2017年1月11日水曜日

寒いものいっぱい


今日はまたひときわ寒かったですね。
最大級の寒波襲来だそうで。
でも寒波とか、今年一番の寒さ/暑さとかって、しょっちゅう天気予報で聞く気がしますが、あれってどういう基準なんでしょう。『今年一番』はどんどん更新されていくものだろうし、季節の変わり目には毎日のように『今年一番』があっても不思議ではないですよね。

まぁそれはいいとして。

『寒い』という言葉の使用例は多岐に及びます。

単純に気温が低い時は
「天気が寒い」

金銭的に困窮している様を
「懐が寒い」

寂しい、心細い気分のことを
「心が寒い」

恐怖を感じた時の表現として
「背筋が寒い」

面白くない笑い話や芸に対して
「お寒い空気」

他にも、関西では白けたり、興ざめな人に対して、
「サムいやっちゃな~」
なんて言ったりもします。
ちなみに「さむい」ではなく「さぶい」の方が方言的には適切かも。

本来は気温の状態を表す言葉ですが『寒い』という表現は色々な場面で使われますね。
とはいえ、全く違う使われ方というわけでもなく、何か法則性というか似た雰囲気を感じます。
どの『寒い』も、

「満たされていない」
「足りない」
「寂しい」

というニュアンスが含まれている気がします。
ネガティブな、というと断定的すぎるかもしれませんが、あまりポジティブな雰囲気にはそぐわないようですね。

冬は精神的な落ち込みが増える、というのは以前にもこのブログでお話ししたと思います。
実際、冬の時期は心理カウンセリングの件数が増える時期の一つです。
冬にかけて症状が出る『冬季うつ(季節性感情障害)』という言葉もあるくらいですからね。

理由として、日照時間の変動や気温低下にともなう体温の変動、自律神経の不調などが挙げられます。
そのような身体的、医学的な原因が説明されるはるか以前から、
『寒い』という言葉にネガティブなニュアンスが含まれていたとすると、その節にも真実味が増します。

「寒いと人恋しくなる」
なんていうのも、同じような背景からの表現かもしれませんね。

ともあれ、まだこれから2月にかけて寒くなることでしょう。
ネガティブな気分になってしまったら、
自分を責めたり周囲の人に原因を求める前に、
「今はそういう季節だからなぁ」
と、とりあえず責任を季節のせいにするのも一つの方法です。

そして、無理に解決を焦らずに、落ち込む気持ちを受け入れてみる。
一人で受け入れるのが手に余るなら、我々カウンセラーがお手伝いをすることもできます。

そうすることで、『どうにもならないもの』に対するイライラや焦りを、
一旦脇に置いてみて距離を取ってみることも有効です。
すると意外と解決方法や気分の持ち直し方が見つかることもあります。

時には少し無責任になってみる。
心の安定にはそんな裏ワザも必要なのかもしれません。


※『アツい』も気温以外でもよく使われますけどね。今回は季節的に寒いお話ということで。


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