2016年1月15日金曜日

温泉好きの心理


少し前ですが、温泉に行ってきました。
志賀直哉の短編『菰野』にもでてくる湯の山温泉です。

関西方面に車で移動する時にいつも利用している御在所SA。
「あー、ここら辺温泉あるんだよなぁ。行きたいなぁ」
そんな思いが念願かなって、といったところですね。

あの辺りは山の斜面に沿って温泉街があるので、辺にレジャースポット化しておらず、
純粋な温泉や自然が楽しめる、私的に好印象の温泉地です。

私も多くの日本人のご多分に漏れず温泉が好きでして。
温泉や公衆浴場文化というのは日本文化の特徴としてよく挙げられます。

その理由の一つとして分析されるのが、
身分の隔たりなく皆が裸になる場所だから。
というものがあります。

かつては身なりや着ているもので身分の上下関係が明確に分かれる時代もありました。
大きすぎる隔たりがあると、一緒の浴場というのは難しいでしょうが、
普段の生活の場を同じくするもの同士でしたら、多少の身分の差は裸になってしまえば一緒。
気持ち的にも開放的になるので、親交を深めやすい場所なんですね。

それだけでなく、体を温めることはリラックス効果がありますし、温泉ならば効能もあり、心身ともにゆっくりと落ち着ける場所でもあります。

そのような身分的な背景は現代ではもうなくても、我々の心のDNAにはしっかりと刻まれており、
リラックスできて、気持ちが安らぎ、精神的にも肉体的にも、人付き合いも円滑になる、
そんな良いイメージがあるのかもしれません。

近年でも親睦会や慰安旅行では温泉ツアーが好まれる理由もそういったところにヒントがあるのかもしれません。

特に私は冬は体が冷えてしまう体質でして、
たまに温泉で体を心から温めるのは自律神経を整えるのにも効果的です。

ここ数日で本格的に冬の気温になりました。
そろそろ温泉が恋しくなってきましたね。

心も体も癒し方はたくさんあります。たるみでした。


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