2015年5月18日月曜日

「きっと誰かがやってくれるだろう」という心理

『大阪都構想』は反対意見多数で実現しなかったようですね。
私は出身が関西なので、地元の友人と話していると話題に上がったこともあったので密かに注目していました。

前予想では賛成派も多いようでしたので実現するのかと予想していたのですが、結果はこの通り。
少し調べてみたところ、20代から30代の世代は賛成意見が多かったようです。ではなぜそれが反映されなかったのか。

「賛成だったのに、投票に行けばよかった」
「よくわからなかったので投票しなかった」
「もう一度投票させてほしい」

投票後の今になってこのような声が多いようです。
つまり、賛成だったけれども投票にいかなかった層が多いようです。
どうして賛成なのに積極的に参加しなかったのでしょうか。

若い世代の政治への無関心が度々問題視される昨今ですが、その原因にはさまざまな原因が相互的に絡んでいるのでしょう。
そのひとつに予想されるものとして

『傍観者効果(リンゲルマン効果)』というのがあります。

これは、自分以外にも傍観者が居るとき、その傍観者が多いほど個人の積極的な行動が起こりにくくなる、という心理効果です。

どうしてそのようなことが起きるのでしょうか。大きく3つの理由があります。
①自分一人特出した行動を起こさずみんなと一緒のことをしておけば、責任は皆にあるので自分は悪くないだろう、という考え。
②もし自分が行動して失敗した時、周囲から非難されるのではないかという恐れ。
③みんながやってないんだからさほど緊急な事態でもないのだろう、という間違った解釈。

実際、殺人事件で被害者の悲鳴を聞いた人が多数居たにもかかわらず、誰も通報しなかったというケースもあります。
みんな、 
「誰かがやってくれるだろう」と自分がその誰かになることを避けようとする傾向にある
ということです。

もっと日常的な場面でも、会議の場などで少人数なら意見が飛び交うのに大人数になるととたんに口数が減る、なんてこと経験あるのではないでしょうか。
私も講師をしていて、「誰か質問ありますか?」と全員に問いかけても無反応なのに、「○○さん質問ありますか?」と個人に尋ねると皆さん発言してくれるものです。

ここでひとつ日常で役立つ、『傍観者効果』に困らない方法を。
もしあなたが人通りの多いところで襲われたり急な体調不良など緊急事態になったとき。
「誰か助けて!」
ではなく
「そこのあなた、助けてください!」
相手をしっかり指名してみてください。
すると、『その他大勢の傍観者』で居られなくなった人は結構な確率で介入してくれます。

「そこのあなた!背が高くて帽子かぶった、青いシャツの。そう、あなたよあなた!助けてー!」
こんな風に指名されると反応しちゃうし、確かに無視しづらいし何とかしてあげたくなってしまいますよね。

緊急事態にはぜひお試しを。


「そこのイケメンなお兄さん」て聞こえると振り向いちゃうけどいつも人違いで恥ずかしいたるみでした。


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