2016年8月16日火曜日

SMAPに何が起きたのか


驚きましたね、数か月前の謝罪会見で一旦は落ち着くのかと思われたSMAP騒動、まさか解散という結果になるとは。

解散に至った経緯には『裏切りに対する許せない思い』というものがどうもトリガーとなってしまったように見受けられます。

※勿論私は真実を知っているわけでも事情通というわけでもありませんので、あくまで報道されている情報を受けての見解です。
付け加えるなら、『誰が悪い』という話をしたいわけでもありません。ただ、今回の騒動に対する私の感想と受け取っていただけるよう願います。

『許せない』『怒り』『憤り』などはとても強い感情です。
湧き上がってしまえばなかなか冷静にもいられなくなるし、大きな決断にも影響を与えるものでしょう。

しかし、実はそれは本当の感情ではないように私は思います。
『怒り』『悲(哀)しみ』『楽しさ』『喜び』
これらを基本として、人間の感情はとてもたくさんに分類できます。
『悲しい』でも、『寂しい』『悔しい』『辛い』『情けない』『惨め』『空しさ』など、挙げればきりがないほどに細分化することができます。

ですが、それら感情の一番根っこ、最深部にある感情は『欲求』ではないかと考えます。
『欲求』つまり『○○してほしい』『○○を得たい』。そんな『○○』に当てはまるのは、
『愛してほしい』『求めてもらいたい』『承認を得たい』など、
『他者に受け止めてもらえることに対する欲求』が最も根源的な感情なのではないかと思います。

そうなると、『怒り』というのは、表面的な感情であって、本質ではないのではないかと、そう考えます。

わかりやすい例を一つ。
これは企業へのセミナーなどで『クレーマー対策』の中でお伝えしている事例なのですが。
何かお客様にとって気に入らないことがあり、その件について謝罪や説明を求めてくる。
そんな対応として、理路整然と説明義務を果たしたが、逆にお客様は怒りをヒートアップさせてしまい収拾がつかなくなる。

こんなケース、接客業を経験された方であれば思い当たることもあるのでは。
この時、お客様の心では何が起きているのでしょうか。
はじめは、『気に入らなかった出来事に対する怒り』がまず出てきます。
しかしその出来事が怒る必要のない勘違いだったと判明しても怒りは収まりません。
なぜなら、本質は『怒り』ではなく『自分の言い分を受け入れてもらいたい』『自分の立場を優位にしたい』という『欲求』が満たされていないからです。

『怒り』が表面的な感情であること、わかっていただけたでしょうか。

では、SMAPの場合はどうでしょう。
「仲間だと思っていた人が自分を裏切った。許せない」
これが表面的な感情。
しかしその本質には、
「自分の思いを共有してほしかった」
「自分と同じ気持ちを持って認めてほしかった」
そんな思いが根底にはあるのではないでしょうか。

そう考えると、とても悲しいことだともいます。
『認めてほしい』『受け入れてほしい』と願うのは、相手に好意を感じていたからこそ、それが満たされなかった時の反動で大きな感情となります。

つまり、不仲なのではなく、相手を求めていたからこそ、受け入れてほしかったからこそ、起きたすれ違いなのではないでしょうか。

メンバーに昔にもらった財布を使い続けていた、というエピソードがあるそうです。
きっと、まだ子供時代から長い時間同じグループとして活動していたからこそ、計り知れない信頼や親密な関係が確かにあったのでしょう。

だからこそ、表面的な感情のすれ違いでその関係が終わってしまうというのなら、それはとても悲しいことだと思います。

私は、SMAP全盛期の世代です。
その一時代の終焉、個人的にも残念でなりません。


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