2018年12月5日水曜日

こう考えてみようシリーズ ②『過度の一般化』


さて、こう考えてみようシリーズの第2弾です。
過去のリンクはこちら⇒
こう考えてみようシリーズ ①『全てか無か思考』

認知の歪みの代表的なものを紹介しつつ、その思考パターンから脱却するヒントになりそうな考え方を提案してゆくこのシリーズ。

第2弾は
『過度の一般化』

過去の一度の失敗経験にもかかわらず、「きっと今回もこうなるに違いない」と結果を決めつけてしまう事です。
『早まった一般化』とも呼ばれている通り、勘違いや早とちり、心配性などによって起こりがちな認知の歪みですね。

認知の歪みはどれも同じなのですが、多少は誰しも持っているものです。
ただそれが強く持ってしまい日常生活に支障をきたしてしまった場合、病理として診断されます。
この『過度の一般化』はネガティブな感情を増進しやすく、鬱病に繋がりやすいものとして注意が必要です。

過去に一度失敗した経験があると、
「きっと次も失敗するに違いない」

一人に嫌われただけなのに
「みんな私のこと嫌いなんだ」

ネガティブな経験が更なるネガティブな思考を呼んでしまい、それを信じ込んでしまうことで事実になってしまうという悪循環が起きてしまいます。
そうすると、自分の実力も出せなくなってしまいますし、
そもそもチャレンジすることに消極的になってしまい、ますます過去の失敗体験に囚われてしまい苦手意識となってしまいます。
現代社会の問題となっている『引きこもり』なども、この『過度の一般化』思考がきっかけで落ちるパターンも少なくないようです。

そんな『過度の一般化』に対して、このように考えてみたらどうでしょう。

・なんで前に起きたからと言って同じことが起きると言い切れるのか?
そう思ってしまうのがこの認知の歪みの特徴でもあるので、確かにそう考えると怖くなって冷静になれなくなってしまうのですが。
そこを冷静になって考えてみるという事です。怖さのせいで論理的な思考が破たんしてしまっていませんか?
前と今回は、例えシチュエーションが似ていたとしても同じ場面ではあり得ません。
確かに同じ結果になりやすいかもしれませんが、必ずそうなるとは言い切れないはず。

・過去の失敗経験があるなら同じ失敗しないように対策が立てられるのでは?
以前に失敗したなら、次も同じ失敗をしてしまう前に回避できる確率が高くなっているはず。
「あ、これはマズイな」と気づけるはずです。
なら、逆に一度失敗しているからこそ次は成功できるのではないでしょうか。

・関連性なんてない。
世の中に『絶対』なことなんてほぼありませんよね。
だとしたら毎回が偶然起きたことであって、そこに関連性を見出してしまうのは人間の悪いクセです。
『二度あることは三度ある』という諺だって本来の意味は、
同じ失敗はしやすいからそうならないように気をつけなさいね。
という、まさに注意することで同じ失敗は防げるという勇気の出る言葉なんですよ。

・自分の常識だけで決めつけずに情報をたくさん集めろ。
自分一人で考えられることなど限られています。特に失敗した経験があるとネガティブな方向に進みやすいのは当たり前です。だったら、たくさんの人や専門家に意見を聞いて、色々な情報を総合的に判断した方がよっぽどいいのではないでしょうか。客観的なアドバイスは思いもよらぬ解決策を与えてくれるかもしれません。

・「どうなりたくないか」ではなく「どうなりたいか」を考える。
『過度の一般化』は未来に対する恐れが根底にある場合が多いです。
逆に考えてみます。恐い未来に固執するのでなく、楽しい未来を想像する。
そうすれば「こうすれば楽し未来にたどり着けるかもしれない」とポジティブな方向性の思考が始まります。
人間の行動力の源は『快』への欲求です。
自分が思い描く明るい未来へ向かう力はネガティブな思考を吹き飛ばすほどのパワーを与えてくれます。

ということで今回は『過度の一般化』に対する反対意見を思いつくまま挙げてみました。
少しでも、納得できるものがあって、少しでもこれまでと違った考え方ができるきっかけになれば幸いです。


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