2015年9月4日金曜日

きょうだいってどんなの?



今日、知り合いのご兄弟にお会いする機会がありました。
私は一人っ子なので、兄弟というものがとても不思議に感じます。

自分と近い年齢で似た容姿の人間がいるというのは一人っ子の私としては、どのような感覚なのかが想像もつかないんですね。
しかも、同じ家庭環境で育つにもかかわらず成長するにつれて個性が違ってくるというのも不思議です。

少し話は飛びますが、
『性善説』と『性悪説』という考え方があります。
(これ、人は生まれながらにして『善』なのか『悪』なのか、という命題と誤解されがちですが厳密に言うと実はそうではなく、孟子と荀子がそれぞれ、人は生まれつき善でも成長に伴い悪行も覚える、というのと生まれつき悪でも成長と共に善行も覚える、という意味です。)

人には生まれ持った性格があるという考え方がありますが、私は生まれつきの性格よりも環境因子のほうが性格形成には遥かに影響を及ぼすと考えています。
そして環境因子の中でも、親の影響が多大にあると思います。
ならば、同じ親に育てられる兄弟に違った個性が生まれるというのがとても興味深いと感じます。

カウンセリングという職業をしていると、『兄弟』がテーマとなることも少なくなりません。
そこでは様々な兄弟の形やそれに伴う感情が語られます。
家族としての愛情もあれば、ライバルに対しての対抗心、相手が優秀なら劣等感、またその逆なら優越感。
そして、自分と似た存在だからこその嫌悪感など。

そのどれも、兄弟のいない私には経験のない感情です。
だからこそ、カウンセリングの場で兄弟がテーマとなった時にも、自分の持つ先入観や価値観が邪魔をせずに相談者の独自の感覚に理解を示すことができると考えれば、カウンセラーとしては恵まれているのかもしれません。

一人っ子だったので親の愛情は独り占めでした。たるみでした。

 
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