2018年12月18日火曜日

クリスマスイルミネーションと青い街灯


12月も中旬になり、街はクリスマスイルミネーションで照らされていますね。
特に当カウンセリングルームがある栄は繁華街だけあって、商店も街灯もイルミネーションが見事です。

名古屋の広小路通りや大津通りは、青い色の街灯が多く見られます。
これは『プルキニエ現象』と呼ばれる、
人間は青い色に対して感情の安定・鎮静化作用がある、という特性を利用した防犯灯で、
イギリスが発祥ですが、日本でも奈良県をはじめ様々な市町村で青色防犯灯として試みが取りれられています。

そんな防犯の目的でのこの色ですが、
冬の街に青い街灯というのはなんともマッチするんです。
冷たく張りつめた空気に青の儚さがよく映えます。
クリスマスの電飾といえば、緑・赤が思い浮かびますが、青・白は冬のイメージカラーですので相性ももよいのでしょう。

しかし、この『プルキニエ現象』を利用した防犯策ですが、
青色は視認性が低下してしまい交通事故等の増加に繋がる。
そもそも犯罪率の低下というデータ事態に信憑性が足りない。
などの声もあり、当初の目的に適っているかは少し疑問もあったりします。

とはいえ、色と感情の因果関係はカラーセラピーでも活用されているように、密接に影響があるという説には信憑性はありそうです。
そういう意味では、イルミネーションとしての青の美しさは防犯にも効果ありそうな気もするんですけどね。

色だけでなく、人は様々な外的要因に心の影響を受けます。
視覚情報はもちろんのこと、音、匂いなどにも心理的な影響を受けます
心理療法には、それらの心理的な影響を利用して心を扱ってゆくものもあります。

どうしてこんな気持ちになるのだろうなぁ。
そんな、自分の感情に理解が及ばない時、自分の内側を掘り下げることも効果的ですが、
少しアンテナを外に向けてみてもいいかもしれません。
思ってもいない外的要因に影響を受けている事に気づければ、感情のコントロールに繋がるヒントが見つかることもあるかもしれません。


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