2015年5月29日金曜日

試行錯誤

私は現在、カウンセラーとしての業務の他にカウンセラー育成も行っています。
カウンセリングの勉強はしたものの現場に活かすには技術や練習に自信がない、そんな方たちのサポートというのも、現在臨床を行っている者の役割として啓蒙という意味でも大切なものだと思っています。

カウンセリングの効果的なトレーニングは色々とありますがそのひとつとして、自身の行ったカウンセリングを客観的に見るというのが効果的とされています。
つまり、『振り返る』ということですね。

そもそも学びには大きく4つの段階があり、
新しい知識(技術)を『知る』
それを実際に『見る(経験する)』
そして自分が『行う』
自分の行ったものを『振り返る』

この4つがカウンセリングだけでなく学習には共通する不可欠なものだと考えます。

そういうわけで、その『振り返り』を効果的に行うためには、育成する側にも必要な準備というものがあります。例えばビデオや再生機器ですね。

私は今それを、手持ちの機器で行えるようやり方を模索しています。
その為に今日は大須の電気屋街へ足を伸ばしモニタやケーブル、接続のためのコンバータ等を探していました。
なかなか見つからず、気の早い真夏日にも苛まれ汗だくでした。
にもかかわらず、結局今日は残念ながら満足いく結果は得られませんでした。

こういった試行錯誤の末の成功というのは喜びもひとしおです。

カウンセリングでもクライエントは自分の問題の解決や望みを叶えるために様々な試行錯誤を重ねて、それでも叶わない、解決しない時にカウンセリングという手段を選ばれる方が多くいらっしゃいます。
カウンセリングを選択するという行為は、決して他力本願ではなく、解決のための自発的な一手です。

そしてまたカウンセラーも安易な解決方法を与えることはしません。というよりも出来ないのです。
その人の望む解決の姿は本人にしかわからず、他人が与えた解決や成功などでは満足を得られません。
自分で手に入れて始めて意味を持つものだからです。

だからこそ、カウンセラーは共にクライエントだけの成功の姿を探していく。
そしてその方法を共に模索していく。
カウンセラーはお悩み解決人ではなく試行錯誤するクライエントの協力者・サポーターなのです。

明日も試行錯誤するぞ!たるみでした。

※お知らせ
教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。



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名古屋 栄カウンセリング
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