2022年4月13日水曜日

カウンセリングの主役はあなた


4月も半ばになりました。この時期は新規のクライエントさんが増える時期です。
学校や会社などで新しい環境が始まり、はじめは目の前のことをこなすことで精いっぱいだった日々から少し落ち着き、疲れや違和感、ストレスなどがだんだんと実感できてきます。
もしかしたら今も、カウンセリングを受けることを検討しながらこのブログの記事を読んでいるいる人もいるかもしれません。

ということで、カウンセリングではどのようにお悩み解決の力になれるのか、についてを書かせて頂こうかと思います。
※世の中にはたくさんのカウンセラーさんがいますので、あくまで私のスタンスでありカウンセリングのスタイルですからね。むしろクライエントさんたちの話を聞く限りは珍しい部類のスタイルかもしれませんのでご理解くださいませ。

さて、まず私は基本的に、悩みの解決に必要な『正解』や『方法』はクライエントさん本人が一番知っているし、答えはすでに持っている、と考えています。

それは、私のカウンセリングスタイルの中心である『人間性心理学』もしくは『ヒューマニスティック心理学』と呼ばれる潮流の特徴でもあり、個人を尊重するという立場からの考えであり、かつての指導的・指示的なアプローチではなく、人間個人の持つ主体性・創造性・自己実現といった人間の肯定的側面を重視したものになります。

簡単に言うなら、
人には本来自分で回復したり成長する力があるから、助けてあげようなんて偉そうだよね。そもそも悩みの内容も一人ひとり違うわけだから、解決方法も一つだけじゃないし、その人にあった解決方法は自分が一番探しやすいよね。
といった感じでしょうか。

そもそも、解決方法を他人であるカウンセラーが教えたところであまり意味がありません。なぜならそれは一般的なものだったり、ただの正論だったり、またはそのカウンセラーにとっての解決方法だから。
なので、一般的な解決方法やカウンセラーの考えを伝えることはあっても、それはあくまで参考としてであって、その人にとっての最適な方法はその人の中にしか存在しない、という理由です。

というと、
「じゃあカウンセラーなんていらないじゃない」
そう言われてしまうかもしれませんし、
「結局助けてくれないんだね、自分一人で乗り越えるしかないのか」
そんな悲しくて淋しい印象を持たれてしまうかもしれませんね。

でも安心してください。
解決方法はその人が自分で見つけなくてはならない、というのはその通りですが、一人で頑張ってもらうのをただ待っているだけではなく、その人の解決方法を見つけられるためのお手伝いをすることがカウンセラーの役割です。

そのために、クライエントさんとカウンセラーは一緒に様々なことに取り組みます。
・悩みを整理したり
・原因を限定したり
・気持ちの傷つきを癒したり
・具体的な方法のアイデアを提案したり
・アドバイスをしたり
・心理療法を提供したり
・トレーニングをしたり
・心理教育をしたり

そうして、クライエントさん本人が問題に取り組めて、解決を見つけられるための最適な環境を用意するのが、カウンセラーの役割であり存在意義だと考えます。

なので、カウンセラーに任せても解決はしません。しかし協力は惜しみません。そのかわり、クライエントさんにもたくさん考えてもらいますし、頑張ってもらいます。
だって、クライエントさんの人生ですから、主役はクライエントさん本人です。カウンセラーはあくまで舞台での黒子のようなもの。

自分の悩みを自分一人では抱えることが辛かったり、扱いきれないと感じたなら頼ってください。
カウンセラーは、あなたが自分で自分の悩みを解決できるための力強い味方になります。


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