2022年3月11日金曜日

弱くたっていいじゃない。みんなそうだよ


依然として日本は欧米に比べてカウンセリングなどメンタルケア利用の浸透率が低いそうです。
近年では学校や会社など様々なところでメンタルケアを受ける機会があるにもかかわらず利用する人は少ないのが現状です。

ちょうど先日見た洋画でこんなセリフがありました。
「アメリカ人は自分が弱いことを知っている。だからカウンセリングを受けることに抵抗がない」
(映画を見るのが趣味なので何の映画かも覚えていなくて、しかも字幕なので意訳もあると思うんですが、まぁそんな発想になるほど得心したというエピソードです)

自分の『弱さ』を認めるというのはとても勇気がいることだと思います。ですが、弱い=悪いではなく、弱さを認めるからこそ強くなることも出来れば、弱さをカバーすることもできるはずです。
勉強だって、まずは弱点を明らかにしてそこを重点的に学ぶという方法論がありますし、スポーツにも同じような考えがありますよね。

経験上、カウンセリングで自身の問題について話している過程で自身の弱さを自覚したことで、たとえ具体的な問題解決は見つからずとも、もう問題が問題でなくなってしまうというケースも多く見ています。

弱さというと言葉のイメージが悪いかもしれませんが、言い換えるなら『自分の一側面だが目を向けることを避けてきた面』『認めたくなかった自分の一面』とも言えるのでしょう。
人は多面的な存在です。強いところがあれば弱いところもあり、好きな自分も嫌いな自分もいて当たり前です。

まずは自分の色々な面を認めること。そして許して受け容れること。そのために自分と向き合うこと。
それが、人生を悩ませる問題を解決するために必要な要素の一つではないかと思います。

実際、問題を現実的に解決する方法を探ったとしても、自分の事を認められていなければ解決が実感できないことも少なくありません。
完全な存在などありえず、不完全な部分も個性として認められる。その個性をどのように活かすかを考えることは、時に自分のいいところ探しをするよりも自己肯定として効果的なアプローチなのだと思います。

ちなみに今日の記事の画像はオズの魔法使いの臆病なライオン。


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