2018年12月23日日曜日

師走


12月も中旬になり、ここからはクリスマス、お正月と雪崩式にイベントがやってきて、気が付くともう年が明けていきます。
つまりは年の瀬待ったなしといった感じです。

『年の瀬』という言葉の由来自体が『切迫した時期』であったり、江戸時代には年内のツケを返すために奔走する時期だったりします。
タイトルにもある『師走』も『師(僧)が走り回るほど忙しい』という意味ですし、ともかく何やら慌ただしい気分にさせられる時期であるこ

とは間違いないようです。
この時期になるとカウンセリングのテーマもそれに見合ったものが多くなります。

この一年を振り返っての反省
今年が終わってしまう焦燥感
来年を見据えた人生計画

今年が終わり・来年が始まる、という状況に対しての様々な悩みが語られます。

「来年に向けて頑張るぞ」的な、前向きな悩みなら本人にとってもポジティブな相談になることが多いのですが、
「今年一年駄目だった……」的な、自己否定傾向の相談の方が毎年多い印象です。

反省することは悪いことではないですし、その気持ちが未来へのエネルギーとなるなら問題ないのですが、
『駄目な自分探し』が目的になってしまうのは勿体ないですね。

そもそも一年の節目とはいっても、社会的な定義としての『一年』という単位の切り替えでしかないので、
我々個人単位での変化や成長の節目とする必要はないはずです。
でも世間が年末ムードを強要してきますからね、どうしても焦る気持ちや湧き上がるのも仕方もないことかもしれません。

そんな時はこう考えてみてください。
「自分はどうしたいのか?」

単純だけど大切なことです。
「なぜ駄目だったのか」
「どうしてあの時あんなことをしてしまったんだ」
そんなふうに過去に目を向けることも必要ですが、
気持ちが落ち込んだり焦っている時は、どうしても自己否定の方向に向かいやすくなります。

だから、未来に目を向けるのです。
それも、自分の気持ちに正直な未来へ。
そこで出てきた気持ちが、自分の正直な気持ちであり、本来の自分の姿であり、未来への生きる活力となります。

今の時期のカウンセリングでは、未来への気持ちを大きくすることで、
残り少ない今年一年を綬日して過ごす方法や、来年に向けてのエネルギー補給などを行うことも好まれます。
勿論相談者さんのタイミングや希望が最優先ですが、そんな視点もあるという事を知ってもらえるだけでも意味はあると思います。


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