念に限定suicaが発売されるというニュースがありました。話題になったので知っている方も多いかと思いますが、その記念suicaの販売に朝から長蛇の列だったようです。
そこで一悶着あったようですね。なんでも、徹夜で並ぶことは禁止していたそうなのですが、実際は徹夜組で限定枚数のほとんどが売れてしまい、更にあまりの混乱から販売自体も中止するという顛末。

JR西日本からすると、以前にも別の記念suicaを販売した時には大きな混乱が見られなかったことから、今回も同様程度だろうと対策が甘かったようです。

さてこの話題ですが、買えなかった人たちからすると確かに納得いかないものがあるでしょう。
自分はルールを守って徹夜で並ばずに買いに来てみたら、ルールを守っていない人たちのやり方がまかり通っていたわけですから。ニュース映像で見た怒号はさすがにヒートアップし過ぎな印象も受けましたが、ものの価値は人それぞれ、本当に鉄道が好きでどうしても欲しかったのかもしれないですね。

さて、こういうこと、誰しも経験あるのではないでしょうか。
『正直者が馬鹿を見る』
とまではいいませんが、自分は決められたルールを守って生きているのに、ルールを守らない人に不利益を受けてしまうこと。

実際、カウンセリングをしていると対人関係の問題が多いのですが、その中には一方的な『被害者』と言っても差し支えないような対人関係の問題を語る方も少なくありません。
例えばこんな悩み

「職場のパワハラで精神的に辛い」
「ご近所に嫌な人がいて迷惑」
「いじめのターゲットにされた」

自分に落ち度がないのに起きてしまう問題というのもあります。
(勿論、カウンセリングはどちらか一方の言い分しか聞けない事がほとんどなので、その全てが善悪を明確に分けられるものではないのは前提ですが)

お伽話や物語なら、最後には正直者が得をするというのがお約束ですが、現実の世界では残念ながらそうはいかないのかもかもしれません。

だからといってそこで諦めてしまっては問題の解決には至りません。
残念ですが、正しいことだけが守られる世界ではないということを踏まえて、その人が少しでも現状をいい方向に変えられる方法を探していくのも、またひとつの問題解決です。

先の職場のパワハラの例だと、パワハラ自体をなくそうとする努力はひとつの解決法です。
それでもし、パワハラがなくならないとしたら……。
そこで思考停止してしまうのでなく、発想を変えてみます。

「パワハラをストレスに感じないためにはどのような方法があるか。」
「他にも、パワハラでたまったストレスをどのように発散して心を良い状態に保つか。」

そんな風に、現実を変えることだけでなく、変わらない現実への対処方法だって立派な問題の解決になります。
理不尽が多いこの世の中、悩みの解決も工夫が必要なのかもしれません。


追記
suika問題ですが、正式に希望者には全員に行き渡るように販売を再開するとか。
転売を目的としていた人などからすると大誤算でしょう。
やはり正直者は最後に報われるのかもしれませんね。




2014年12月21日日曜日

大雪。大丈夫でしたか?

全国的な大雪も少し落ち着いたようです。
名古屋は特に積もりましたよ。
12月にここまでの積雪は、名古屋生まれの方でもここ数年では珍しいとのことです。
これは今週木曜日の僕の職場からの景色。


この時期は街頭がクリスマスイルミネーションで装飾されているのですが、
そこにさらに雪化粧。
人工的なイルミネーションもいいですが、こういう自然の装飾もまたいいものですね。

この日も僕が講師をしているカウンセラー養成学校の講義があったのですが、
出席予定の学院生の皆さんは、一人も欠席することなく来てくれました。

学びの意欲に尊敬すら覚えます。
きっと良いカウンセラーになってくれるでしょう。




そしてコチラは垂水の自宅からの景色。
見事に"白"一色です。

田舎なので高いビルがなく遠くまで見渡せるのですが、まるで北国のよう。
生まれも育ちも街中だったもので、こういう景色は新鮮です。

思えば遠くへ来たもんだ。



2014年12月17日水曜日

どうにもならないこと

カウンセリングをしていると、クライエントさんから色々な悩みの相談を受けます。
その中で、ひとつのキーワードがあります。それは、
『どうにもならない』
その言葉は、多くのクライエントさんから発せられ、その人自身の人生に大きな暗い影を落としています。

「悩んだって仕方がない」
「もう今更悔やんでも仕方がない」
「こんな悩み、解決しようがない」

表現の仕方は様々ですが、皆さん『どうにもならない』ことに思い悩んでいます。
そんな悩みに対してカウンセリングは有効なのでしょうか?

答えは、有効です。
勿論、全ての悩みに対してというわけではないものの、決して解決できない悩みばかりではないものです。
もしかしたら、悩みを抱えている本人自身が『どうにもならない』と思い込んでしまっているだけで、実は解決策があるかもしれません。
自分ではどうしようもないことでも人に相談してみると
驚くほどシンプルな解決策があったり
悩みが悩みでなくなったり
誰かの協力があれば解決できることだったり
そんな変化が期待できます。
そしてカウンセリングとは、それらの方法を効率的に提供していきます。

僕の好きな考え方にこのようなものがあります。
『悩みとは、解決しようと思った時は既に解決している』
つまり、解決するために努力をしようと行動を起こすということは、解決への第一歩を歩み始めているということです。
自分一人で考えて、『どうにもならない』と思っていることがあれば、一度相談してみてください。

なせば大抵なんとかなる

いい言葉ですね。



2014年12月16日火曜日

傾聴の大切さ

今日も食レポからスタートです。
愛知県は高浜市にある、お豆腐専門店。
木造作りのアットホームな店内で食べられるのは絶品の豆腐料理。


季節のお野菜とともに素材の味を活かしたランチは、ヘルシーであり疲れた体にも優しい。
それなのにお腹いっぱいのボリューム。文句なしです。

隣に工房があるので出来立てのお豆腐は勿論のこと、
ドーナツや焼き菓子、ソフトクリームなどの販売もしています。

そんな豆腐ですが、最近では「豆腐メンタル」なる言葉があるようです。
メンタルが豆腐のように脆い。つまりは精神的に弱いことを指しているのだそうですが。

具体的には、プレッシャーに弱かったり、他人に何か指摘されるとすぐ落ち込んでしまったり。
誰しもそんな部分はあるのでしょうが、そんな性格のせいで生き辛さを感じている人もまた多いでしょうね。
実際カウンセリングではそういった相談も少なくありません。

そんな時、どのような対応が適切なのでしょう。
「気にしちゃダメだよ」
そんなふうに励ましたくなる人も多いのでは?
正論かもしれません。
実際、他人に少し怒られたくらいでは気にせずに図太く生きている人のほうが人生を楽しめているかもしれませんし、周りの人はさほど考えなしに人を傷つけるようなことを言ってしまうものです。

しかし、それが頭でわかっていても、心が納得出来ないから困っているからこそ、悩みとして打ち明けてくれているのではないでしょうか。
なら、適切な対応としてまずは、その人の想い、考え、気持ち、そしてどれほど辛く困っているのかを丁寧に聞いていくことでしょう。
「まだるっこしい、聞いてられるか」と短気な人ならいらいらしてしまうかもしれません。
しかし、相手の話を聞かずに自分の意見をぶつけるだけなら誰でもできることです。
心の専門家であるカウンセラーは、ともすれば遠回りかもしれませんが、その人に一番適切な方法を見つけるためにまずその人を知ることから初めます。

カウンセリングのアプローチには色々なやり方があります。
その中には、考え方のクセを議論して論破することでそのクセを変えるという方法もあります。
しかしそれでも、頭ごなしに否定して言い負かすのではなくて、やはりまずは話を聞いていくことが必要なのです。
『聞く』『傾聴』
基本中の基本ですが、それができるかできないかでカウンセラーとしての技量は大きく変わっていきます。


2014年12月15日月曜日

自分流・年の瀬の考え方

昨日から全国的に大寒波に見舞われているそうで、すっかり冬の寒さですね。

これからの季節はクリスマスやお正月などイベントが続きます。
特に年末は師走といわれるだけの事はあり、忙しく過ごされている方も多いのでないでしょうか。

毎年この時期のご相談にはある共通点を感じます

それは、「焦り」

年の瀬が近づき、なんとなく気分が逸(はや)ってしまって焦燥感を感じてしまう方が多いようです。

「一年を振り返っても全然成長できていない」
「今年の目標が達成できていない……」
「何も成さないまま今年が終わってしまう」

などの気持ちを語られる方が多いように感じます。
たしかに、もうすぐ今年も終わりだと考えると、やり残したことや今年中に終わらせておきたいことで落ち着かない気分になるのも無理もないかもしれませんね。

でも、焦る必要はないのではないでしょうか。
確かに、今年ももうすぐ終わりです。
しかし、だからといってなにが変わるというわけではない。
ほとんどの方はそうではないでしょうか?
ただ、暦の上で年が変わるだけです。
便宜上の暦に自分の人生のペースを合わせる必要はないのではないでしょうか。
更に逆に考えると、もうすぐ新しい年が始まるんだなぁとポジティブに考えることもできるわけですし。

「もうすぐ一年が終わる」という焦燥感に悩まされるより
「もうすぐ新しい一年が始まる」と期待感に心を弾ませる

残り少ない今年に執着して心を急かすよりも、新しい年に期待して胸を躍らせているほうが気分的に楽しく過ごせるのではないかな、と思います。
もし今年達成できなかった事があるならば、来年になって心機一転してチャレンジしたっていいのではないでしょうか。

年が明けても特に変化があるわけではありません。だから焦らずに自分のペースを乱さずに維持している事が良い結果を残せるのではないかな、と私は思っています。

今年もあと一ヶ月をきりました。
年の瀬のこの独特の雰囲気を、楽しめる部分は思う存分楽しんで、そうでない部分には影響を受けずに(笑)あくまで自分らしくやっていこうと思っています。

私自身も、どうしても年末は忙しくなってしまうのですが、できるだけ多くの方と顔を合わせて、きちんと一年のお礼を伝えて、そして新年を迎えたいと思っています。
でも自分のペースは崩さないぞー。



2014年12月13日土曜日

休日を満喫

今日は休日。
ということで久方ぶりに買い物でも楽しもうということで、三重県にあるジャズドリーム長島に行ってきました。
年末ということや同じ敷地内にある『なばなの里』のウインターイルミネーションも真っ盛りということで混雑も予想していたのですが、予想に反してゆっくりとショッピングを楽しめる程度の混み具合でした。
丸一日かけて、服、キッチン用品、雑貨などなどを欲求の赴くまま買い物しました(笑)

物欲が満たされたら次は食欲。
ひつまぶしを堪能。
うなぎがほろほろで美味しかった。


そしてお隣にある『なばなの里』には及ばないまでもジャズドリーム長島でもウインターイルミネーションが。

ささやかではありましたが色とりどりにデコレーションされたクリスマスツリーに季節を感じました。

今日のためにここ最近スケジュールを調節して仕事を前倒しで終わらせたかいがありました。
たまにはこういう思いっきり羽根を伸ばして遊ぶ日があると、明日からの日常への活力になりますね。



2014年12月8日月曜日

寒波。気候と精神

12月に入り、急に寒くなりましたね。
名古屋は昨日、今年初の雪が降り、気温とともに否応なく体温が下げられています。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さん気をつけてくださいね。

そして、安定しない気温は体だけでなく心にも影響を及ぼすと言われています。
特に自律神経は気温の寒暖にデリケートですので、急激に寒くなるとリズムを崩しやすくなります。

気候と精神は実は密接に関係していたりします。
例えばうつ病。
諸説は色々ありますが、太陽のあまり出ない地域ではうつ病の割合が多いという研究もあるそうです。
そして、「太陽光セラピー」と呼ばれる、太陽を浴びることでうつ病治療に効果的というアプローチもあるそうです。
実際、うつ病の改善方法には、一日のスケジュールを管理するアプローチも有効とされており、
朝決まった時間に太陽の光を浴びる時間を作る。
というのも重要視されるそうです。

とはいえ、症状が重篤だとそのスケジュール管理が困難になるというのも鬱病の症状のひとつですので、自分で無理に厳しく管理するのでなく、専門家や第三者とともに自分のペースを考えつつ徐々に規則正しい生活リズムを作っていくというのが大前提ですのでお忘れなく。

最近体調がすぐれないな
疲れやすい気がする
気分が落ち込みがち

そんな気配を感じたら、少し自分の生活習慣を見なおしてみるというのも心の健康管理にはお手軽で有効な方法ですよ。




2014年12月5日金曜日

達成できる目標設定

最近英語を勉強しています。
英語というか英会話ですね。

なぜ今ごろ?というと。
心理カウンセリングの研究はやはりアメリカなど海外が盛んです。
日本ではカウンセリングというと臨床心理学の一分野ですが、海外ではカウンセリング学という学位も独立していたりします。

そして僕自身仕事で、海外の著名な研究者の方にお会いする機会もあったりします。
僕の務める会社では、海外の著名な心理学者など第一線で活躍されている方を日本にお呼びして講演会などを開催したりするので、講演会が終わった後に食事に同席させてもらう機会もあります。関係者の役得です。
そんな時いつも思ってはいました。

「ああ、自分が英語を話せたら通訳さんを介せずにもっと深い話ができるのに!」

さらに、数年前に研修旅行の引率で海外に行った際も、必要最低限のコミュニケーションでは満足いかず、もっと海外を自由に楽しみたいとも思いました。

ということで遅ればせながら始めたわけですが、これがなかなか上達しない。
いや、それ以前の問題です。
モチベーションが続かない。
目標はあるのだけれど、なかなか達成するための努力に結びつかない。
そんな人も多いのではないでしょうか。
そこで、達成するための目標の設定の仕方というものがあります。

それは、4W2Hで目標を設定すること。

4W2Hとは
●いつ When
●どこで Where
●誰が(誰と) Who
●何を What
●どうする How
●どれくらい How Much(many)

つまり、目標の姿を具体的にイメージするわけです。
経験ありませんか?

「あー、旅行でもしたいなー」

そんな風に漠然とした望みって結局叶わないんですよね。
しかし

「○月○日に△△へ□□さんと一緒に☆☆するぞ」

こんな風に具体的な未来像を思い描くと、そのために何をやるべきか、何が必要かなどの具体的な今やるべき努力の方向などが明確になりやすくなります。
これはカウンセリングでも応用されており、クライエントに目標がある時は曖昧なままで方法論を模索するのでなく、まずはゴールイメージをしっかり明確にしてからそのための方法を考えていきます。

ということで、来年の秋ごろに、アメリカに旅行に行くぞ!



2014年12月1日月曜日

映画『インセプション』(2010 アメリカ)

今日は映画を見ていました。
上映中ではピンとくるものがなかったのでレンタルですけどね。

『インセプション』というレオナルド・ディカプリオ主演の2010年公開の映画です。
ストーリーはざっくりいうと、
他人の夢の中に入り込んでその対象の『アイデア』を盗み取る企業スパイという設定なのですが、
映画のジャンル的にはSFアクションに部類されるかと思います。

勿論映画的にも面白かったし、何よりディカプリオが好きなので楽しめました。
ディカプリオ、いいですよね。『ロミオ+ジュリエット』辺りまでは絵画のような美青年で、その頃も好きだったのですが、近年では貫禄も出てきて(太ったともいいますが)シブい男がよく似合います。
特に彼はノンバーバル(身振り手振りのゼスチャーなどセリフ以外)の演技がとても表情豊かで、コミュニケーションや表現を仕事としている自分としても憧れます。

さて、そのインセプションという映画では、『夢』が大きなキーワードとなっており、その『夢』には幾つもの階層があり、深い階層に潜るほどその人の深層心理が影響を与えていきます。
そんな中で、一番心の奥底に秘めている大事なものが、夢の深い階層の『金庫』にしまわれているという描写があるのですが、この考え方ってとても面白いと思います。

『精神分析』的な考え方といいますか、人は自分に無意識に影響を与えるようなもの(記憶や感情など)を普段は自覚できない心の奥底にしまいこんでしまうということをします。
なので、ストレスなど鬱積した感情は自分にも予想できない形で表面化してしまいます。
ストレスが原因と診断され、カウンセリングなどを受けて初めて自分にとって何がストレスだったのか気づく、なんてことはよくあることです。

逆にいうと、ストレスのない生活、人生などというものはないと僕は思います。
大なり小なり生きていれば何らかのストレスを感じています。
そしてそれは正常なことであると思います。
しかし、
「私にはストレスがない!」
そんな風に言い張るのは、実はストレスをストレスとして自覚できていないのかもしれません。
自覚できていないストレスは、ウサを晴らす機会もなく、解消する必要性すら気付いてもらえないままその人の心の奥底に溜まっていってしまいかねません。

ストレスをストレスと認識できている、というのもこころの健康には必要なことなのですね。