2016年12月11日日曜日

共感性羞恥とは


今日、用事があってガイシホールの周辺を夕方に車で通ったんですよ。
いつも混んでいる道ではあるのですが、今日はひときわ渋滞してました。
あとで知ったのですが、DREAMS COME TRUE(ドリームズカムトゥルー)のライブが行われていたそうで。
会場の建物に入りたい車と直進したい車と徒歩で会場に入ろうとする人、更には周辺でうろうろしている人たちが混在してちょっとしたカオス状態でした。

そんな時の名古屋のドライバーは遠慮がありませんね。
クラクションが至る所で鳴り響いていました。

私、クラクションって苦手なんですよ。
自分が鳴らされたのでなくても、鳴らされている人を見ると居た堪れなくなってしまいます。

最近ある番組で紹介されて話題になっている言葉があるそうです。

『共感性羞恥』

説明としては、他人の失敗や、窮地を自分に起きたことのように感じるもの、
という事らしく、ドラマやバラエティでも恥をかいている様子や、この後恥ずかしいことが起きるのだろうと予想できてしまうと、自分も恥ずかしくなってしまい見ていられなくなる。
そんな現象のことらしいです。

皆さんは経験ありますか?
羞恥に限らず、他者の感情と同調してしまったり同じ気持ちに引きずられてしまったりすること。

この『共感性羞恥』という言葉、心理学の分野では聞いたことがない言葉なのですが、
(私は聞いたことがないだけであるのかもしれませんが)
近い現象としては『共感』が挙げられるかと思います。

この『共感』というのは心理学では重要視されていまして、近い言葉では『感情移入』や『同情』があります。
自分の感情と他者の感情を『同一視』や『投影』をしてしまうことで、
それは結局のところ、相手の気持ちを理解しているのではなく、「自分だったら」と自分事として捉えてしまっている状態です。

これは、『自』と『他』の区別がつけられていない状態であり、感情に混乱が起きてしまうことがあります。
そしてそれは、自分の感情も他者に押し付けてしまうという傾向でもあります。

大切なのは「あなたと私は別の存在」だということをしっかり区別できていること。
冷たく聞こえてしまうかもしれませんが、

「あなたと私は一緒だからあなたの気持ちはよくわかるよ」
というのは実は、わかったつもりになっているだけの無責任な共感の仕方になってしまいます。

「あなたと私は違う存在だけど、あなたの気持ちを理解するよ」
というのが本来の人と人のわかりあい方として正しいとされます。

自分の感情は自分だけのもの。他者には扱えるものではありません。
だからこそ自分の感情に責任を持って、自分で扱わなければなりません。

我々カウンセラーは、『共感』的にクライエントさんに関わる事を大切にしていますが、決してクライエントさんの感情の責任を背負って奪ってしまうようなことはしません。
表面的にわかった気になって誤魔化すこともしません。

クライエントさんの感情を尊重して、世界でただ一つの大切なものとして扱います。
そうすることで、クライエントさんは自分の気持ちに責任を持ち、きちんと自らを受け入れることができるようになります。

自分の人生なのだから、他者の人生を必要以上に背負ったり、自分の責任を任せたりせず、自分の人生を思いっきり楽しみたいですね。


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