2016年4月7日木曜日

映画『タクシードライバー』感想


今日は私の趣味のお話。
久しぶりに映画を見ました。といっても家でDVDですけどね。
作品名は
『タクシードライバー』
説明の必要もないほどメジャーな作品です。
1976年の米映画。
監督はマーティン・スコティッシュ。
私のフェイバリット映画である『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の監督でもあります。
そして主演はロバート・デ・ニーロ。
デニーロ好きなんですよ。
そのデニーロの若き日の主演作。

まだ見てない人がいたらネタバレになりますので内容は控えますが、
この映画の見所は何と言っても、デニーロ演じる主人公トラヴィスの『狂気』。

当時のアメリカ社会が抱える闇を描いた物語であるとともに、
青年の心の闇を非常に丁寧に描写している。

孤独、不安、存在意義。そこから生まれる葛藤、怒り。
そういったテーマが主人公であるトラヴィスを突き動かしており、
その行動はまさしく狂気と言う他ない。

そしてこの作品のもう一つの大きなテーマが
『異常』と『正常』の分かれ目。
社会に居場所を見つけられずに狂気を持った人間を、社会が、世間がどのように判断するのか。
そんなある意味では皮肉がこの物語の面白さの一つでもあると思います。

当時のアメリカの社会を背景としたこの物語だが、
孤独や自尊心というテーマは現代の方がより我々の身近にあるテーマとなっているのかもしれないと、2016年にこの映画を見てふとそう感じました。 


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