ここ数年続いている『自己肯定ブーム』です。
この自己肯定をテーマにした書籍も数あり、特に近年のものによく出てくるのが『成功体験』を積み重ねることが自己肯定に繋がるという理論。
確かに間違ってはいないのですが、結局言葉を変えただけで、
「成功体験って何?」
てなってしまう気がするんですよね。
『成功体験』とは単純にいえば、
成功とか目標達成した経験、という捉え方が一般的なのではないでしょうか。
確かに間違ってはいないでしょうが、でもそれってあまりに当たり前すぎるし、難しいし厳しいことですよね。
だって人生には失敗することもあるし、
むしろそれが続いて失敗体験を重ねる結果になってしまったら自己肯定感どころではなくなってしまいます。
成功した人しか自己肯定感を持てないなら、そもそもの前提が覆ってしまいます。
そういうものではないはず。
最近は面接などでも
「あなたの成功体験は?」
なんて質問もあるそうですが、それはきっと
「一般的な成果や誇れる結果を出したことがありますか?」
という意味のことを尋ねられているのでしょうし、本来の『成功体験』とは概念が違うものなのでしょう。
本来の『成功体験』とはそんな結果論的なものではありません。
例えば、何かにチャレンジするも失敗をしたとします。
これを『失敗体験』と捉えてしまうからよくない。
今回の失敗を活かすことで、次回の成功の可能性は高くなったはずです。
「今回のやり方では失敗するということを学べた体験だった」
ならばつまり今回の失敗は、次の成功に向けての『成功体験』だと考えられます。
わかっていますよ。
そんな捉え方は社会では通用しないということは。
ですが、目的が『成功体験』を得ることなら、社会的に認められる必要はないはずです。
それこそ結果論ですよ。
結果的に『成功体験』を得て『自己肯定感』が高められるならそのプロセスは何だっていいはずです。
だから極論、今生きていることだって成功体験と言ってもいいのです。
(生存することに成功しているわけですからね)
とまぁ、本来の成功体験とはそのように自分をより良くするために活用されるべきものであり、
「成功体験がない」
なんて自己嫌悪を起こさせるためにあるものでは決してないはずです。
とはいえ、そのように自分にとってポジティブに捉えるのも難しいですよね。
むしろそのポジティブさがあればすでに自己肯定感にあふれた人になれるのでしょうしね。
そこで、『成功体験』を実感するためのコツをご紹介しようと思います。
と思ったのですがずいぶん長くなってしまったので今日はここまで。
次回更新で続きを書きますのでよろしければお付き合いくださいませ。
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